23
使徒VS・・・
浅間山の観測所のモニターの前に子供達が来ていた。
「・・・シンジさん、あれって・・・」
元の姿に戻っているミカが、空を飛びながら、
火口に向かっていく、それを見ながら呟く。
「・・・あ、あれって、マジで飛べたんだ」
一応、存在は知っていたが、飛べるとは思っていなかったタカは、
驚きながらそう言った。
「・・・・・・た、大砲は無いですね」
聞いていたシンボル?とも言うべき大砲が無いのを見て、
マナは、ホッとしたような、それでいて、チョッと残念そうな声で呟いた。
「まぁ、今回は、空を飛ぶし、マグマの中に行くから・・・」
シンジがそう言った。
空中や、マグマの中では、体面上、
中華キャノンが使えない為、タンクと共に外してあるのである。
勿論、代わりにと、背中には飛行用のブースターがついている。
「先行者NV、キャッチャーを持って、捕獲作戦開始」
シンジは顔を紅くしながら、
腕につけている腕時計のようなモノに指令を出す。
先行者NVは、柵の様なそれを持って、火口に降りて行く。
『もぐる、もぐる、わしらはもぐる、海の底、地の底、肥溜めの底〜♪』
勿論、奇天烈な歌付で・・・
「マジで潜れるんですか?」
観測所の所員が驚いたように言った。
「今回は、それ専用の仕様にもなっていますから♪」
何故か、ミカがそう言った。
「モニターを先行者NVの前方メインカメラに」
シンジがそう言うと、モニターに柵が見える。
「あれ?・・・メインカメラって、胸のあたりについているの?
顔じゃなくて・・・まさか、飾り?」
柵の映っている所から、カメラの位置を考えて、
マナがそう言った。
「そうかも・・・(汗)」
冷や汗を流しながらタカはそういった。
「あんなもの飾りにすぎんのです。
偉い人にはそれがわからんのです」
「「は?」
いきなりミカが言った事に、首をかしげるタカとマナ。
「ミカちゃん、それって?」
シンジがミカに尋ねる。
「朋意技術部特別顧問に、
カメラの事を訊かれたら、そう答えるようにって・・・」
ニコニコしながら答えるミカ。
「・・・自分が一番のお偉いさんのクセに・・・(汗)」
シンジは呆れたように呟く。
因みに、対外的には、ネルフでのユイの地位はシンの次位になっているが、
実質はNo.1とも言える。
「視界が悪いですね・・・」
かなり潜っていくと、よく見えなくなっていく。
「特殊センサーアイに移行」
シンジがそう言うと、画面がコンピューター処理をされたものにかわる。
「凄い・・・」
その精巧な画面に、観測所の所員はそう呟いた。
更に、限界深度がまだ来ないのか、平気な状態で潜って行く。
「深度1730・・・いました。
しかし、まだ届きませんね」
ネルフからきた所員がそう言った。
モニターには遥か下方にある使徒の繭がズームされて映る。
使徒の位置を示すところに、1804と言う数値があった。
他にも、色々と重要な分析を行っている。
先行者NVは、見かけはかなりアレだが、凄まじい先端技術が盛り込まれており、
その名の通り、世界の技術の遥か先を行っている者なのである。
因みに、ネルフマッド御三家の手により、
ネルフの備品の中でも、最新の超技術やオーバーテクノロジーが、
これでもか!と言わんばかりに、
ふんだんに盛り込まれた一品なのである。
(無論、その殆どがシンの技術の応用とかである)
まぁ、見かけが見かけだし、その技術が発揮される時の条件が条件なので、
その性能を気にすると言うか、出来る人間はあまりいないし、
偉い地位に居る人間ほど、その姿等に騙されて、考えないようにしているようだが・・・
それ故、好き勝手に、オーバーテクノロジーを、
『これでもか!』
と言う位、盛り込んでいるのである。
因みに、その装甲?はゼーレにも秘匿されている超特殊装甲版であり、
理論上、今までのエヴァの拘束具とも、比べ物にならないくらい凄いものである。
つまり、マジで装甲と呼ぶにふさわしいものであるらしい。
今回の耐圧、耐熱などの試験が終わり次第、
極秘裏に本部のエヴァの装甲も同じモノに変わるらしい。
つまり、今回は、そのテストもかねているのである
「そこまでわかるとは・・・
(しかも、あれだけ早く潜っても・・・やはり、所長に申請して・・・)」
専用の観測メカよりも、遥かに性能の良いそれを見て、
現場にいる観測所所員はそう呟きながら、
ネルフに技術供与をどうやって求めようかと考えていた。
もっとも、先行者NVの購入すると言う意見は、
満場一致で否決されたが・・・
(売るつもりも無いだろうが・・・)
「使徒に反応は?」
シンジが真剣な顔で訊く。
「ありません」
所員も真剣な顔で答えた。
「そうか・・・まだ、羽化の時じゃないのかな?
