今回の緒言:♪カゲ!カゲ!カゲ!キュッキューン!カゲスター! ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 突如、第三新東京市の上空に出現した、第12使徒・レリエル。 アスカは独断先攻したが、レリエルの暗黒の影に飲み込まれそうになった。 だが、アスカのピンチにシンジが駆けつけ、エヴァ弐号機を外に放り出した。 その代わり、初号機はレリエルの影に没してしまった。 何故かその手は沈み際にパー・グー・チョキになったが…。 アスカとレイは無念の思いを胸に、ミサトの後退命令に従うしかなかった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 黒い影に埋もれたのに、その中は何も無い真っ白な空間だった。 “ここはどこ?” 「ここは、天国だよ。」 “天国っていい所?” 「ああ、とてもいい所だよ。」 不安を紛らわす為にくだらないネタを考えるシンジ。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 一方、初号機のコアの中では…。 「いよいよ初出演だわ。」 緊張の面持ちのユイ。と、そこへ何かを持ってやって来た作者。 「これがウィッグと脚本です。」 脚本を読んだユイの表情が変わった。 「…ちょっと、こんなの聞いてないわよ!」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「でも、原作がそうなっているので…大丈夫です、透過光でボカしますので厳密には見えません。」 「………わかったわ。シンジの為だもの…脱ぎます。」 ユイはウィッグをつけると全裸になった。 だが、その内心は…。 “庵野…殺す!!” そして、シンジはユイとの束の間の邂逅を果たし、初号機はレリエルを引き裂いて脱出した。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 今回の結言:いくらエヴァが好きだったからとはいえ、あれはいくらなんでも…