例によって執筆の動機から。 この作品はキモだめしというか、怪談仕立て?です。そして、怪談と言えば…「終局の続き(仮題)」で冬月が何か言ってましたよね。 冬月 「夏冬お馴染みの怪談物。」 そして、「完結の続き(仮題)」ではその言葉に対して次のような文章が…。 (作者 「いいかもしれないが…元ネタをどうするかが問題だ。」) そう、その時から何か考えていたのです、怪談物を…。ただ、使う元の話をどうするかについて悩みました。 そんな時にエヴァのケータイ用ゲームで「真夏の夜の夢」というのがある事を知りました。 さらに、その内容は「キモだめし」だという事も…。(これは使える…。) ですが、ケータイを持ってない自分は「真夏の夜の夢」をplayできる訳が無い。今のところ、攻略サイトはまだ無いようだし、攻略本も出ていないらしいので、題材の基本ストーリーが把握できない…。 創作意欲はあるがストーリーが作れない、と言う日々が続いていたある日、YUKIさんのマリみて作品の中で「七不思議」という言葉を見つけて閃きました。 「数組のペアに七不思議を体験させよう!」 という事で、執筆が始まったのでした。 次に、内容構成ですが…何しろ「七不思議」ですから、プロローグでどのペアがどこに行くのかがわかったら、ある程度何が出てくるのかわかってしまうかもしれない(特に、女子トイレなんて言ったらすぐに花子さんが出てくるとわかるだろうし)と考えて、初めて分岐(6ルート)を取り入れました。 さらに七不思議に対してそれぞれ1ペアを対応させるには、シンジ達レギュラー・キャラだけでは人数が足りない事から、マナやマユミ等のゲスト・キャラを集結させる事にしました。 特に、今回初登場のマリイ・ビンセンス博士…これは自分のオリジナル・キャラではありません。彼女を知っていた人ははっきり言ってかなりのディープなファンです。自分もある資料を入手して初めて知りました。 また、ヒデコというのも原作に名前だけ出てくるキャラです。第伍話のプールでの女子生徒の声援の中にチラっと出てきます。 「碇シンジ育成計画」公式ガイドブックのスタッフの裏話でヒデコを出そうと考えたがボツったとの事で、こちらで採用させてもらいました。ただし、井戸女に変換しちゃいましたが…。 そして、各ペアがどうしてあの組み合わせになったのか…それはネタばれになるのでここでは秘密にしておきましょう。 という事で、「超人機エヴァンゲリオンPart2」番外編に該当する、かような作品が出来た訳です。 なお、プロローグの一部については「MIDE SUMMER NIGHT DREAM」(作:井上なっさん)を参考にさせて頂きました。 最後に…エピローグの最後にちょっとした仕掛があったりします。(どこかをクリックしてみると…?) さて、次の作品はいったいどのようなものになる事やら…。