でも、Sマギの予測では、捕まえた途端に変化を始めるハズだったんだけど」
「それは、おそらく、先行者NVは、エヴァと違って、
ATフィールドがないから、あの使徒は反応しないんじゃないのか」
シンジの呟きにどこかで聞いた事のあるような声が答えた。
「そっか・・・って、え?」
その声に驚いて、シンジが振り向いた。
「よ!」
「ただいま・・・お兄ちゃん」
「何やってんのよ!」
そこには、シンとレイ、それに何故か怒っているアスカがいた。
「な、何で、ここに?!」
シンジが驚いて訊く。
タカやマナ、ミカも驚いた顔をしている。
「何で、ここにって・・・
だいたい、使徒が現れたのに、何で、
この私を仲間はずれにしているのよ!」
「いや、仲間はずれも何も、シンジは俺達の事を」
怒鳴るアスカをシンは宥める様に言うが・・・
「しかも、何でアレを使っているのよ!」
アスカはそのまま、モニターを指しながら言う。
因みに、先行者NVの視点?なので、本体は映っていないが、
関係者にはだいたい予測がつく。
「いや、だって、溶岩の中を潜って行くんだし、
エヴァでどうやって・・・
(それに、今回はエヴァの次世代装甲のテストもあったし)」
シンジは焦りながらそう言った。
「え?・・・えっと、
(データ上、S型もM型も、最新式のF型もマグマの中じゃ使えないし)・・・(汗)」
アスカは、エヴァの性能や特殊武装等を思い出しつつ、言葉に詰まる。
勿論、この時、アスカはD型装備の事は知らない。
因みに、アスカは、本部に来てというか、ミサトの手から離れてからと言うもの、
自分から、チャンとエヴァや武器、装備の仕様書などを確り読んでいる。
しかし、その前に、シンが、
【(戦闘どころか、殆どの用途に使えないので)D型装備は、欠陥品】
と言うレッテルを貼った為、資料から削除されていたからである。
「アスカ・・・行き当たりばったり・・・死にたいの?」
「だいたい、それだと、あの無能と同じだぞ」
レイとシンが呆れたようにそう言った。
「ウッ・・・(汗)」
アスカが冷や汗を流す。
「でも、どうして戻ってきたんですか?」
不思議そうにミカが訊いた。
「それは、アスカが、他校の生徒を・・・」
「アレは、向こうが悪いんでしょ!
