今回の緒言:今回のネタは一部実話です!? ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 明日は第壱中学校の体育祭。 だが6時間目の後のショートホームルームの今、2−Aでは熱い論争が起きていた。 「シャツの裾をブルマーの外に出しているのはみっともないからブルマーの中に入れるように。」 というお達しが学校側から女子に対して出て、それに女子が猛反発したのだ。 「ブルマーのウエストのゴムが見えているのはカッコ悪い。」 というのが女子の意見。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「そんなん、どっちでもええやろが。」 「男子は黙っていなさいよ!これは女子の問題なんだから!」 と、トウジの発言に一斉に女子のブーイング。 「大体、ブルマーが見えないほど大きいシャツ着とったら、だらしないと言われるのも当然や!」 そういう女子もいたという事だ。 なお、普段ワイシャツをズボンの外に出しているケンスケは無言のまま。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― その時、シンジはいいアイデアを思いついた。 「ブルマーに入れるシャツの裾を少しにすれば、弛ませた部分でゴムを隠す事ができる筈だよ。」 黒板に図で説明するシンジ。女子は成る程〜と感心した。 「流石、碇くん。見事な折衷案だわ。」 「ワシと随分反応が違うのぉ…。」 嘆くトウジ。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 翌日。 「碇くん、どうかな?」 シンジの提案した姿で微笑むレイ。 「いや、どうと言われても…。」 普通の体操シャツとブルマー姿なのだが、レイの縋るような瞳にシンジは思わず答えていた。 「き…綺麗だよ。」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 今回の結言:今回のテーマは確か雨宮じゅんも作品でとりあげていた