碇シンジ幻想計画

第弐拾参話 とぎれた、想い

今回の緒言:さようなら、ミサトさん

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突然、第16使徒・アルミサエルが出現した。
先の戦いでアスカは精神汚染により再起不能、そしてエヴァ初号機はまだ凍結解除されていない。
従って、迎撃に出撃できたのは零号機だけだった。
「レイ、しばらく様子を見るわよ。」
「いえ、来るわ。」
アルミサエルは零号機のATフィールドを易々と突破し、零号機に物理的融合を図ってきた。
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苦痛と快楽の中で、レイは使徒の‘意志’を感じる。
だが、レイが指摘した‘寂しい’という想いは実はレイ自身の想いだった。
そして、自分の想いがシンジを傷付ける事になると知った時、レイは決断した。
「レイ…死ぬ気?」
シンジを守る為、レイはアルミサエル諸共自爆する道を選んだのだ。
第三新東京市と共に光と熱になり、彼女は消えた。
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トウジ、アスカに続き、レイまで失ってしまったシンジ。
「ミサトさん…出ないんだ、涙が…悲しいと思ってるのに…どうしてなんだろう…。」
「…シンジくん…今の私には…こんな事しかできないわ…。」
ミサトはシンジの手を握った。そして、いきなりシンジにキスしながらベッドに押し倒した。
ミサトは自分の身体でシンジを慰めるつもりなのだ。
「ホントにゴメンネ…こんな事したって、何も解決しないのに…。」
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「ミサトさん…一時でいいから…何もかも忘れさせて下さい…。」
シンジはミサトに縋った。一時の快楽でただ時が過ぎ去ってしまえばいいと思った。
“我が人生に一片の悔い無し!!”
その想いを胸に、ミサトはシンジを優しく包み込んだ。
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「ウフフ、シンジくんたらあまえんぼさんね。お姉さんが教えてア・ゲ・ル………。」
枕を太腿に挟んで身悶えしながら妖しい寝言をほざくミサト。
その時、一発の銃声がコンフォート17に響き渡った…。
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今回の結言:このゲームってヌードが多目だけど、年齢制限ってあったか?