贖罪
第6話 外


厳重注意

 この話の原作及び、ゲンドウ達の行動は、YUKIさんが支配しています。

 シンジ君とレイちゃんの行動は私ですが、その他の行動(主にゲンドウ)についての要望は、YUKIさんの方(アドレスはkou-yuki@fancy.ocn.ne.jp)にお願いします。

〜〜〜『何故か、最近、苦情の窓口にされている』とりもちより〜〜〜



 前回から、レイとシンジは同じ時に起きるようになっていた・・・

 まぁ、何故そうなっているかは、あれ以後、レイはシンジの腕枕で、寝ているからである・・・

 つまり、シンジが起きると、レイもその動きで目が覚めると言うわけである。

 また、レイが先に起きたとしても、シンジの腕枕なので、そのままで居る時が多いし、もしもの時は、シンジを優しく起すのである。

 因みに、それ以上、詳しい事は、良い子の皆は詳しく聞かないように・・・(爆)

 それから、一緒に顔を洗いに行き、歯を磨き、シャワーを浴びて、服を着て、一緒に仲良く、朝食を作るのが、2人の日課になっているのである。

 え?・・・シャワーも一緒なのかって?・・・

 そこ、詳しく聞きたいなら、感想メールで質問するように・・・ココには良い子の皆も来るのだから・・・(爆)

 そして、一緒に並んで朝食を取るのだが・・・

「・・・はい、シンジ君・・・あ〜ん」

 レイが自分の前にあるオカズをシンジの口元に持っていく。

「ありがとう、あ〜ん・・・パク・・・モグモグ・・・美味しいよ・・・じゃぁ、レイ、これ、あ〜ん」

 シンジはそれを当然のように食べて、今度は、レイにお返しとばかりに、自分の前にあるオカズをレイの口元に持っていく。

「あ〜ん・・・パク・・・モグモグ・・・美味しい」

 お互いに笑顔で答えている。

 因みに、いつも、シンジの前にあるのはレイが食べ、レイの前にあるのはシンジが食べるのである。

 このような甘い生活で、二人の朝は始まるのである。

 それに比べて、あれからのゲンドウ達はと言うと・・・



「お茶」
「・・・」
「お茶って言っているのよ」
「誰に向かって物を言っている」
「召使」
ピク
「なんだと」
「何?やるって言うの?」
 ・・・・
「私は、佐官だぞ」
「ここは、ネルフじゃないわよ、大体、大した戦力も無いくせに、ぐだぐだと・・・・」
 ・・・・
 ・・・・
ぐぅ・・・長い・・・
 ・・・・
 ・・・・
「これで分かったでしょ、もう、この惣流アスカラングレー様に逆らわない事ね」
くっ、屈辱だ・・・



 こんな事があって、先ず、掃除、洗濯などをゲンドウが押し付けられた・・・

 まぁ、そのときの二人の対応・・・

「・・・まぁ、アスカらしいと言うか、何と言うか・・・(あの時、文句を言ったら、僕も、父さんと同じだけの時間、言われつづけたのかなぁ〜(滝汗))」

「し、試練なの・・・(かなり長いわ・・・あの文句・・・聞いているだけで、辛いの(滝汗))」

 コンナのモノであり、特に助け舟を・・・出し様がなかったようである。

 で、どうなったかと言うと・・・



何故、私が掃除、洗濯、料理、全てをやらねば成らんのだ、
大体貴様の染みのついたパンツを何故この私が洗わねば成らんのだ、その上、洗ってやったら、変態だと!
料理も料理、塩が足りないたら、濃いたら、脂っこいたら、味気ないたら、お前は料理評論家か!
風呂も風呂だ。熱いタラ温いたら、自分で勝手に温度調節くらいしろ!
と、言ったら・・・殺されるな。



 事実、ゲンドウはアスカに洗濯物を押し付けられ、洗っている最中に、その洗濯物の中にアスカの下着を見つけた時、TVを見ているアスカの前に立って・・・

『・・・貴様・・・この俺にこんな物まで洗わせる気か?』

 と、トンでもない物を手に握って、そう言った後、並みの人間なら、3回は確実に死ぬような攻撃を受け、シンジ達が慌てて治療をしたらしい。(まぁ、ある意味、自業自得・・・だが)

 事実、あの時は、ゲンドウはズタボロになっていったが、それでも、(顔が真っ赤になった)暴走アスカが攻撃を続けていた為、二人掛りで、攻撃の最中に肉体を修復しつつ、何とかゲンドウの命を繋げたのである・・・

 ただし・・・痛みまでは手が回らなかったらしく、そのまま持続したが・・・

 おかげで、この事件後、ゲンドウは、『前回、シンジは、コンナ凶暴なゴリラ娘と暮らしていたのか・・・シンジ・・・すまなかったな』シンジに対して同情の言葉を呟いたと言う。

 やはり、『経験は、何モノにも勝!』である。

 しかし、ゲンドウに其処まで思わせるとは・・・
                
 恐るべし! 恐るべし!! 惣流アスカ=ラングレー!!!(凶 暴 赤 毛 ゴ リ ラ)(爆)




「ソロソロ、見に行こうか・・・」

 食事の終ったので、シンジがレイに言った。

「えぇ・・・まだ無事に存在していると・・・良いけど・・・」

 レイはマジに心配そうに言った・・・(アスカって、そんなに酷いの?)

