贖罪
第8話 外



 表と裏が終わってしまった・・・こっちも早く仕上げないとなぁ〜

 今回のオープニングはK・Oさんの希望を改造しました。



 ぽかぽかしている昼?下がり・・・

 純日本風のお座敷にシンジが正座をしていた。

「どう?・・・痛くない?」

 シンジは優しく訊く。

「えぇ・・・」

 良く見れば、レイがシンジに膝枕をして貰って、更に耳掻きをして貰っていた。

 その様子は、とっても気持ちがよさそうだ。

「じゃぁ、今度は、逆側だね・・・反対の方を向いて」

「分かったわ・・・」

 そして、レイは反対側を向く。

 シンジは、レイのもう一方の耳も掃除してあげた。

「どう?」

「えぇ、良く聞こえるわ・・・今度は、シンジ君の番」

 レイはそう言って、正座をする。

「え?」

「ココに、頭をのせて・・・」

 レイは膝を指しながら言った。

「うん」

 シンジが、少し赤くなりながら、レイの膝に頭を載せた。

 そして、今度はシンジがレイに優しく耳掻きをして貰った。

 シンジは、左右の耳を掃除して貰っていたが、あまりにもぽかぽかと気持ちよかったので、つい寝てしまった。

 しかし、レイは耳掃除があわった後もそのままシンジの頭を自分の膝にのせたまま、シンジの髪を愛しそうに、暫く撫でていた。

 2人の平和な一時が過ぎてゆく・・・



「次は、サハクィエル・・・衛星軌道上から、降ってくる使徒だね」

「えぇ・・・」

「大丈夫かな?」

「たぶん・・・もしもの時は、使徒の落下速度を少しだけ落として、初号機にかかる負担を減らせば、間に合うと思うから・・・」

「今度の父さんの態度と覚悟、その心の持ちようで・・・」

「えぇ、どうなるか・・・」

 二人の顔は、少し暗い・・・

「そろそろ、行こうか」

「えぇ・・・」

 そして、2人は、モニター室へ行く。



もう直ぐ、サハクィエルが来るわね・・・
特に何かをすると言う訳ではないけれど、又、あの人の覚悟を計る事が出来そうね。

「・・・今度はどうかしら?」

今度は最後まで意志を貫きとおせるかしら?



「貫き通して貰わないと、困るんだけどね・・・」

「えぇ・・・」

「父さんの方はどうなっているかな」

「えっと・・・」



間も無く、サハクィエルが来る。
・・・・あの使徒相手に何か打つ手はあるのか?
詳細なデータを見たわけではないが、難しい・・・いや、かなり難しいと言えるだろう。
しかも、前回と比較して明らかに、私のシンクロ率はシンジよりも低い。
レイのシンクロ率が高いと言うのが、レイが高い事に依存するのかセカンドが低い事に依存するのかは分からんが・・・
この使徒が厄介である事には変わり無い。

「うむぅ・・・」
「何柄でもなく悩んでんのよ?」

セカンドか・・・

「・・・悩むと言う言葉を知らないお前には言われたく、ぐはっ!!」

・・・パンチが飛んできた。
・・・・うむ・・・・・



「・・・・・・それなりに悩んでいるみたいだけど・・・」

 レイが冷や汗を流しながら言った。

「アスカ・・・スグ手が・・・まぁ、前より手加減はしてあるみたいだけど・・・」

 シンジも冷や汗を流す。

「「・・・(でも、殴った後のアスカの顔が、少し赤いのは何故だろう?)」」

 シンジとレイは首を捻っていた。



翌々日、学校で、テストの結果が張り出されていた。
おお・・・第1位、綾波レイ500点満点。
流石だ。
流石はレイだ。
第2位、洞木ヒカリ?何?431点?
ちょっと待て・・・私は?
第3・・7・・・11・・・16・・・22・・・31・・・35、
第35位・・碇シンジ・・・0点!!!!???
ば!馬鹿な!何故この私が0点などと!!



 ズテェ〜ン!