それに、アンタの彼氏だって!」
呆れたように言うレイに、アスカがそう怒鳴る。
「どう言う事ですか?」
タカが冷や汗を流しながら訊く。
「まぁ、シツコイ、ナンパ男共をチョッと〆ただけだ」
何故か青筋を額に浮かべたシンが、
指をポキポキしながら、アッサリとそう言った。
しかし、その様子から、ナンパした相手は、
暫くマトモに行動できない状態になったであろう事は想像がついた。
「アレはナンパじゃなく、拉致といってもいいわよ」
「うむ、確かに・・・」
アスカの言葉に、シンは同調するように頷く。
「全く、国連のどっかの偉い人の知り合いの息子らしいけど、
自分や、更には自分の親の力でもないのに、
その権力を振りかざそうとする馬鹿だったわ」
アスカはまだ怒りながらそう言った。
「非公開組織とか言っていたわ」
「昔のウチ以外に、そう言う組織があったとは初耳だがな」
レイとシンがそう言った。
「どうせ、ハッタリでしょ、更に、金と暴力で見知らぬ年下の女を、
無理やり連れて行こうとするなんて、最低よ」
「まぁ、最後は保安部に連行されていったがな」
ニヤリとしながら、シンがそう言った。
「アレは連行じゃなく、荷物のように運んで行ったと言うと思う。
顔や上半身は地面についていたし・・・」
「う〜ん、そうかもな」
レイの言葉に、シンはそう言った。
どうやら、足の方を掴まれ、引き摺られていったらしい。
「でも、自業自得よ、警官の格好をしていた保安部の人にまで、
偉そうな事を言っていたし」
「『俺を誰だと思っている。
とある非公開の国連下部組織の司令の知り合いの息子だぞ』って、言っていたわ」
呆れたように言うアスカの言葉を補うようにレイがそう言った。
「その割には、その組織の名前を聞かれても、はっきり、答えられなかったわね」
頷きながら、アスカがそう言った。
「“な〜ぶ”とか言っていたわ。
そんな組織、何処にも無いわ」
「保安部の人も言っていたが、架空の組織だろうな。
馬鹿としかいえん」
中々の武勇伝を築いてきたようである。
「・・・まさかね(汗)」
シン達の会話を聞きながら、シンジは冷や汗を流す。
数日後、シンジを預かっていた先生の所の1人息子が、
何故か、様々な罪が暴露され、
少年院にぶち込まれたという話があるが、それは関係ない?事なので割愛しておく。
「で、どうするんだ?」
「このまま、使徒を引き上げても、もって行く場所がね・・・」
シンの質問に、シンジがそう答えた。
「・・・(確かに、こちらに負担をかけないようにするにしても、
ゼーレに使徒のコアが運ばれるのは問題だな・・・)」
シンは暫く腕を組んで考えていた。
「あ、チョッとトイレに行って来る。
すいません、お手洗いはどこですか?」
シンはそう言って、観測所の所員にトイレの場所を訊いた。
「え、あぁ、部屋を出て、右の・・・」
シンが外に行こうとすると、
それに気付いたレイもついて来ようとする。
「えっと、トイレだよ。
直ぐ戻ってくるから、皆と待ってて」
「・・・わかったわ」
レイはそう答えると、シンジ達の所に戻って行った。
それを確認すると、シンは部屋の外に出た。
「さて・・・」
シンはトイレの方に向かいながら、そう呟いた。
その時、何故か、シンの瞳は紅くなっていた。
「あら?
アンタの彼氏は?」
シンジ達の所に来たレイにアスカがそう言った。
「トイレ・・・?」
レイはそう言いながら、怪訝そうな顔をし、首を捻った。
「どうしたの?」
「・・・変な感じがするの」
ビービービー
不思議そうに訊いて来たアスカに、レイがそう答えると、警報が鳴った。
「どうしたの?!」
アスカが慌てて訊く。
「使徒が羽化を始めたんだ!」
シンジが叫ぶように答える。
「圧力が弱まったから、危険を察知したのかしら?
(さっきの感覚は、その所為なの?・・・でも、チョッと違うような・・・)」
レイがそう呟いた。
アスカがモニターを見ると、使徒の姿が爆発的に変わっていく。
「どうするの?!」
アスカがシンジにそう言った。
「クッ、本部に言って、エヴァを持って来させないと・・・
でも、時間が・・・その前に撤退を・・・」
シンジが悔しそうにそう言うが・・・
「起動準備に、後、15分くらいかかるわ・・・」
どこかに連絡を入れていたらしいレイが受話器を片手にそう言った。
「「「「え?!」」」」
アスカを除く、シンジ達の目が点に変わる。
「私達がココに来たのはもしもの事を考えて、
エヴァを持ってきたからに決まっているでしょ!
レイ、着替えに行くわよ」
アスカがそう言って、レイの手を引っ張る。
「でも、シン君が・・・」
引っ張られながら、レイはそう言った。
「更衣室に行くついでに、
トイレに向かって声をかければいいでしょ!」
「わかったわ」
アスカの言葉に、レイは納得する。
「シンジ、指揮車両とかは表に来ているわよ!」
アスカはそう言って、レイと共に出て行った。
「わかった!」
現状をある程度理解したシンジはそう言うと、
即座に頭を回転させる。
「先行者、出来るだけ下の方にキャッチャーを投げ捨てろ!
その後、使徒を警戒しつつ浮上!
即座に全員撤退する!
表にある指揮車両もしくは、他の車両に移って!