 因みに、あの事件後、ゲンドウをシンジの姿のまま見るのに耐えれなくなったレイは、モニターに映るゲンドウをミニ碇(司令である碇をそのまま縮めた姿なので、モニターに映るのは髭面の少年である)になるようになってしまった。

 最初、シンジは違和感を感じ、(笑いをこらえる為に)冷や汗モノをかいていたが、今はスッカリなれたようである。

 そんな訳で、二人は仲良く、モニター室に行った。



はぁ・・・・
本気で、召使にされているぞ。
む、そうだ。この家にはもう一人いる事を思い出し、叩き起こしに行く、
部屋に入ると・・・・
むぅ・・・問題無い・・・
一瞬、ゴミ最終埋めたて処分場かとも思ったが・・・・まあ、問題無い。
 ・・・・まあ、掃除は諦めた方がよさそうだな・・・

「こら、起きろ!」
「うみゅ〜」
「起きんか!」
「む〜」
「どぶご!」
パンチが飛んできたぞ・・・
くそっ
 ・・・・・
 ・・・・・
 ・・・・・
 ・・・・・
かなり格闘した挙句、漸く起こす事に成功した。
「飯を作れ」
「は?」
「飯を作れと行ったのだ」
「何で私が」
なめているのか、葛城1尉、
「・・・チルドレンの保護管理は貴様の仕事では成ったのか?」
「・・ああ、そうだったわね」
葛城1尉はのろのろとキッチンの方に歩いて行った。
全く・・・



「と、父さん・・・それはマジで・・・拙いよ!」

 しかし、シンジの声は届かず(届くわけは無いが・・・)ミサトは台所に入っていく。

「・・・か、カレーに砂糖・・・嫌、レッドペッパーも嫌・・・何故、ハラぺーニョ?・・・何故、アロエも入れているの?・・・いえ、あれはアロエじゃない・・・似てるけど、よく見ると違う・・・奇妙な草・・・何故、あんなモノまで入れるの?」

 レイは、ミサトが鍋にぶち込んでいる(摩訶不思議な)モノを見て、混乱している。

「み、ミサトさん・・・愛情をこめるって・・・鍋の中に、『あいじょ〜』って、叫ぶのとは・・・違うんだよぉ〜〜!!」(・・・呪術?)

 シンジも初めて見るミサトの調理風景(猛毒 製作)に、絶叫している。

 気持ちは、わかる・・・・気がする。

 しかし、ミサトは寝惚けているのだろうから、自分で何を放り込んでいるのか分かっていないのであろう・・・多分・・・そう思いたい

 でも、どんな料理のやり方をしているんだ?(滝汗)



30分後、食卓の上に、カレーが並んでいる。
「うむ」
良し、
「頂きます」
「うむ、頂こう」
 ・・・・・・・・
 ・・・・・・・・
「ぐおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
「な、なんじゃこりゃ!!!!」
「ま、まずうぅ〜〜〜!!!!」




 絶叫する二人。

 その顔はドンドン蒼くなっていく・・・

「いけない!」

 シンジが叫ぶ。

 モニターに、何か変なマークが映る。

「あれは・・・シンジ君、毒性レベル7以上なの! とっても危険なの!!」

 レイが、モニターに映っている数値を見て、慌てて叫ぶ。

 そう、現在、モニターには、危険レベルが映るのである。
(段階は結構あるみたいだが・・・)

 元々は対リツコ用に開発したものであるが・・・最初に役に立ったのがミサトのカレーとは・・・

「2人の体内に入った毒を急いで解毒!」

「えぇ、今、二人を死なせるわけにはいかないわ!」

 二人は慌ててゲンドウとアスカの体内のミサトカレー(猛   毒)を解毒する。



「なっなによ!こんなに美味しいじゃない!」
なんだと!
「ざけんじゃないわよ!!」
「こんなもんがくえるかぁ!!!!」

ちゃぶ台返し!



「「ま、間に合った(の)・・・・・・(滝汗)」」

 二人は安堵の息を吐いた・・・

「でも、ミサトさんのあれ・・・パワーUPしているような・・・(汗)」

「寝起きだからかしら?・・・(汗)」



「なっなにすんのよ!」
「ふざけるな!!こんな毒物を食わせやがって!!」
「そうよ!!この惣流アスカラングレー様を殺す気!!?」

おっ、セカンド気が合うな

・・・・・・・・・・・

くっ・・・結局私が作ることで決着がついてしまった。
・・・・何故だ?
・・・まあ、あんな物を食わされるよりはマシか・・・取り敢えず、野菜でも炒めるか・・・
「味薄いわね」
「文句あるのか?」
「もっとちゃんとしなさい」
「だったら、食うな、葛城1尉に作ってもらえ」
物凄く嫌そうな顔をしたな。
「・・・仕方ないわね・・」
しぶしぶ食べ始める。
「そ、そんなに食べたくないって言うの!?」
「当たり前だ!!」
「当然よ!!」