 シンジとレイがイスから盛大にずっこけた。

「なななななな・・・・なんで?!・・・テストでいったいナニ・・・」

 実は、このテストで、目立たないように手を抜いていたにも関わらず、5位だったシンジは冷や汗をかく。(確か・・・ここのHP設定ではそうだったよね・・・)

「アレは一応大人の・・・しかも、博士クラスの知識があるハズ・・・なのに・・・」

 自分でも、大抵、五教科の時はトップだったレイも考える。

「「あ!」」

 シンジとレイはある事に、同時に気付き、冷や汗を流す。



むぅ・・・衆目の目が気に成る。
こ、こいつ等・・・この私の事を馬鹿だと思っているな!



「やっぱり、アレの所為かな?」

 シンジがレイに訊く。

「多分・・・厳しいのね・・・(気にした事、無かったけど・・・)」

 レイが頷きながら言った。



「・・碇君、ちょっと来なさい、」

むぅ、教師か、どう言う事なのか問い詰めてやる!

・・・・

「君の解答用紙なんだが・・・全部出席番号が間違っているから0点だよ」
「なに!!!??」
「碇君の出席番号は3番、2番は綾波さんだね」

ぐはあああ〜〜〜〜!!!!

「因みに、解答自体は497点だったよ」

うむぅ・・・全然嬉しくない・・・・



「本当だったら、二番だったんだね・・・(出席番号・・・知らなかったんだね)」

 シンジが呆れたように言う。

「えぇ、でも、1つ分かった事があるわ・・・」

 少し、ムッとしながらレイが言う。

「なに?」

「アレは、前の世界で、ロクにシンジ君の事を気にかけて無かった・・・
 出席番号も知らなかったくらいだし・・・」

 レイがモニターのゲンドウを睨みながら言う。

「ムッ・・・(そう言えば、出席番号3番って事は、サードチルドレン(三   番   目)と言う関連で、覚え易いのに!)」

 シンジも、自分の出席番号の事すら知ろうとしてなかったゲンドウに、チョッと怒りを感じた。(む〜まぁ、確かに、知ってても可笑しくはないが・・・ゲンドウも司令と・・・いや、それは言い訳か・・・)

「これは自業自得・・・」

「そうだね・・・暫く、あの視線に耐える事も、罰だね・・・」

「人の噂も75日よ・・・」

 シンジとレイはモニターのゲンドウに向かって言った。

「ま、期末で挽回出来るだろうけどね・・・」

 シンジは楽観的にそんな事を言った。
           
「・・・(でも、今度は 変 な 噂(カンニング)が、起たないかしら?)」

 レイは、そんな事を考えていた。



「はははは!!ばっかじゃないの!!?」
「そう言う貴様はどうなんだ、大卒の癖に324点しかなかったが、」
「あ〜、漢字が読めなかったのよ、でもね、ぷふふふ、あんたにゃまけるわ!あはは!」

ぐぅう、屈辱だ・・・
何故こんなセカンドのような小娘に馬鹿にされねばならんのだ。



 教室で、即行でアスカに馬鹿にされ、屈辱に耐えるゲンドウ・・・

「・・・かなり、不本意そうだね・・・でも、アスカ、五十歩百歩・・・でもないか・・・
(でも、アスカ・・・漢字が読めないにしても、平仮名とか、文章の前後関係で、推論出来なかったのかな?・・・アレだけの点数取れてたんだし)」

 シンジは問題の漢字が読めなかったと言っても、結 構、点(半分以上)を取れているアスカに、チョッと疑問を持つ。

「まぁ・・・これも、罰・・・因果応報・・・(そこまで難しい漢字、出てたかしら?)」

 レイも呟きつつ、問題の事を考えていた。



教室に行くとその事でアスカちゃんがあの人を馬鹿にして笑っていたわ・・・
どうやらあの人、出席番号間違えたみたいね。
う〜ん、流石にアスカちゃんをこのまま放って置くのも気が引けるわね・・・
サハクィエルが終わった後くらいに、一つ手を打っておくか・・・



「どうやら、母さん、アスカの事も何とかしようと思っているようだね(確りと、贖罪を果たそうとしているね・・・母さん)」

「えぇ、そうね・・・(あの娘にも教育は必要・・・あのままじゃ、危険だから)」



翌日、遂にサハクィエルが現れたわね。
今、司令と冬月先生はロンギヌスの槍を回収に南極に行っていて、今、ここにはいないわね。

ネルフ本部の作戦会議室に呼び出された。

赤木博士からサハクィエルに関して色々と説明されている。
むぅ・・・かなり状況は拙いな・・・・

リツコちゃんからサハクィエルに関して色々と説明されている。
ん〜〜、長いわね・・・
しかも、随分と専門的な事まで・・・
私やあの人ならともかく・・・あれ?
アスカちゃんも大卒だし・・・
・・・・ひょっとしてばれてる?
・・・・そんな事は無いと思うんだけど・・・
リツコちゃんが説明好きなだけだと思うけど・・



