今回、最初にストーリーの元にしようとしたのは、「エヴァンゲリオン・ネバーエンディング・ストーリー」の中の一遍、「不機嫌なエヴァ」です。 その話はサード・インパクト後のアスカ主人公の物語なのですが…人類は破滅したがまだ死に絶えてはいなかった、という北斗の拳みたいな世界を設定しているのです。そして、アスカの運命のあまりの悲惨さに 「こんなの元にしてストーリー作れるかっ!」 となって、なかなか構想できずにいました。 また、この「エヴァンゲリオン・ネバーエンディング・ストーリー」はGAINAXとは全く無関係に「エヴァ」を題材にして造られた創作なので、それを加工無くそのまま使うという事に抵抗感がありました。 で、結局、ストーリーを元にできないなら、設定を何とか使い、誰かを主人公にして北斗の拳みたいな物語にしてしまおう、と考えました。 北斗の拳のキャラクターと言えば主人公のケン(シロウ)、その初期の宿敵で南斗聖拳のシン、ケンの友となって後に壮絶に散る南斗水鳥拳のレイ、ケンの兄弟子のトキ、ラオウ(またの名を拳王)などが有名ですが、よくよく思い返すと、第二部にアスカという少女も出てきたような…あれ? レイ→レイ アスカ→アスカ シン→シンジ ケンシロウ→ケンスケ トキ→トキタ(時田) アミバ→アオバ(青葉) リューガ→ヒューガ(日向) マミヤ→マヤ コウリュウ→(冬月)コウゾウ 拳王(ケンオウ)→ゲンドウ なんだ、結構似た名前があるじゃあーりませんか!(ユリア→マユミとアイン→加持だけは例外) と言う事で、似た名前がある、その理由だけで突き進んでしまいました。(「リリ見て」に似てますな。) こうして、「不機嫌なエヴァ」から発展して「北斗の拳」が元になったこの作品が完成した訳です。 決して「北斗のEVA」というフラッシュ動画をNETで見て思いついたわけではありません。 さて、次の妖夢幻想はいったい誰が主人公になるのでしょうか…。