「・・・・いじいじ・・・・」
ふっ、食事を握ったな。これで、セカンドへの強力なカードが1枚手に入った事になる。



「・・・まぁ、少しはアスカの父さんに対しての攻撃も、少なくなるかな?」

 シンジはそんな事を呟いた。

「そうすれば、私達もかなり楽になるわ・・・」

 最近、この二人が力を使う事と言えば、ゲンドウの肉体修復&命を繋ぎとめる事である

 しかも、頻度がかなり高いのである。(それは・・・疲れるだろう)

「(でも、セカンドって、シンジ君にあんな仕打ちをしていたの?・・・それに、葛城一尉も・・・これは・・・何とか・・・そうだ!)」

 レイは何かを思いついて何かをしたようだ。



さてと、あの人、アスカちゃんやミサトちゃん達と同居が始まったけど、どんな様子かしら?
ミサトちゃんのチルドレン監督日誌を読む。
 ・・・・・・・
読み読み
 ・・・・・・・
閉じる。
 ・・・・・・・
保安部の報告書を読む。
 ・・・・・・・
読み読み
 ・・・・・・・
閉じる。
「・・・・アスカちゃんは当然として・・ミサトちゃんも教育の必要ありね」
ん〜〜、これからどうしましょうか・・・この歴史であんまり干渉し過ぎるわけにも行かないからねぇ・・・



 ユイは迷っているようであった。

 お気付きの方には分かるだろうが・・・

 実は、チルドレン日誌と保安部の報告書に、実は書かれていなかったもの、つまり、

アスカのゲンドウに対する過剰攻撃やミサト手料理(毒 物 製 作)の&チルドレンにそれを食べさせた事を事細かに・・・と言うか、少し大袈裟に(ミサトの方はあまりしてないが)書き替えて、ユイに回させたのだ。

「(これで、後はお義母様が何とかしてくれる・・・ハズ・・・と、思う)」

 でも、それでも、レイは少し不安だったりする。

 数日後



葛城1尉から、今、修学旅行に行けない事を聞かされた。
「え〜!!修学旅行に行くなですって!!」
「そう」
「どうして!」
「緊急事態に備えての待機、まさかエヴァぁのパイロット3人ともがここを離れるわけには行かないでしょ」
「そんなの聞いてないわよ!」
「今、言ったでしょ」
「誰が決めたのよ!」
「作戦部長の私」
まあ、どうでも良い事なので、無視して味噌汁を飲む。
「ちょっとサード、あんたもなんか言いなさいよ!」
「元々行く気など無い」
「ふん、飼い慣らされた男なんてさいってい!」
「馬鹿な餓鬼どもと騒いで何が面白い?」
「・・・・」



「・・・身も蓋も無いね・・・父さん・・・」

 ゲンドウの言い方に、シンジは少し冷汗をかく。

「えぇ・・・でも、シンジ君も、あの時に聞いたの?」

 レイは不思議そうに訊いた。

「え?・・・何を」

「修学旅行のこと・・・」

「うん、そうだけど・・・どうして?」

「・・・私は、行けない事は、赤木博士から、数日前には聞いていたわ・・・作戦部長(葛城 一尉)が決めたって言って・・・だから準備もしなかったの・・・なぜ今頃?」

 レイは不思議そうに言う。

 つまり、アスカが買い物をする前には、既に聞いていたと言うことである。

「え?・・・(サテは、ミサトさん、土壇場まで言い忘れていたな(滝汗))」

 シンジは冷汗をかいていた。

 そして、更に数日後・・・サンダルフォンが発見された・・・

「・・・A−17ってさ、発動すると、何か不都合って、あったけ?」

 シンジが思い出したように聞く。

「えぇ、現資産の凍結が含まれているから、先ず、日本経済に与える影響は、計り知れないわ・・・その後の影響で、世界経済にも影響を与え、多くの失業者と餓死者を出すわ・・・勿論、司令はそれを利用して、ネルフの予算を補う為に、色々するでしょうから・・・更に被害は大きくなると思う」

 レイがすらすらと答える。

「そ、そんな事したら、大変じゃないか!」

「えぇ、ネルフはかなり恨まれる事になるわ」

「だから・・・あの時、戦自の攻撃に容赦が無かったのか・・・でも、何でそんな事を・・・」

「あの時、司令は、サードインパクトを引き起こした後の事を何も考えてなかったみたいだから・・・(と言うか、行き当たりバッタリと言った方が良いのかしら?)」

 レイはそう答えた。

「む、無責任な・・・サードインパクト後、生残ってたら、どうする気だったんだろう?」

「・・・(多分、もしもの時は、発動を求めた葛城一尉に、全ての責任を押し付けたと思う)」

 声には出さずにレイはそんな事を考えていた。

「でも、出来れば、人から恨まれるような事させたくないよね・・・あ、でも、あの司令の父さんなら、レイの身体に母さんが居るって知って・・・でも、予算欲しさにやるかな?」

