綾波レイ妄想計画

第21話 バレンタイン・デー

今回の緒言:'05年夏、がんばれマリーンズとか言ってたらホントに優勝しちゃったよ

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今日は聖バレンタイン・デー。
誰が流行らせたか知らないが、女性が愛する男性にチョコレートを贈って想いを伝える日。
X'mas然り、義理チョコ然り、外国の風習を自分勝手にアレンジしてしまうのは日本人の
長所なのか短所なのか。
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まあ、そんな事は恋する乙女にはどうでもいい訳で、今レイは可愛いフリルのドレスで着飾って、
シンジ宅を目指していた。
勿論、手作りのチョコレートを手渡す為である。
本当は誰よりも早く渡したいのだが…。
“碇くんの隣に赤毛女が住んでいるけど、それも神様から与えられた試練。ファイトよ、レイ!”
などとわけのわからない決意を胸に、レイはシンジ宅へやってきた。
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そして、シンジにダイニングに通されると、そこにはやはりアスカがいた。
“やっぱりいたわね、赤毛女!”
“今更来ても遅いわ。シンジには私の手作りチョコをイの一番にあげたんだもの。”
“順番なんか関係ないわ。大事なのは、碇くんがどっちのチョコを気に入ってくれるかよ。”
睨み合いは続く。二人の間の火花でチョコレートも融けそうだ。
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そしてチョコレートを食べたシンジから出た言葉は…。
「やっぱり、母さんのチョコレートが一番おいしいな。」
思わずテーブルの上で突っ伏すレイとアスカ。
乙女心をわかってないシンジであった。
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今回の結言:これがデフォルトのシンジ