綾波レイ妄想計画

第17話 年越し

今回の緒言:柳生兵庫介年越し、なんつって

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今年もあっという間に大晦日。
シンジ宅では年越し蕎麦をゲンドウが手打ちで作る事になった。
それを聞いたレイはキャミソールとパンツという活動的な服装でお手伝いにやって来た。
蕎麦粉を形にしてこねるのは力がいるのでやはりゲンドウとシンジが担当。
こねた蕎麦を薄く延ばすのは繊細なタッチが要るのでユイが担当。
と言う事で、レイは麺帯を包丁で切る係となった。
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ゲンドウは見事な手捌きで蕎麦粉を形にすると、シンジと交代交代でこねていく。
「頑張って、碇くん。」
「うん、任せて。」
「むう…私は応援してくれないのか?」
「あら、あなたがこね出したら私が応援しますよ。」
「おお、そうか。よし、交代だシンジ。」
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ユイの言葉に調子よく反応してシンジと交代するゲンドウ。
「あなた、しっかりね。」
「おお、頑張るぞ。」
さて、蕎麦がこねあがると、そこからは女性陣の出番だ。
ユイが麺棒で蕎麦をきれいに延ばしていく。
そしてユイからバトンタッチされたレイはエプロンをつけると、麺帯を上手に切っていく。
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「上手ね、レイちゃん。これならいつでもシンジのお嫁さんになれるわね。」
「か、母さん、なな何言ってるんだよ!?」
「嬉しいです、お義母さま。」
「ああ綾波まで何言ってるんだよっ!?」
「そうだぞ、ユイ。あと4年も後の話だぞ。」
「父さんも!!」
だが、ユイの言葉に浮かれたレイの切った蕎麦は途中から太さがバラバラになっていった…。
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今回の結言:そこに直れぃ!手打ちにしてくれる!