「・・・そう言えば・・・リツコさんの説明って、いつも、異常に専門的なんだよね」

 シンジが思い出したように言う。

「そうなの?」

 実は、小さい事から、リツコや専門家の説明を聞いて育っていたレイは、あのくらいが普通だと思っていた。

「うん、あぁ言う時、普通は、もっと要点だけを言うと思うんだけどね・・・(と言う事は、リツコさんって、説明好き?)」

「でも、詳しい事は、知って置くのは良いと思うの・・・」

 何故か、それとなくリツコのフォローを入れるレイ・・・

「まぁ、理解できればね・・・あれ?・・・そう言えば・・・リツコさんの言っている事って、ある程度、理解出来ていたような・・・」

 世界でもトップクラスの学者の両親を持つシンジは、決して頭の悪いわけではなく、むしろ、かなり出来が良いので、説明をされれば、大まかな事が分かるのである。(羨ましい頭の持ち主だ)

「・・・アレも教育ってこと?」

 レイがそんな事を言う。

「どうなんだろう?」

 リツコ・・・マッドで説明好きなのか、全てを計算づくでやっていたのか・・・(多分前者)

 今となっては、シンジとレイには良く分からない。(と思う・・・)



「作戦を通告します。」
「貴方達の仕事は、落下してくる使徒をエヴァ3体によって受け止め、コアを破壊する事です。」

・・・・

「え〜!!・・・受け止める!?」

セカンドが叫んで手を見た。

「そう、それしかないの、」
「作戦といえるの?それが?」
「・・・そうね、言えないわね。だから拒否することもできるわ。」

因みに、私は元々作戦の拒否権があるぞ・・・最近それだけでなく階級やその他の契約の方も給金を除けばいい加減になっているぞ・・・まあ、この場合は他に手は無いから仕方が無いと言えるが・・・

確かに、作戦と言えないわね、それは、

暫く4人とも黙っていた。



「思ったんだけど・・・」

「なに?」

「この時に、もし、『ロンギヌスの槍』とまではいかなくても、エヴァに投擲用の武器が在れば、どうなっていたかな?」

「・・・もし、それに、ATフィールドを纏わせる事が出来たとして・・・二機が、落下地点に向い、一機がそれをサハクィエルのコアに向かって投げ、殲滅、そのまま爆発しそうだったら、全機その場でATフィールドを張り、出来るだけ被害を押さえる・・・
 使徒が爆発しない、もしくは殲滅出来ない場合、投げた残り一機も、即座に落下地点に向う・・・
 でも、投げたモノで殲滅出来なければ、この作戦より、成功確率が低くなると考えられるし、先に落下地点に着いた機体のダメージが大きくなると思われるわ・・・」

「殲滅できれば、その場で爆発しなくとも、ATフィールドによる落下の空気抵抗が軽減されないだろうから、使徒の落下速度が若干遅くなって、受け止められる可能性が高くなるんだね」

「えぇ、ただし、若干の修正は必要だと思うけど・・・」

 シンジとレイは、別の作戦を考えてみた。

「でも、なんで、投擲武器を考えなかったんだろう?・・・エヴァの能力を考えると、ローコストで、かなり有効な武器だと思うけど」

 シンジが再び疑問を出す。

「あの時の状態を考えると、ア レ(ゲンドウ)自体が、開発を禁止にしたのかも・・・」

「え?・・・なんで?」

「アレは、回収した『ロンギヌスの槍』を最初から、処分する気だったから、もし、それ以外の投擲武器があったら、理由に困るもの・・・」

「そっか・・・」

 そう話している内に、ミサトがステーキを奢る話しになる。



「・・・・そう、作戦、成功したらこ〜んな分厚いステーキ奢ってあげるから。」

葛城1尉は親指と中指で肉の厚さを示した。

う〜ん、最近お肉食べてないなぁ(苦笑)