「えぇ、やると思うの・・・でも、お義母様が何とかしてくれると思うの」

 そして、二人はユイのモニターを見た。

 ユイは司令執務室に乗り込んで行く所だった。



「そうだな、A−17を、・・冬月、ちょっと席を外してくれるか?」
「ん?・・・分かった。」
冬月先生は執務室を出て行ったわね。
「・・A−17を発令するつもり?」
「ああ、この機会に、予算の不足を補おうと思ってな、」



「「やっぱり・・・」」

 二人は、同時に呆れたように呟いた。



「A−17が発令されたらどれだけの人が迷惑を被ると思っているの!!?」
「だ、だが・・・」
「何?」
「う、うむ、も、問題無い。任せておけ」
「・・・そう」
私は執務室を出て、会議室に向かった。



「良かった・・・これで余計な敵を作らなくて済むと思うよ・・・」

「えぇ・・・」

 そして、対サンダルフォンの作戦会議が始まった。



「・・サンダルフォンか・・・」
「シ、シンジ君!い、今、なんて言ったの!?」

赤木博士に聞こえたか・・むぅ・・拙いか?

あの人の呟きに、リツコちゃんが物凄く反応した。
まあ、当然と言えば当然だけど、

「何か言ったか?」
「い、今・・・い、いえ、何でも無いわ・・・」
「・・・じゃあ、作戦を説明するわね。D型装備を使って、火口内に直接潜り、これを捕獲」
「反対する」
「あんでよ!」
「使徒は発見次第即時殲滅すべき存在だ。特に、今回はその費用を大幅に削減できるチャンスだ。」
「これを捕獲できれば、その後の使徒の研究に役立ち、使徒戦全体に大きく貢献する事になるわ」
「だいたい、高温高圧の中でD型装備・・・わざわざ無防備な姿を曝しているとしかおもえんな」
「なによ!けちつける気!?」
「そのつもりだ」

火花が散った。

あらあら・・あの人もミサトちゃんも・・・

「ほぉ〜良い根性してんじゃん」
「生活無能力者め」
「なっ!か、関係ないでしょそんな事は!!」
「頭もたりんと見える。」
「な、なんですってぇ!!」
「ふっ、愚か者」
「か、葛城さん、お、押さえて!」

飛びかかろうとして来た葛城1尉を日向2尉が何とか押さえている。

飛びかかろうとしたミサトちゃんを日向くんが何とか押さえているわね。
 ・・どっちも悪いって言った感じかしら?

 ・・・・・
 ・・・・・

「だったら、良いわ、アスカが弐号機で担当!、レイが零号機でバックアップ、サード初号機はここで留守番よ!」

さて、どう動くかしら?

むぅ、それは拙い。

「ふざけるな、作戦を実行する場合は常に総力戦で無ければ成らない。私も行く」
「まあ、良いでしょう、シンジ君の言っている事にも1利あるんだから」

やっぱり、不満そうだな。



「もしかして、ミサトさんって、部下の安全や、命よりも、使徒の殲滅とか、自分の作戦を遂行する方が大事なのかな?」

 シンジは会議の様子やゲンドウの言い分が通った為、非常に不満そうなミサトを見ながら、そんな疑問を思いついてしまった。

 確かに、ミサトの行動を思い出すと、何だかんだ言いながらも、そう言う事が少々あった。

 更に、今回はゲンドウと反目しあっている為、その傾向が顕著に見える。

「でも・・・それは、軍人には、良くある傾向・・・って聞いたわ」

 レイはそんな事を呟いた。

「でも、ね・・・」

 シンジはミサトを見ていた。(拙いな・・・)


 そして、ゲンドウ達は浅間山に着いた。



さて、浅間山にやって来た。
レイと零号機もちゃんと来ているな。
探すか・・・・

さてと、浅間山にやって来たわね。

 ・・・・・
 ・・・・・

ん〜・・時間まで未だ少しあるわね・・
コーヒーでも飲むか・・・
自動販売機で缶コーヒーを買って、近くのベンチに座って飲む。

見つけた。
ベンチに座って缶コーヒーを飲んでいる。

「・・レイ、」

あの人にちらりと視線だけ向ける。

レイはちらりと視線だけ向ける。

「横良いか?」

軽く頷き、あの人は横に座った。

レイが頷いたので横に座る。

「・・どうかしたの?」
「む・・・特にあるわけではないが、こうしていては駄目か?」
「・・いえ、問題無いわ・・・」

 ・・・・
このコーヒー、なかなか美味しいわね。
 ・・・・
 ・・・・

「さて、時間だ、行くか」

そうね・・・

二人はエヴァに向かった。



「・・・準備は出来ている?」

 シンジが訊く。

「えぇ、もし飛び込む気が全く無い時に、足元を崩す為の準備は出来ているわ・・・」

 二人の準備は万端のようである。



弐号機が火口に潜ってから随分経ったな・・・
別に、セカンドは構わんが、弐号機が使えなくなるのは問題だからな、
ん、予定通り事は進んでいる様だな。



「・・・あ、アスカはかまわないって・・・確かに、アスカの仕打ちは酷かったけど、でも、命なんだよ・・・一応、仲間なんだよ・・・」

 生来、優しい性格のシンジは、例え、それが自分を虐めていた対象であっても、決して見捨てたりしない性格なので、アスカをどうでもいいと言った事に対して怒った。

       
パイロット(人    命)より、弐号機(手段の為の道具)の方が大事なのね・・・(だったら、あまり反省してない気がする)」

              
 レイは、人の命(アスカ)より、目的の為の道具(弐   号   機)を優先させている事に怒りを感じている。

 しかし・・・日頃アレだけ虐待を受けていたら、進んで助ける人間はあまり居ないと思うが・・・

 シンジの時の数十倍は酷いと思うし・・・・(滝汗)



弐号機が火口に潜ってから随分経ったわね。
そろそろね。

『きゃあ!!』

「さてと、」

あの人はどう動くかしら?