貴方方も、急いでお願いします。
ココは危険です」
シンジはテキパキと指示を出し始め、
観測所の所員を含む全員が、慌ててそれに従い始めた。
その頃、火口際
「よし、ソロソロ、戻らないと」
人影が火口を覗きながら、そう言って消えた。
まるで最初から何も無かったように・・・
指揮車両。
そこには、シンジを始め、ネルフ関係者が入っていた。
「観測所の人達を始め、民間人は?」
「・・・全員、確認しました。
今、最後の1人を乗せて、脱出します」
シンジの言葉に作戦部員の1人がそう答えた。
因みに、もしもの事を考えていた為、一般の市民は、最初から、
作戦終了まで、ある程度の範囲外まで、避難している。
「安全圏内には?」
「5分でキャリアーが拾えるところに出ます」
因みに、クレーンのようにバスを掴んで、
一気に遠くまで運んで行くのである。
もしもの事を考えれば、それが安全であるからだ。
「先行者は」
「後、100で、火口からでます。
先行者のカメラは第4モニター、
断面モニターは6番です」
6番のモニターには、浅間山の断面予測図に、2つの光点があり、
火口に向かって、ドンドン登っている。
「使徒は?」
「先行者の下方20、ドンドン近付きます。
このままだと、火口から出た途端に捕まります」
「エヴァは?」
「零、初、弐、全員搭乗しました。
起動まで後2分」
「クッ・・・何とか先行者で時間を稼がないと・・・」
どう考えても、時間が足りないので、シンジは先行者で時間を稼ぐ方法を考える。
「あの、いきなり熱い所から出て、先行者は大丈夫なんですか?」
ミカがそんな事を訊いてきた。
「え、あぁ、先行者の素材は特殊・・・・・・
そうだ!」
シンジはミカの言葉で何かをひらめいた。
「先行者、使徒に捕まったら、
火口から脱出次第、相手に光線的冷凍だ!」
シンジはそう指示を出した。
火口から脱出した途端、先行者NVは使徒に足を食いつかれたが、
そのまま飛び上がり、空中で・・・
ヴィ〜〜〜〜〜!!
そのやる気のなさそうな目から、青白い光線を出した。
ひか〜る瞳にはぁ〜(冷たい眼差し〜♪)
やる気がないわけじゃないのさ(嘘おっしゃい!)
例え、世間に笑われようとも(キャハハハハ♪)
俺は逝く、逝く、逝っく〜(勝手に逝ってきなさい♪)
ひたすらわが道ぃ〜(どこの道?)
空、海、陸、例えマグマの中でも、氷山の中でも(某会場でも?)
篤い眼差し、萌える瞳にぃ〜(病的よねぇ〜♪)
俺が目指すはただ1つ(今回の新刊ください♪)
案の定、光線と共に変な歌が・・・
何故か青白い光線が当たった部分に、
氷が発生し、一気に纏わりつく。
びゃぁ〜〜〜〜〜〜!!!
その途端、使徒が叫び声の様なモノを発して、
先行者NVの足を外すが・・・
「先行者!
そのまま捕まえろ!!
そして、ギリギリまで、浴びせ続けるんだ!」
シンジの指示で、先行者はその指の無い腕で、
器用に火口内に逃げようとした使徒の尻尾の様な部分を、
抱きかかえて、捕まえ、そのまま光線を当てる。
シンジはシリアスに言っているが、
相手がアレなので、しまりが全くない。
「飾りじゃないじゃん(汗)」(タカ)
「ねぇ〜(汗)」(マナ)
「そう言った方が驚きが多いって・・・(汗)」(ミカ)
誰かがそんな事を呟いた。
勿論、歌も続いている。
シンジは腕時計のようなモノの、何かのパラメーターを見ている。
「エヴァ、全機起動!
いつでもいけます!」
作戦部員が叫ぶように報告する。
「間に合った!
先行者、そのまま使徒を空中に投げろ!