「本当!?」
「神戸牛か?」

葛城1尉の動きが止まった。

あの人の言葉にミサトちゃんの動きが止まった。

「・・・え?」
「神戸牛の最上級品だと、一人で10万はするぞ」
「・・・・・・」
「どうなの?」
「・・・・・・」

助け舟出した方が良いかしら?
レイちゃんのこともあるし、

「・・私お肉嫌い、」

むっ、しまった・・・それを忘れていた・・・

「そ、そうね、レイも一緒に行けないんじゃあ駄目ね、別のものにしましょ!」

滅茶苦茶嬉しそうだな・・・

とっても嬉しそうね。

まあ、仕方ないか・・・

「じゃ、じゃあ・・・その・・・か、考えておくわ、」

逃げおった。

「ふん、まあ良いわ、たっぷりとおごってもらうわ」

セカンドは、雑誌を捲り始めた・・・普段からそんなもの持ち歩いているのか・・・
まあ、そんな事はどうでも良いが、
さて・・・作戦の開始までは、未だ時間があるな。

アスカちゃんは、雑誌を捲り始めた・・・
普段からそんなもの持ち歩いているのかしら?
まあ、どうでも良いけど・・・作戦開始の時間まで未だあるわね。



「・・・そう言えば、レイって、お肉食べないよね」

 シンジが思い出したように呟く。

 レイは、ここでもあまり肉料理には、手を出さなかった。

「ごめんなさい・・・」

 レイはすまなそうに謝る。

「いや、怒っているわけじゃないよ・・・ただ、不思議に思ったんだ・・・何故だろうって・・・
最初は、『血の匂いや味がするからかな?』って思ったけど、違うみたいだし」

 シンジは慌てて言う・・・責めているつもりは全くないのだ。

 ただ、シンジがどんなに上手く調理をしようとも、レイは自分から進んで肉を食べようとはしない。

 シンジが勧めても、一口か二口でやめてしまう。

 それで、少し心配になったのである。

「分からない・・・でも、何故だか、あまり食べたくないの・・・」

「そうか・・・ま、誰にでも好き嫌いはあるからね(もしかして、先天的に、菜食主義みたいなものなのかな?)・・・気にしないでいいよ・・・(タンパク質は大豆とかから採れば良いし)」

 シンジは微笑みながら言った。 

「ありがとう・・・」

 レイも、シンジの心遣いを嬉しく思って微笑みかえした。



多分あの人が、来るだろうから・・・待機室にいますか

・・・・・
・・・・・

待機中にレイの所に行った。

案の上あの人がやって来た。

「・・レイ」
「・・何?」
「ちょっと良いか?」
「・・構わないわ」

レイの横に座る。
暫く沈黙が流れた。

「・・・レイ・・・」
「・・・・」
「・・・私がお前を護る・・・どんな事があってもな・・・」

そう・・・今の私には、せめて護る事くらいしか出来ないからな・・・

頑張ってね。

「・・・そう・・・」
「・・ああ・・・先に行く」

私は一足先にケージに向かった。

あの人は待機室を出て行った。
・・・今の覚悟はどのくらいなのかしら?
前は余り良い意味じゃない方で貫いちゃったからね・・・こんどは、良い意味でその意思を貫いて欲しいわね。



「貫いて欲しいね・・・」

「えぇ・・・」

 シンジとレイの思いもユイと同じだった。

 この2人も、どこかしら、ゲンドウに期待を持っているのだ。

「そう言えば・・・今回の首尾は?」

「大丈夫、初号機が一番近くなるようにマギのデータに細工をしたわ・・・」

「そっか・・・一番に着かないと、真意を確かめられないからね・・・」

 2人はモニターを見守る。



搭乗を済ませ、今は、地上で待機している。
サハクィエルか・・・果たして・・・・
私は、天空を見上げた。
この上にいる。

零号機に搭乗して、地上で待機している。
サハクィエル・・・未だ見えないわね・・・

『目標、第3新東京市直上に確認しました!』

モニターに望遠映像が映し出された。
未だ、不鮮明だな・・・

未だ、不鮮明ね・・・

『目標落下を開始!』
『マギ演算開始します!』

モニターに地図が表示され、予想落下範囲が表示される。
私は初号機を全力で走らせた。

零号機を走らせる。
初号機の位置と早さ、それとサハクィエルの高度と落下速度から・・・この位の早さで良いかしら?
ぎりぎり、間一髪の間隔で間に合うくらいに調整する。
アスカちゃん・・弐号機の位置は・・・ちょっと遅れているわね・・

