今回、最初にストーリーの元にしようとしたのは、「エヴァンゲリオン・ネバーエンディング・ストーリー」の中の一遍、「終わる世界の物語」です。 その話はいわゆる学園物で、自閉症のシンジが心理療法を受ける事になり、バーチャル・リアリティ・シミュレーションでエヴァ世界を疑似体験する、というもの。 バーチャル・リアリティ・シミュレーションか…「その後の超人機〜」で使ったネタだなあ…また使うのも何だかなぁ…。 「不機嫌なエヴァ」以上に構想で悩みました。 何か、使ってないジャンルってあったかなあ?…回帰もの、断罪もの…女装シンジは使ったし…残るはスーパーシンジか? そんなある日、特撮作品のOP・ED曲を聴いていた時に、耳に何かが飛び込んできました。 ♪地獄が見えたあの日から、俺の身体に吹く風は 復讐の風〜「アスカーッ!!」熱い風〜 その特撮作品は「快傑ズバット」でした…。 と言う事で、「アスカーッ!!」というその非常に小さい針の穴を一点突破で突き進んでしまいました。 (うーむ…「相田の拳」よりひどいな…この分だと、キカイダーやメタルダーもネタになりかねないぞ…。) ただ、それだけだとあまりにあんまりなので、元々の骨子「終わる世界の物語」でのバーチャル・リアリティ・シミュレーションに絡んだオチをつけました。 こうして、「終わる世界の物語」から発展して「快傑ズバット」が元になったこの作品が完成した訳です。 さて、次の妖夢幻想はいったい誰が主人公になるのでしょうか…。