今回の緒言:これって、バレンタイン・デーから数年遅れて始まったんじゃなかったかな? ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 今日は待ちに待ったホワイト・デー。 誰が流行らせたか知らないが、聖バレンタイン・デーにチョコレートを貰った男性が女性に 贈り物と同時に返答する日。 夕方、指定した喫茶店でシンジを待つレイはビスチェにミニスカートという悩殺ファッション。 シンジを何が何でもモノにしたいという想いが見て取れる。 “碇くん…来てくれるかな?” シンジが約束を勝手に反故にしたりしない誠実な人間とは知ってても、恋する乙女は不安だった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― そして、約束の時間丁度にシンジはレイの待つテーブルに現われた。 「来てくれてありがとう。」 「うん…あの、早速だけど、これ…。」 シンジがレイにリボンでラッピングされた紙袋を差し出した。 その中に入っていたのはマシュマロ………とキャンデー………とクッキーだった。 レイは思わず首を傾げた。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「…碇くん?」 「あ、あのね、どれが正しいのかわからなかったから、全部買ってきたんだ。綾波の為だけに。」 レイにはシンジの最後の言葉だけで充分だった。 「碇くん…私…とっても嬉しい…。」 レイはシンジの手にそっと自分の手を重ねた。その時。 「はっ!殺気!?」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― シンジが振り向くと、憤怒の表情のアスカが喫茶店の入り口に立っていた。 「ア、アスカ!?」 「…うぅぅ…男なんてえぇぇぇ!!」 いきなり喫茶店の椅子、いやテーブルを頭上に持ち上げたアスカ。 (…以後の惨劇は描写に耐えないのでカットします。何卒ご了承下さい。) とりあえず、LRS完成………か? ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 今回の結言: 今回のアスカのアクションのモデルは何を隠そう三宅○○○…