今回の緒言:♪パパンがパン!だーれが殺したクックロビン ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 今年もあっという間に大晦日。 シンジ宅では年越し蕎麦をゲンドウが手打ちで作る事になった。 それを聞いたアスカはキャミソールとホットパンツという活動的な服装でお手伝いにやって来た。 蕎麦粉を形にしてこねるのは力がいるのでやはりゲンドウとシンジが担当。 こねた蕎麦を薄く延ばすのは繊細なタッチが要るのでユイが担当。 と言う事で、アスカは麺帯を包丁で切る係となった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ところが、蕎麦をこねている途中、ゲンドウの腰に痛みが走った。 思わず蹲るゲンドウ。 「すまん…腰を痛めたようだ…。」 ゲンドウがリタイヤした為、手打ち蕎麦は頓挫した…かに見えたが。 「仕方ない、何か手を打とう。」 ゲンドウはどこかに電話して助っ人を頼んだ。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「で、何で私が呼ばれなきゃならんのだ。」 やってきたのは冬月。 「この時期に一人なのは冬月先生しかいないと思いまして。」 “出会った頃から全然変わっとらんな、この男は。” 冬月がゲンドウに出会った時の印象は…まあ、それは置いといて。 「この通りです。」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ゲンドウは手を打って合わせた。 「それで手打ち蕎麦と言いたいのか?」 額に汗を浮かべてあせるゲンドウ。 「お願いします、冬月先生。」 ユイの願いでようやく冬月は蕎麦打ちを手伝うことにした。 結局、冬月は碇一家や惣流親子とともに蕎麦を食べながら新年を迎えたのだった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 今回の結言:今回はゲンドウと冬月が主役みたいになってしまった。