全員、使徒に向かってそのまま攻撃!」
シンジがそう叫ぶと、先行者NVは熱膨張の関係で、
既にボロボロになっている使徒を空中になげ、
そのまま冷凍光線を浴びせ続ける。
エヴァ達は、使徒に向かって、パレットライフルを撃ち、
更に、手に持っていたプログナイフや、ソニックグレイブを投げつけた。
そして、そのまま使徒は爆発した。
「パターン青消滅!」
「使徒殲滅です!」
その報告が入った途端、大人達が思いっきり歓声を上げた。
『・・・ねぇ、あれ、今度は顔とか腕とかが壊れてない?』
アスカがそんな通信を入れてきた。
使徒を殲滅した途端、先行者NVは、顔を爆発させた。
更に、無理が祟ったのか、使徒を掴んでいた腕がもげ落ち、
使徒に食いつかれた足ももげて、地面に落ちていた。
『まぁ、使徒相手に、あそこまでやったんだ。
仕方ないだろ・・・一応、修理可能だ。
(一々壊れるようにして無いと拙いからな)』
既に胴体に片足がついているだけになったそれを見ながら、
シンがそう言った。
『寧ろ、上出来・・・』
レイはあえて見ないようにしながらそう呟く。
『エヴァやN2兵器以外で、使徒にダメージを与えられるなんて・・・
あれって、本当に、本気で、マジで、対使徒用の兵器だったのね・・・』
信じられないといった様子でアスカはそう呟いた。
『まぁ、今回の使徒は、アレを捕まえる為に、
ATフィールドを自ら解いていたようだからな・・・』
『だから攻撃が届いたのね・・・』
シンとレイはそう分析しながら言った。
『ねぇ・・・指揮部長』
「なに?」
『アレ、完膚なきまでに破壊しちゃダメ?』
アスカがサラリとそう訊いて来た。
「ぎ、技術部特別顧問達が怒るから止めた方が良いよ(汗)
それに、確り、回収しないといけないし・・・(データ取りの為に)」
シンジは冷や汗を流しながら、そう言った。
続く
と「先行者NV大活躍ぅ〜!」
鐘「ドンドン、ぱふぱふ」
D「マジだよ・・・」
華「ですねぇ〜(汗)」
と「流石、某ランキングで、ワンツーフィニッシュを飾っただけの事はある」
D「一部の連中には悪夢だったろうがな・・・」
華「ですねぇ〜」
鐘「ところで、今回の新曲?ですが、やはり歌っているのは?」
と「某司令、副司令コンビだ」
D「・・・某会場ってなんだ?」
華「とりもちが忙しくって、いけなくなった所よ、五年程、近付いてもいないらしいわ」
と「(/TДT)/あうぅ・・・・」
鐘「あはははは・・・(汗)」
D「そう言えば、順位が大幅に変わったな」
鐘「トップは変わっていませんが・・・引き伸ばし工作は止めなさいね」
華「ふ、もう少しだから、必要ないわよ!」
と「因みに、現在は以下の通り・・・」
1位 山岸マユミ
鐘「このまま逃げ切りを!」
2位 ハーレム
と「転ぶ転ぶ・・・」
D「うむ、急増している・・・」
鐘「マユミ派にも転ぶ人が・・・(^^;)」
華「アスカファンは転んじゃダメよ!」
3位 シンイ=ジカーリ(ミユ=アンカード)&鈴原ミカ
と「そんなに私の血が見たいのくわぁ!!」
D「だろうな・・・」
鐘「本当に出すんですか?」
華「シナリオを2本ほど作っているみたいね」
と「ミカちゃんの票も復活してきました」
D「前の脅しが効いたか?」
鐘「どこまで追いついてきますかね」
華「く、負けないわよ!」
5位 惣流アスカ=ラングレー
華「3位の連中にあと少し!!」(マジ)
鐘「かなり応援、頼んでいるし・・・」
6位 洞木ヒカリ
と「元気ないぞ〜」
D「減ったよな」
鐘「一番転んだ人が多かったし」
7位 綾波レイ
鐘「コンスタンスに稼いでいますよね」
と「ハーレムがトップでも、彼女以下の人は入れません、ゆえにヒカリちゃんピンチ」
D「上位と言う約束だしな・・・転ぶ人はよく考えるように」
華「アスカファンは正妻を目指すのよ!! そしてあわよくば独り占め!!」
鐘「マユミファンの方は逃げ切りましょう!!」
と「因みに、2位が正妻、3位が二号と以下続く・・・」
D「でも、同着が多くなるのではないか」