『プログナイフを投下して!』

プログナイフを落としてやる。
セカンドの悲鳴も止んだな・・・殲滅されるのか・・・
ここに、飛び込むのか・・・熱そうだな・・・・
まあ、シンジもやったことだ・・・
しかし・・・
うむぅ・・・・

初号機はプログナイフを落とした。
流石に、火口の中に飛び込むのは戸惑っているわね。



「ったく、開始前には、あれだけ助ける気だったのに・・・弐号機を、だったけど・・・」

「あのままだと、セカンドが危ないわ・・・って言うか、距離的に、間に合わない(滝汗)」

 ゲンドウはかなり迷っている。

 あの時はシンジが咄嗟に飛び込んだが、ギリギリだった・・・しかし、これでは・・・

「そうだね・・・・・・レイ、足元を崩して・・・僕は、気付かれないように、弐号機を少し持ち上げさせるから・・・(なにを躊躇しているんだよ・・・)」

 弐号機は・・・既に、救出できる範囲外・・・

しかし、シンジが溶岩などの対流を使い、弐号機をアスカ達に気付かれないように、救出できる所まで持ち上げる。

「レイ! 今だ!」

「あ、その前に飛び込んだわ」

 レイが、初号機の足元を崩す前に、等々ゲンドウは飛び込んでいった。



 ・・・ふっ・・・問題無い。

「・・・・・なむさん!」

火口に飛び込む。

あ、飛び込んだ。

「あっちいいいい〜〜〜!!!!」

くっここまで来たんだ。
落ちかけている弐号機を掴んで、ホールドモードにする。



 実は初号機の手は弐号機を掴みそこないかけたが、シンジが調整した。

「シンジ君、体感温度はどうするの?」

 崖崩れを起す必要がなくなったので、比較的に余裕のあるレイが訊く。

「最初はホールドした瞬間に、初号機からのフィードバックを、チョッと軽めにしてあげようと思ったけど・・・躊躇した罰・・・そのまま・・・(まぁ、僕の時より熱くは無いはずだから死にはしないと思うけど・・・)」

 シンジは額に大量の汗をかきながらいった。(疲れたんだろうな・・・持ち上げるの)



「ぐおおおおおお!!あついいいいいい!!!」

暫くして、ケーブルに掴まり、弐号機を手に上がってきた。
シンちゃんよりシンクロ率は低いから大丈夫だろうけど、私の保護が無いから・・・足し引き・・・どうなるのかしら?



「母さんも、父さんの心が読めたなら・・・マイナスだよね・・・」

 シンジの頬は引き攣っている。

「えぇ・・・セカンドでなく、弐号機を助ける気だったって事が知れたら・・・凄い罰があると思うの・・・(拙いかしら)」

 確かに・・・ユイはゲンドウが進んでアスカ(人 命)を助けたように思っただろうから・・・(本当は弐号機がメインと知ったら・・・かなり怒るな・・・でも、日頃のアスカの仕打ちを知ってると思うから、どうだろうか?)

「父さん・・・武士の情けだよ・・・母さんに教えるようなマネはしないからね・・・(もっと意識改革が必要なのかな・・・)」



その後、温泉旅館に向かった。
 ・・・・
 ・・・・
私は、あの人をそばで看ている。
 ・・・・
 ・・・・

ここは?
天井・・・木目が見える。木造の建物か・・・

あの人は目を開けた。

「・・気がついたのね」
「・・・レイか・・・ここは?」
「・・温泉旅館」
「・・・そうか・・・」

助かったのか・・・
まあ、シンジよりはシンクロ率は低い・・・まあ、助かって当然と言えば、当然だが・・・
 ・・・うむ・・・
シンジはあれ以上だったわけか・・・

何か考えているわね・・・シンちゃんの事でも考えているのかしら?

