惣流アスカ空想計画

第2話 体力強化訓練

今回の緒言:ラジオ体操第二を覚えている人って、第一を覚えている人よりも少ない筈だ。
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
エヴァのパイロットとなったアスカ。
彼女がNERVに来てやる事は、ハーモニクス・テスト等の実験や様々な訓練だった。
知能強化訓練の担当教官は最上アオイ三尉。
精神強化訓練の担当教官は阿賀野カエデ三尉。
感性強化訓練の担当教官は大井サツキ三尉。
体力強化訓練の担当教官は加持リョウジ一尉。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
今日は体力強化訓練の日。
加持の前に黒のスパッツ・レオタードに身を包んだアスカがやってきた。
アスカの姿を見て、加持は思わずがっかりした。
“レイのように赤のハイレグ・レオタードを期待していたのに…。”
いったい何を考えているのやら。
と、加持はアスカの視線にはっと我に帰った。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「加持さん、何をがっかりしてるの?」
「いや、何でもない。」
「で、今日はこれから何をするの?」
「うん、やはり運動の最初は体操だと思うんだ。そこで…。」
加持はMDラジカセとMDを持ってきた。
「今から流す音楽に合わせて身体を動かしてくれ。身体の動かし方も音楽と一緒に入っている。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「え〜、もしかしてラジオ体操?」
「はっはっは、まあまずは聞いてくれ。」
加持はラジカセのスイッチを入れた。
『ラジオ体操第二〜。』
「えっ?第二って何?」
アスカ、初体験。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

今回の結言:高校の時、第二が正式な体操だった。もう、最初しか覚えてないが。