鐘「いえ、師匠、数票差以内の場合、入れ替わる事があるので、同位にしているだけです」
華「因みに始めにかかれて居る方が現状での上位者ね」
と「しかし、ハーレムは兎も角、アスカの票の入り方も尋常じゃないな」
D「まぁ、危機感を覚え、慌てて、あの方法で票を纏めて入れたからな」
鐘「ヒントは感想メール一通につき一票・・・ただし、一文字メールやコピは認めません」
華「あぁ、それを言いますか!」
と「一気に落としてもらい、後でまとめてお返事を書いたが、大変じゃった・・・」
D「あぁ、代わりに送るのも、大変だったそうだぞ」
鐘「その所為で、アレはSSを送るのを忘れていたとか?」
華「理由になんないわよ、読者は待っているんだし、一緒に送るだけ出し
(まぁ、出るのも某事情で遅れたようですが・・・)」
と「次は後始末かな・・・」
D「だな・・・それに温泉もあるだろう」
鐘「えぇ〜マユミさんはぁ〜!!」
華「・・・まだ、出なくていいわよ・・・ぼそ」
鐘「何か言いましたか?」
華「べつにぃ〜♪」
と「まぁ、まぁ、親ばかでもチャンと出てくるから」
D「あぁ、予定では、本編の第25話あたりから、出てくる予定だ」
鐘「本当ですか♪」
華「ちぃ・・・」
と「では、後はキャラコメ担当さんたちに任せて」
D「うむ、それでは」
鐘「またお会いしましょう」
華「感想メールお忘れなく♪」
(⌒∇⌒)ノ""マタネー!!×4
アスカ「なんか、スンゴイ久しぶりに使徒戦見た気が……」
レイ 「前回の使徒戦は17話だから、確かに久しぶりね」
アスカ「ここ最近ミサト関係の話多かったからね」
レイ 「その話も漸く終わったということね。次の使徒はマトリエル。
それまではどんな話になるかしら?」
アスカ「まあ、上で言っているのが終わったら
……シンジの相手の決定かしら?
今回アタシが活躍できたし、これで一気に票を伸ばせるわね♪」
レイ 「それはどうかしら?」
アスカ「何か問題でもあるって言うわけ?」
レイ 「次の話以降で他のキャラにも活躍の場があったら?」
アスカ「そんなの切って捨てるまでよ。降りかかる火の粉は振り払うのが当然でしょ?」
レイ 「とりもちがそんな風に易々と行かせるかしら?」
アスカ「む……」
レイ 「まあ、それは次の話を見れば分かることね」
アスカ「……期待、してるわよ?」
レイ 「さて、今回一つアスカに聞きたいことがあるの」
アスカ「聞きたいこと? 珍しいわね」
レイ 「この話はなんと言ってもアスカとアレの競演だと思うのだけれど……どうかしら?」
アスカ「うっさい、ぶっ壊すわよ」
レイ 「怖いことを言うわね」
アスカ「あんたが言わせてるんでしょうが、アンタだって代名詞でしか言わないくせに」
レイ 「……それもそうね」
アスカ「まあ、チャンスがあれば、今度こそ完膚無きまでにぶっ壊して夢の島行きね」
レイ 「がんばってね」
アスカ「あにいってんのよアンタも協力すんのよ」
レイ 「どうして?」
アスカ「アレが登場すると、大分話を食うでしょ」
レイ 「確かに」
アスカ「アレを完全に退場させればその分登場チャンスが増えるってことじゃない」
レイ 「その通りだけれど、それは他の候補にとってもよ?」
アスカ「だからそれは良いって言ってるでしょ?」
レイ (……アレを退場させる方が重要ということね。ここは恩を売っておく方が良いかしら?)
レイ 「そうね、その代わり他のところで何かお願いするわよ」
アスカ「まっかせときなさい、シンジが絡まないところなら協力す……」
レイ 「どうしたの?」
アスカ(指さす)
アレ 『ぬ〜』
レイ 「………」
アスカ「………どうしてここに来るわけ?」
レイ 「さぁ」
アレ 『うぃ〜ん』
アスカ「とりあえず、逃げるわよ」
レイ 「ええ」
二人は全速力でアレから逃げ始めたがすぐに追いかけてくる。
アレ 『ガッチャガッチャガッチャ……この効果音はいらないんじゃ?
え? 歌う代わりにこれで勘弁しているんだから続けろって? ……しくしく』