「・・どうしたの?」
「・・・いや・・・何でも無い・・・」
「・・そう・・・」

部屋を出る事にした。
温泉に入ってこよっと・・・

レイも去り、部屋は静寂に包まれた。
 ・・・・・・
 ・・・しかし、何故、レイは、私の様子を見ていたのだ?
レイがシンジに好意を抱いていた事は間違い無い。
私にも好意を抱いているのか?
 ・・・・・・
 ・・・・・・
或いは、只、奴から逃れ様としているだけなのか・・・
何か・・・その可能性が高そうだな・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・・
そうすると・・私はそこまでレイを追い詰めていたと言うのか・・・・



「漸く・・・レイの事を真剣に考えるようになったね♪」

 シンジは、我が事のように喜んでいる。

「えぇ・・・(後はシンジ君の事を、もっと考えるようにしないと・・・)」

 しかし、レイは比較する事出来ても、あまりシンジを追い詰めていた事については考えて無いようなゲンドウに少々不満顔である。(まぁ、難しいよね・・・)

 互いに互いの事を、主に心配している二人であった。



「・・・ふぅ・・・」
気持ち良いわ・・・
 ・・・・・
あ、月が綺麗ね・・・
そうね・・・戻ったら、シンちゃんやレイちゃんといっしょに温泉にでも入りながら月見でもしたいわね、
 ・・・・・
 ・・・・・



「そんな風に・・・幸せになれるといいね・・・」

「えぇ・・・家族で、一緒に幸せに・・・」

 レイはシンジに寄り添いながら言う。

 シンジは優しくレイの肩を抱く。

「(その為にも、アレの意識改革はもっと必要・・・そうしないと、アレはシンジ君に攻撃する)」

 レイはゲンドウの中にある余計に強い(ユイやレイに対する)独占欲や(その愛情を受けるであろうシンジに対しての)嫉妬心に一抹の不安を感じていた。



私はレイを探し回り、漸く見つけた。

温泉から上がって、少し散歩をした後、旅館に戻って適当に寛いでいたら、あの人がやって来た。

「レイ、」
「・・何?」
「・・済まなかった」

深く頭を下げる。

深く頭を下げた。
 ・・はい?

まあ、当然と言えば当然だが、きょとんとしているな・・

「取り敢えず、一言詫びたかった。それだけだ。」

私はレイの前から去った。

去って行った・・・
 ・・・ふ〜む・・・
 ・・・一歩前進ってところかしら?



「漸く・・・一歩前進か・・・」

「・・・えぇ(今度は、シンジ君の事や他人の事についても、考える事が出来るようになるのが目標・・・そうしないと・・・真の意味での贖罪は出来ない)」

 レイは心の中でそんな事を考えていた。

「じゃぁ、ソロソロ、夕飯にして、お風呂に入って、寝ようか・・・今日は疲れたし・・・」

 シンジがそう言うと、レイは頬を染めて言った。

「ハイ・・・(そう言えば・・・混浴・・・)」

 まぁ、新婚生活(のようなモノ)はいつまで続くのだろうか?(ソロソロネタが・・・誰か、ギブミ〜〜!!)



あとがき

レイ  「どうしたの?」

とりもち「いや、ここで言っとこうと思って・・・」

レイ  「何を?」

とりもち「感想メールをくれる事は、非常にありがたいのですが・・・」

レイ  「ですが?」

とりもち「ゲンドウの動きに対してだけの『苦情のみ』を私に送ってくるのは、やめて欲しい」

レイ  「?・・・なぜ?」

とりもち「感想が付いているなら、まだしも・・・
     『ゲンドウがこんな事を考え付くのはまだ早い!』とか、
     『アンタは、アンチゲンドウじゃなかったのか!』とか・・・
    そう言う苦情のみのメールは・・・気が滅入るの・・・
     しかも、ココのレイちゃんとシンジ君の行動以外は、
    基本的にYUKIさんが作っているのだからして・・・」

レイ  「勘違いしている人が多いのね・・・」

とりもち「そう! とりもちは御都合主義的な理由とラブラブなレイちゃん&シンジ君を、
    書いているのであって、ゲンドウの心情や行動にはあまり関与してないの・・・
     少しはするかもしれないけど・・・
    それに、とりもちはアンチゲンドウというわけではないぞ・・・」

レイ  「そうなの?」

とりもち「あぁ、親ばかゲンドウは好きだし・・・嫌いなのは、TV版のように外道なゲンドウだ」

レイ  「・・・(殆ど同じなような・・・)」

とりもち「まぁ、そう言う訳で・・・ソロソロ、これをYUKIさんに届に行くから」

レイ  「えぇ、行ってらっしゃい」

とりもち「苦情のみをくれた人、せめて、せめて、感想も入れてください・・・
     とりもち、そうすれば文句は言いません・・・YUKIさんにも、一応伝えますので、
    お願いします・・・でも、出来れば、YUKIさんにも、感想送って欲しいの・・・
     シクシク・・・」