予想範囲が狭まり中心が修正される度に、方向に微修正を加えていく。

予想範囲が狭まり中心が修正される度に、方向に微修正を加えていく。
まあ、大体の位置はわかっているんだけど、未だ従っておかないとね
見えて来たわね・・・大きいわね
ビルを飛び越えて中心に向かう

遥か上空にはサハクィエルが見えている。
・・・でかい・・・・
桁外れのでかさだ・・・
障害物を飛び越え突き破り、中心を目指す。
受け止められるのか・・・?
いや、受け止めなくては成らないのだ。
力を振り絞って走らせる。
雲を突き破った。
全空がサハクィエルの巨体に覆われている。

「ここだ!」

落下の中心点に辿りついた。

雲を突き破ってきた。
初号機が落下地点に辿り着く、そして、受け止める。

「ATフィールド全開!!」

強靭なATフィールドを展開する。
「ぐおおおお!!!」

凄まじい圧力だ。



「シンジ君!」

 あまりにも大きなゲンドウの苦痛の声に驚いたレイは、初号機のATフィールドをある程度強化しているシンジの方を見る

「駄目だ・・・
これ以上、ATフィールドに干渉して、強くしたり、ダメージを軽減する事は出来ない・・・
ネルフの皆にも、不信がられる・・・それに、これは父さんの試練なんだ・・・」

 シンジは唇を噛みながら言う。

 そう、シンジも父親の苦痛の声を聞くのは辛いのだ・・・

 あんな父親でも・・・いや、ゲンドウの贖罪を果たそうとしている姿に、
2人とも、心をある程度、開いているのだろう・・・

 レイはシンジの手をそっと握り、シンジもそっと握り返す。

 そして、2人とも、ジッとモニターを見る



ぜ、全身が破壊されそうだ。

「あああああああああ!!!!!」

激痛が、し、死にそうだ・・・

「ぎゃあああああ!!!!!」

だが・・・逃げるわけには・・・

相当な力が掛かっているだろうけど、あのシンクロ率で良く耐えているわね。
・・・急がないと、
零号機の速度を更に上げる。
初号機のパーツが破損し砕けていく、これは拙いわ、
サハクィエルの下に入り込んで、一気にATフィールドを広げ支える。

突然圧力が一気に軽減した。
周囲を見ると零号機がサハクィエルを支えていた。

「・・・レイ・・・」

「くっ」

流石にこれはきついわね・・
あの人は・・・大丈夫の様ね。
アスカちゃんが来るまでこのまま支える。

弐号機が突進してくる。

「・・・遅すぎる」

支えるのレイに任せ、私はATフィールドの中和に専念する。

そして、弐号機がやってきてあの人はATフィールドの中和に専念し、私は、一気に押し上げる。

漸く到着した弐号機はそのまま跳び上がり、プログナイフでコアを破壊した。

漸く到着した弐号機はそのまま跳び上がり、プログナイフでコアを破壊する。

瞬間、全てが光に飲まれた。

殲滅できたわね。



「ふぅ〜何とかだね・・・」

「えぇ・・・」

「父さんも、しっかりきたね」

「えぇ、もう少しね」

「そうだね・・・」



戦闘終了後、頃合を見て、アスカちゃんの所に行く。

「なによ?あんか用?」
「・・貴女は、エヴァに何を求めているの?」
「ふん!いきなり何なのよ!」

まっ、確かに、いきなりではあるわね。

「・・・淋しいのね、」

ちょっと驚いた感じね。

「・・何も無いからエヴァに縋っているのね」
「違うわ!!」
「違わないわ・・・」
「・・・貴女は、何故エヴァなんかに拘るの?そんなに皆からちやほやされたいの?」
「一体何なのよ!!いけない!!?アタシがエヴァに乗れば皆アタシを見てくれる!!」

あらあら、開き直っちゃったわね。
まあ、それも良いけれど、

「・・・一番でなければ、誰も貴女を見てくれない?」
「そうよ!!だから!!アンタなんかに負けてらん無いのよ!!」
「・・・そう、で、使徒を全て倒した後はどうするつもりなのかしら?」
「え?」
「使徒を全て倒せばエヴァは不要のものとなる。その時貴女はどうするつもり?」
「・・・・」
「エヴァを戦略兵器として使おうとする者達の手先となり、エヴァを使って人を殺すの?」

