碇シンジ幻想計画

第拾弐話 パーティーは誰がために

今回の緒言:♪ごきげんよう、Party Night

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ミサトは突然ゲンドウに呼び出された。
今度は何を怒られるのかと思いきや、ゲンドウの口から出た言葉は…。
「葛城一尉。現時刻をもって君は三佐に昇進だ。」
それを聞いたミサトは一瞬呆気にとられた。
だが、無言のままのミサトは次のゲンドウの言葉に顔を引き攣らせた。
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「………不服か?」
「いっ!?いい、いいえっ!有難う御座います!!」
「今後も頑張ってくれ給え。期待しているぞ。」
「はい!」
「以上だ。下がっていい。」
だが、事態はそれだけでは済まなかった。
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<葛城一尉昇進祝賀パーティー会場>
何と冬月が幹事になってミサトの昇進を祝うパーティーが開かれていた。
だが、参加者達はミサトを労うよりも、料理やお酒の方に目が眩んでいるようだ。
しかも、各自一つずつプレゼントを持ってくるように、とのお達しが出ていたが、
それはミサトへのプレゼントではなかった。
プレゼントが全部テーブルに置かれると、いきなり抽選交換会が始まったのだ。
どうやら、NERV職員の士気を高める為のダシに使われてしまったようだ。
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「一体誰の為のパーティーなのよぅ…ふん、いいもん、こうなったら思いっきり騒いでやる!」
ミサトは自棄になってマイクを握るやカラオケを熱唱し始めた。
歌う曲は…サイボーグ009<誰がために>
♪夢見て走る死のこ〜〜〜〜〜〜〜(息継ぎ)、おや〜
                     (ここで一同ズッコケ)
「何だったんだ、今の間は?」
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今回の結言:ネタの使い回しだ…。