今回の緒言:今度は銭湯だー! ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― リツコ宅の湯沸かし器が故障してしまった。 ということで、今夜は銭湯にやって来たリツコとレイ。 「銭湯なんて随分と久し振りだわ。そう言えば、レイは初めてかしら?」 「はい。」 (えー、二人の入浴シーンですが、都合により、カットします。あしからず。) 先に出たレイは外で待っていた。 夏なので洗い髪が芯まで冷えたり小さな石鹸がカタカタ鳴る事も無かった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― と、不意に誰かが声を掛けてきた。 「綾波?」 「あ、碇くん…。」 「綾波もここに来ていたの?」 見ると、シンジも風呂桶と入浴セット一式を持っていた。 「碇くんもだったんだ。」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「ウチの湯沸かし器が故障しちゃってね。」 「ウソ!?私も同じ理由よ。」 「へー、そうだったんだ。奇遇だね。」 「ホントに。」 “碇くん、隣の湯船にいたんだ…。” 何を想像したのか知らないが、レイの顔は赤くなった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「綾波、顔が赤いけど大丈夫?湯あたりしたんじゃ…。」 「ち、違うわ…お風呂入った後こんなカッコだから…。」 レイが着ているのはサマーセーターとロングスカート。 銭湯から戻る途中に湯冷めしないようにとリツコから言われて着て来たのだが、裏目ったようだ。 その夜、何故かレイは熱を出して寝込んだ。 “碇くんに会えたからいいの…。” ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 今回の結言:はじめてのせんとう…いや、何でもない