今回の緒言:レイが主役の筈なんだけど…まあ、いいか ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 今日は第壱中学校の水泳大会。 「綾波の胸…綾波の太腿…綾波のふ・く・ら・は・ぎ〜。」 実は第壱中学校のNo.1美少女の呼び声高いレイ。 そのスクール水着姿を写真に収め、それを売って大儲けを企む眼鏡の男子生徒。 スタート台に立ったレイの背後に迫るカメラ小僧…だが次の瞬間! 「星になれっ!」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 2−Aの鬼委員長の鉄拳で彼は空の彼方に消えた。 「ケンスケぇぇぇ!?」 空を見上げるトウジ。 「呼んだか?」 突然反対方向から何事もなかったように現われるケンスケ。 「おのれは妖怪かっ!」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「妖怪と言えば、こんな話を聞いた事がある…。」 夜のプールで誰もいないのに誰かが泳ぐ水音が聞こえる。 何かと思って水面を覗き込むと、いきなり腕が出てきて頭から引きずりこまれそうになる。 そして最後には頭をもぎ取られてしまい、プールは被害者の血で真っ赤に染まったそうな…。 「か、怪談はやめい!」 「ホントにトウジは肝っ玉小さいなぁ。」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― そんなこんなで水泳大会は終了した。 数々のシャッター・チャンスをモノにしたケンスケ。 「これなら新しいレンズどころか新型カメラも買えるぞ!」 既に獲らぬ狸の皮算用状態。 だが、彼の前にやって来たレイは言い放った。 「取り分は9:1よ。」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 今回の結言:今回のケンスケのアクションのモデルは、何を隠そう諸星○○○…