今回の緒言:♪ババンババンバンバン、あ〜ビバノンノ ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「おめでとう御座います。一等賞当選です。」 ある日、レイはコンビニの福引で湯本温泉の無料入浴券を引き当てた。 ペアでどこでも入り放題、というものだった。 “ペア…誰を誘おうかしら?” などと思ったレイだが、実はとっくに候補は決まっていた。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「碇くん、ちょっといい?」 NERVのパイロット待機室でアスカが席を外した直後、レイはシンジに声を掛けた。 「何?」 「あのね…湯本温泉の入り放題のチケットが2枚あるの…一緒に行ってくれる?」 上目使いでレイにお願いされてシンジが断れる筈もない。 「う、うん…。」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― で、一気に時間は流れて、二人は湯本温泉街にやって来た。何者かが尾行しているとも知らず…。 まずは温泉街の御土産屋さんでウインドウ・ショッピング。レイにとっては生涯初のデートだ。 「碇くん…ここの温泉、入ってみる?」 「うん…そうだね。」 二人がまず入った温泉は…なんと混浴だった。 そして、シンジが先に湯に浸かって数分後、レイが入ってきた。白の水着を着て…。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「あ、あれ…綾波…何で水着で…。」 「男女が一緒に温泉に入る場合は水着を着るものだと赤木博士が…もしかして碇くん…裸なの?」 「う…うん…。」 「そう…それじゃ、私も裸になるわ。」 「いいいい、いいってばっ!」 この後一体どうなってしまうのかっ!? ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 今回の結言:アスカが乱入します