レイ  「・・・余程、酷い苦情が来たのね・・・・(汗)」



あとがき
YUKI「とりもちさん、今回随分といろいろとあったようですねぇ」(汗)
とりもち「えぇ・・・苦情が・・・滝汗」
 レイ 「八割が・・・苦情?」
YUKI「具体的にはどんなんだったんでしょうか?」
とりもち「感想無しのね・・・(汗)」
とりもち「『ゲンドウの考えが変わるのが早すぎ』とか、『何で自分から飛び込むんじゃい』とか」
YUKI「ははは」(苦笑)
とりもち「『とりもち、貴様、アンチ・ゲンドウ推進委員会実行部長じゃなかったのか!』とか
     ・・・そんなのになった覚えはないぞ!」
とりもち「兎も角、今回はゲストが来てます・・・どうぞ!」
YUKI(苦笑)
ピーナッツ「どうもアンチゲンドウ派の敵(爆)ことピーナッツです」
とりもち「今回の議題は、表第6話を発表後、私に来た苦情を考えてみましょう!」
YUKI「なんで、とりもちさんに行くかなぁ」(苦笑)
とりもち「なんでだろ・・・? 表6話の発表後が一番多かった・・・返事書いても、あて先不明」
YUKI「それって、単なる嫌がらせなんじゃ」(汗)
 レイ 「それが、何でとりもちさんに来るの?」
とりもち「普通、YUKIさんに行くんでないかい?」
YUKI「私のところには・・・来ておりませんな」
とりもち「『何でゲンドウが自分から飛び込むんだ!』って来た時は目を疑った・・・」
とりもち「だって、最初は火口のあたり、初号機の足元をを崩して、落す予定だったでしょ・・・」
とりもち「ユイはそれをシンジ達の仕業って知らないから、
     『少しは分かり始めたかな?』と勘違いするみたいな」
YUKI「まあね・・でも、それだとギャグだし、私に『直接』感想メールをくれた
     数少ない人の意見もあって変えましたね」
とりもち「おかげで、これからの準備していたパーツも全部破棄!」
YUKI「ははは」(苦笑)
ピーナッツ「ええ、私はギャグにならずにシリアスな方向で進むことを望みましたからねぇ・・・。
      ま、あくまで感想として出しただけですが」
とりもち「更にいわれのない?苦情もきた日ニャ・・・(ーー)」
 レイ 「その分、電波で突っ走ったみたいなの・・・」
YUKI(汗汗)
とりもち「書き直しが、多々発生したけどね・・・」(苦笑)
YUKI「やはり、電波は危険ですねぇ・・・下書きのあのシーンも電波で書いたみたいなもんでしたから」
とりもち「あそこですね・・・皆さんに読ませられないのが残念です」
YUKI「その内サルベージして、裏口においておくことにしますが」
とりもち「でも、初期版は・・・既にこの世にない・・・」
YUKI「はは」(苦笑)
 レイ 「120%ギャグだったからでしょ」
とりもち「まぁ、ね・・・M・C・・・生きてたし」
YUKI「さて、その話は置いておいて、今回の飛び込んだシーンについてですが、」
とりもち「・・・おかげで、かなり・・・変更が・・・
     あの辺までのネタまで出来てたのに・・・全て破棄!」
YUKI「愚痴はそろそろ止めなされや」(^_^;)
 レイ 「だから、電波で暴走・・・」
とりもち「はい・・・シクシクシク」(←もう引き摺るなってーの)
YUKI「苦情の中で『ゲンドウの考えが変わるのが早すぎ』と言うのが気にまりますな」
YUKI「私の碇の解釈は(言ってきた人とは)違って、それを元にしているこの話では、
     別に碇の考えが変わっていると言うわけではないんですが・・・」
とりもち「多分、その人たちは、そんな事考えて無いと思う・・・自分達のイメージで言ってる気がする」
YUKI「そう言うのは抗議と言うか、単なる言い掛かりですよ・・・」(^_^;)
とりもち「『奴は綾波を人として見ず、単なる人形と見ていたハズだ!』!』(一部修正)って、
     私でも頭に来たのがあった」
YUKI「・・そんなのは論外です」
 レイ 「ピーナッツさんは、どう思うの?」
ピーナッツ「私もYUKIさんと同じですね。 そんな考え方は論外です。」
とりもち「私に感想無しで、送った時点で言いがかり・・・少しでも感想がついていれば、笑って済ます」
とりもち「一応、ココにも書いたほうが良いのでは?・・・簡単に」
YUKI「そうですね・・・では、」
YUKI「碇の最大の目的はユイを取り戻す事でしたが、それが叶わない、
     叶えられないのでしたら、色々と行動できる様にもなるでしょう」
とりもち「叶ったら、どうする気だったんですかね?」
YUKI「ミサトが使徒への復讐に囚われ、視野が狭くなっていたように、
     それが無くなればってところでしょう・・・只、ミサトの場合と違って、
     碇の場合は敢えて他を排除していたのだと思いますがね」
とりもち「アンチ・ゲンドウ派の敵、ピーナッツさんはどう思います?」
YUKI「それだけの必要があった・・・又、逆に言えばそれだけの事をすれば取り戻す事が
     できる可能性があったのが、又彼にとって不幸な事だったと思いますがね」
ピーナッツ「私も同意見ですね。少なくともユイに再びまみえる、と言う最大の目標があればこそ、
      あえて他のものを排除したのであって、なければそもそもああいった形にはならなかったでしょう」
とりもち「息子さえ排除して?・・・話してやれば、シンジは自分からいい手駒になったと思いますよ」
とりもち「まぁ、多少の教育は必要でしょうが」
ピーナッツ「それはかえって酷なんじゃないですかね?(苦笑)必要に迫られれば切り捨てることも
      するでしょうが、必要性がないのに手駒にする必要もないでしょう」
とりもち「・・・バリバリにあった気もする」
 レイ 「・・・ギロ」(とりもちを睨む)
とりもち「(滝汗)・・・いや、そうすれば、二人の出会いも・・・」
YUKI「説得する自信が無かったか、寧ろ、自分を嫌う、憎んでくれれば良いと思っていたんじゃないでしょうか?」
とりもち「でも、ユイにも嫌われる気がする」
ピーナッツ「果たしてそうでしょうか?ユイのやった行為を考えれば私はユイが一概に碇を裁いたり、
      嫌ったりすることはあり得ない、と思いますが」
YUKI「憎まれるのであっても、何も想われないよりは良いと言う考えもあります・・
     当てはまるかどうかは分かりませんが」
とりもち「でも、TV版の回想や、映画の総集編で出てきたシーンを考えると・・・
     ユイは少なくともシンジの幸せを願っていた気がする」
とりもち「それに、私はアレは事故だったと思うし・・・」
ピーナッツ「シンジの幸せを願っていたからといって、それに反する行動をとったからといって
      (苦渋の決断だったとは思う)、必ずしもユイが理解を示さないことはないと思いますよ」
とりもち「サルベージの失敗は、ナオコにあった気がする・・・ついプログラムミスを見逃したとか・・・」