当然、答えられないわね。

「・・・何も考えてなかったのね・・・与えられた者だけで全てを満足し自発的には何もしない、それでは人形と変わらないわ」
「違うわ!!!!アタシは人形なんかじゃないわ!!!!」
「・・・だったら、自分で、それを証明して見せなさい・・」

私はアスカちゃんを残して部屋を出た。



「・・・アスカが、私を嫌っていた訳がわかった・・・」

 ユイとアスカの会話をきいていたレイがポツリと呟いた。

「え?」

 シンジがレイの方を見る。

「あの娘は、私に自分の嫌な所を見ていたのね・・・あの人の人形のようだった私に」

「レイ・・・」

 シンジがレイの手を再び握る。

「でも、もう嫌われない・・・私はもう人形じゃないもの・・・
 シンジ君に貰ったこの心で、人になれたから・・・」

 レイはそう言って、シンジに微笑んだ。

「そうだね・・・今度会えたら、仲良くできるといいね」

 シンジもそう言って、レイに微笑んだ。

「えぇ・・・」



さて、あの人の御見舞いに行かなくちゃ、
病院に着いて、ベッドの横の椅子に座って目を覚ますのを待つ。
随分と経ってから目を覚ました。

どうやら、あのまま意識を失ったらしい。

「・・・目、覚めたのね・・」

レイが横の椅子に座っている。
ずっと看ていてくれたのか・・・

「・・・看ていてくれたのか?」

軽く頷く・・

「・・今度は最後まで、貫き通したわね・・・ありがと・・」

そう言い残し私は去った。

そう言い残しレイは去って行った。
・・・今度は?
・・・ヤシマ作戦の時の事か・・・
確かに、あの時は意識を手放したからな・・・
・・・・ふぅ・・・
しかし、いや・・まあ良い・・・問題無い・・・

後、もう少しね。



「ヤシマ作戦の時に比べれば、かなり進歩したよね・・・」

 シンジがレイに微笑みながら言う。

「えぇ、あの時は、自然に身体が逃げようとしてたけど・・・
 今回は最後まで、自分の意思で踏み止まったわ」

 レイも、嬉しそうに言う。

 2人とも、ゲンドウの心の成長?、心の持ちようが確りしてきたのが嬉しいらしい。

「本当に・・・後、少しだね」

「えぇ・・・後、少しね・・・」

 そして、嬉しそうに、モニターを見つめる2人に気付かれないように見ている存在が居た。

「ふむ・・・奴を心を成長させ、贖罪をさせる為の準備とは言え・・・少々、拙いな・・・」

                                つづく



とりもち「・・・ふぅ」

レイ「・・・遅いわ」

 とりもちの背後からレイが声をかけた

とりもち「どわ!・・・お、おどかさないでくれよ」

レイ「どうして、こんなに遅かったの?」

 白い目で見るレイ

とりもち「いやぁ〜それが・・・」

シンジ「とりもちの法則ですね・・・」

 シンジが出て来た

とりもち「うぐ!」

レイ「とりもちの法則?」

シンジ「メールを貰う度に、その作品を書き上げるスピードが増すが、
    逆に言うと、貰えない作品は遅々として進まない・・・」

とりもち「・・・あはは、最近、こっちの方のメールこなくって・・・」

シンジ「気合が足りないとか?」

とりもち「そ、そんな事は無いぞ!・・・最近、色々あって、マジに大変だったんだ!」

シンジ「まぁ、それは認めますけど・・・」

とりもち「そう言うわけで・・・私は次のに取り掛かるから・・・」

 どっかにさって行くとりもち

レイ「メールが来れば、早くなるの?」

シンジ「まぁ、ウイルスや、ボムとか、パソコンのデータ等を破壊するようなモノ以外なら、
    そうらしいね・・・実際に、もう一つのは、驚異的なスピードで書き上げてるし」

