鋼鉄の処女

第5章 二人で迎える夜

【シンジの自宅・居間】
 アスカはシンジに覆い被さるように迫ってきた。
 「料理って汗かくよね、ベトベト。」
 「うん……。」
 「ねえ、お風呂入ろう。」
 「あ、どうぞ、お先に。」
 「二人で入るんだってば。」
 「えっ?」

【シンジの自宅・風呂場】
 「じゃーん!」
 「なんだ、水着か……。」
 *「ヌードだと思ったのに、なんだ、水着か…。」  ※「ヌードじゃなかったからと言ってなめるな!」
 「漫画でこういうシーンあるじゃない。一度やってみたかったんだ。」  「そう……。」  「どう、嬉しい?」  「恥ずかしいよ……。」  「なんだか子供のカラダを洗っているみたい。」  「アスカ。」  「なに?」  「アスカは頑張っている、僕は応援しているよ。」  「そう、ありがとう。」  「うまく言えないけれど……アスカの事、いいと思う。」  アスカはシンジを背中から抱きしめた。  「シンジは私の事が、好きなんだよね。」 【シンジの自宅・シンジの部屋】  「シンジが紳士だって信じてるからね。」
 *「新人歌手新春シャンソン賞。」  ※「ジス・イズ・早口言葉!」
 「うん。」  シンジとアスカはシンジのベッドに二人で入った。  「おやすみなさい……。」  「おやすみ……。」  アスカ、そしてシンジも眠りに落ちていった。
 *「このカイショナシ!」