YUKI「ユイの事故の辺りまで行くと、原作の解釈よりも独自設定の方が強くなっているので、
     言い難いですが・・・」(^_^;)
YUKI「ユイは、葛藤するでしょうね・・・」
とりもち「ウニュ、事故の事は止めましょう」
とりもち「少なくとも、文句の一つは言ったでしょうね・・・」
ピーナッツ「そりゃ、文句は言うでしょう。あくまで夫婦喧嘩の範囲で。
      ただ、私は夫を断罪することはあり得ないと思います」
とりもち「『貴方は・・・本当に・・・馬鹿ですね・・・』くらい・・・」
YUKI「 同意します 」
YUKI「『私を求めるよりもシンジを大切にして欲しかったです・・・・』とか」
とりもち「シンジが死んでいたら(存在が消えていたら)・・・一緒には居れないでしょうね
     ・・・何も言わずに去ると思う」
とりもち「『シンジは私達の絆、愛の結晶だったのに・・・貴方は私にただ会う為に・・・その子を』って言って」
YUKI「そうでしょうかねぇ、理解は示すと思いますが」
ピーナッツ「それはどうかと思いますが。むしろそんな時、本当に愛していたのなら、
      それでも夫を見捨てる事はできないと思いますよ」
とりもち「『私は貴方を責める事は出来ない・・・でも、一緒に居る事も出来ないわ』って言って」
とりもち「女性心理理論になりますね・・・そこのところは・・・」
ピーナッツ「それも一つの可能性だとは思いますが・・・。息子まで失ってでも追いかけて
      きてくれた人をさらに死の淵に事実上追いやる行為はできないと思いますよ」
YUKI「ええ」
ピーナッツ「碇がそこでユイと一緒に暮らすことができなくなっても大丈夫そうなら別ですが」
とりもち「あの場合、息子を『失っても』じゃなく、『捨てても』ですよ・・・」
とりもち「それに、ゲンドウは女性なら、毛嫌いする事をやってるし・・・」
ピーナッツ「その辺りは碇に対する解釈の違いかと。私は捨てるを含んでも、
      間違いなく碇の中にはその場合失う、と言う気持ちがあると思っております」
YUKI「いっそうそこまでの覚悟だったの碇を切り捨てる事は出来ないと想いますよ」
YUKI「寧ろ、心の中は葛藤しつつも、碇の心の負担を軽くするためにそれを碇に
     感じさせない様に、振舞うんじゃないでしょうか?」
とりもち「そうかな?・・・まぁ、シンジが生きていたら、ゲンドウから去ることはないだろうけど、
     いない場合は、かなり変ってきますからね」
ピーナッツ「まぁ、ここの辺りは結局、個人の解釈だけの部分になるだけですから、堂々巡りにしかならないかと」
YUKI「そうですね」
とりもち「子供が存命かどうかで、かなり変りますよ」
とりもち「やはり、ユイ論になってきました・・・でも、予想と違うのは、
     とりもち+YUKI VS ピーナッツにならず、
     とりもち VS YUKI+ピーナッツになってます(爆)」
謎の仲介?員「さぁ、白熱?しかかっていますが(してるのか?)ソロソロ、
       容量の関係でここでお開きと言う事で・・・それでは、続きを読みたい方は、
       YUKI殿に『贖罪あとがき拡張版をお願い』と言うメールを送ろう!
       簡単で良いから、感想付きで・・・」
YUKI「ん〜、何か意見がある方は、メールかチャットで御願いします」
ピーナッツ「いや、今日はありがとうございました。考え方が異なる人はぜひ一緒にチャットでお会いしましょう!
      白熱すると楽しいですよ♪」


・・・・・・
・・・・・・
雷が迸る釘バットを振りまわし走りまわる影がある。
アスカ「だぁ〜今日は何時ものトコにいないと思ったら!!・・・どこいったぁ〜〜!! 
    腐れ作者とりもちぃ〜〜!!  コロスゥ〜〜!!!」

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