今回の緒言:「お姉さま…。」 「ええ…帰ってきたんだわ、地球に…。」 作者「あ、違った。チャンネル切り換えて、と。」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― シンジが全ての存在を拒絶した為、世界は一つになってしまった。 人類のATフィールドは中和され、その魂はLCLへと還元される。 どこまでが自分で、どこからか他人かわからず、他者を認識する事ができないこの世界では、 一人になる事も無い。 自らが生み出したこの世界でさらにシンジは何を望むのか? ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 一頁目 シンジのいない世界 「NERVやエヴァなどの存在が全て消され、第三新東京市にはありふれた日常が広がっています。 アスカ・レイ・トウジ・ケンスケ・ヒカリが楽しげに話す中、カヲルが転入生として紹介されて さらに盛り上がる。だが、どこを見回してもシンジの姿は無いです。 悲しい事に、シンジは自分一人だけがいなくなる世界を選択してしまったのです。」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 二頁目 アダムとイヴ 「あらゆるものの存在を拒絶したシンジによって人類補完計画が発動、‘人’の魂は一つとなって しまいました。全てが終わった後の地球にはLCLの海が果てしなく広がっています。 そこに横たわる二つの影は、新世界のアダムとイヴです。 もちろん、アダムはシンジ、そしてイヴはシンジが一番好きな人。 二人はここで永遠に幸せに暮らすのです。」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 三頁目 LCLの海 「世界の行く末を見守りながら、LCLの海を一人歩いていくカヲル。 新世界に生き残ったのは、唯一シンジを受け入れたカヲルだけだったのです。 ‘人’の魂は一つとなり、シンジ自身も消えてしまうという悲しい結末です。」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 最後の頁 首を吊っているシンジ。 「ガビーン!」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 今回の結言:お題は「こんなエンディングは嫌だ。」