レイ「そう・・・メールが来れば良いのね・・・」

シンジ「な、なにを考えているのかな?・・・レイ」

レイ「秘密・・・クス」



YUKI「おや、とりもちさんそれはなんです?」
とりもち「いや、さっき、第一中の職員室で、拾ったのを、コピーして来たんです」
YUKI「ほう、職員室でですか」
とりもち「えぇ・・・面白いモノを拾ったんですよ・・・ですから、YUKIさんにも見せようと思って」
YUKI「面白いですか・・・見せてくださいな」
とりもち「えぇ、アスカの点数の一覧ですよ」
YUKI「ほう、ほう・・・・・こ、これは・・・」(汗)
とりもち「数学75、英語53、理科80、歴史48、国語53ですね」
YUKI「とてもアスカの点数には思えないんですが・・・」(汗)
とりもち「そうですか?・・・チャンと、惣流アスカ=ラングレーって、書いてありますよ」
YUKI「どうしてこんな点数になっちゃったんでしょうか・・」
とりもち「ほら、ココにアスカ直筆の答案のコピーも」(盗んで来たんじゃないのか?
YUKI「こらこら」(苦笑)
とりもち「数学は説明文の字を所々間違えたり、うっかりミスで減点」
YUKI「ふむふむ」
とりもち「英語は一度ドイツ語にしてから、慌てて日本語に直した跡があるし、字を間違えていますね」
YUKI「確かに、ドイツ語に変換していたらたいへんですね」
とりもち「理科は・・・解答の字を間違えて減点・・・最後にドイツ語が混じってるし
YUKI「あらら」
とりもち「歴史は・・・人の名前の字を間違えてる・・・」
とりもち「当て字が多いし・・・」
YUKI「ははは」(苦笑)
とりもち「国語は・・・字の間違い以外、ありませんね・・・」
YUKI「ふむ・・・」
とりもち「ドイツ語を日本語に変換したり、字の間違えを直して、点数を付け直すと・・・」
とりもち φ( ̄ー ̄ )ノ〜O それっ!(採点中)
とりもち「ケアレスミスはそのままに・・・」
とりもち「おぉ〜〜〜!!」
とりもち「凄いですよYUKIさん!」
YUKI「どうしました?」
とりもち「軒並み、85以上です!」
とりもち「歴史が85!」
とりもち「数学が93!」
YUKI「なんと!」
とりもち「英語が94!」
とりもち「理科が98!」
YUKI「すごいですな・・・」
とりもち「そして!・・・噂の国語は!」
YUKI「国語は?」
とりもち「100点ジャン・・・字を間違えてなければ・・・」
とりもち「だいたい、可笑しいと思ったんだよねぇ〜あのアスカが、漢字が読めないって言うの」
間違っている漢字を直せば、何か書いていれば、普通は、限りなく100点に近付く
YUKI「ははは、凄いですね」
とりもち「キョウコさんて、ハーフだし、日本語上手かったハズだし、アスカも幼い頃から」
とりもち「日本語を使えたようだし・・・元々エヴァの戦場になるのは日本って、ネルフは知っていた」
とりもち「可能性高いし、そうなると日本語の読み書きもをマスターさせたハズだし・・・」
YUKI「そういえばそうですね」
アスカ(((((っ−_−)っ ソロリ ソロリ(注:アスカがとりもちの後から近付いています)
とりもち「第一、アスカの憧れの加持は日本人!」
YUKI「あ・・・」
とりもち「あのアスカの性格を考えると、日本語をマスターしてないハズがない!」(断言するとりもちの背後でにアスカがいます)
とりもち「ゆえに、アスカのアレは、自分のうっかりミス(漢字をつい間違えた)等を誤魔かす為に」
YUKI「あ、あの、とりもちさん・・・」(汗)
とりもち 「言った言い訳だ!・・・ドヂっ娘アスカ! 決定!」
アスカ \(`O´θ/エ~イ キック!バキッ! ☆/(x_x)
とりもち「あう!」
アスカ(^_^)/0☆。_°) ベキバキ(注:とりもちが蹴られまくってます)
YUKI(汗汗)
アスカ ・・・・・・((((ヘ(;・_・)ノ タタタタタ(アスカ退場)
とりもち「だ、だれだ!!」(ボロボロで怒るとりもち)
YUKI「アスカです」(汗)
アスカ ヽ(  −)ノミ ━━━━━━━∽∽∽∽∽⊂ ( ?゜_)グサリ
とりもち「く・・・腕を上げたな・・・アスカ・・・」
YUKI「これってひょっとしてアスカの初勝利?」


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