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                                       手紙・思惑・交差




 ネルフ本部

 オペレーター三人衆と、よく一括りで呼ばれ、マヤのように、
紅一点と言うような読者や作家の目を引くような特徴はないが、
男で長髪、副司令直属、趣味ギター等という、もう1人の男日向マコトよりも、
使えそうな特徴を、多々、持っているくせに、
何故か、3人の中で、一番地味で目立たないと言われる男、【青葉 シゲル】・・・
(『余計なお世話ッス!(T0T) q』By 青葉 シゲル)

 彼は、いつものように自分の仕事を終え、1人で廊下を歩いていた。

「あ、青葉さん、ちょうど良かった♪
 すいません、チョッと良いですか?」

 そう声をかけられたので、シゲルがそっちの方を見ると、タカが居た。

「ん? あぁ、タカヒロ君か、どうしたんだい?」

 シゲルは立ち止まって、タカにそう言った。

「実は、頼みたい事があるんです」

「頼みたい事?」

「いや、実は、親父のと思われる手紙を濡らしちゃって・・・」

 後頭部を掻きながら、タカヒロはそう言い、
マナから預かっていた封筒(手紙入り)を見せる。

「あらら・・・それじゃぁ〜親父さんから、大目玉喰らうね」

「だから、コッソリ、内容を再生してもらえませんか?
 極秘で・・・」

 タカヒロは拝むようにして頼んだ。

「あははは、仕方ないなぁ〜
 で、報酬は?」

 シゲルは少し笑いながら、冗談交じりにそう言った。

「えっと・・・このチケットでどうですか?」

 タカヒロは、とあるチケットを取り出して、シゲルに見せた。

 それは、とあるバンドのコンサートのチケットであった。

 そのバンドは、まだデビューこそしていないアマチュア状態であるが、
テクニック等が凄く、その道のマニア?達の間ではかなり人気があるらしく、
そのチケットは、いつも予約だけで、全て完売されると言う程の人気だった。

 しかも、そのチケットは、第三新東京市ある小さなライブハウスで行われるものだが、
折角近くで行われ、仕事が終わった後で行けると言うのに、
行われる場所が小さい為、チケットの枚数が、かなり少なく、
しかも、販売当時、シゲルは、仕事の都合やタイミングや悪くって、
手に入れられなかった一品であった。

「えぇ?! こ、こんなすごいモノを?!
 良いのかい?!
(って、言うか、報酬って言う事自体、冗談だったのに・・・)」

 チケットを受け取りつつ、シゲルは驚いてそう言った。

「い、いやぁ〜手に入れたのはいいけど、よくよく考えたら、
俺、ちょうど修学旅行で行けないと思うし・・・(汗)
(あう〜〜〜本当は、戻って来る日で、ぎりぎり行けるから、
何かで遅れて、途中からになったとしても、
行こうと思っていたのになぁ〜(T_T))」

 タカヒロは頭をかきつつ、そう言った。
(心で泣いているけど・・・)

「あははは、ドジだなぁ〜わかった、いつまでだい?」

「なるだけ早くお願いします。
(修学旅行は・・・何とか誤魔化して、バックレるしかないか・・・
 あっちには父さんや他の部下の人も居るし、シン君に言えば、
多分OKしてくれるだろうけど、状況がハッキリするまで、巻き込みたくないし・・・)」

 タカヒロはそう言いつつ、メモリーディスクをシゲルに渡す。

「そうだね・・・この状態だと・・・仕事もあるし・・・その合い間にだから・・・
 う〜ん、明後日の夕方までになら、なんとか・・・」

 シゲルは、一度、グショグショになった為、
悲惨な状態になっている封筒を見ながら、そう言った。

「わかりました。
 あ、そうそう、手紙の内容は・・・」

「わかっているって、プライベートな事だったら悪いから、
機械にかけた後、内容は、そのままこのメモリーディスクに入れて、読まないし、
もし、破損が酷く、直接、見ないといけない時でも、黙って秘密にしておくさ」

「頼んます、出来たら、連絡ください、直ぐ受け取りに来ます」

「あぁ、良いよ」

 タカヒロはシゲルの返事を聞くと、どこかに走って行った。

「さてと・・・今日は、残業無かったんだけどな・・・
 ま、いいか、久々にマコトの奴と一緒に帰るか・・・
 偶には、一緒に飲んで帰るのもいいだろ」

 シゲルはそう言って、発令所ではなく、分析部の解析室に向かって行った。

 因みに、マコトは、今日も、いつもの通り、
某名ばかりの上司の仕事をサービス残業でやっているらしい。
(そう言う凶悪な要因があるから、設定が地味でも目立つのかな?)






 その頃、ミサトは、自分の執務室にあるマギの端末で、
中佐から渡された写真の少女を探そうとしていた。

「う〜中々見付からないわねぇ〜」

 探すと言っても、ミサトは、マギの扱いが上手いわけでも、
熟知しているわけでもない。

 しかも、なるだけ、バレない様にしているので、
なおさら難航し、苦労する。

 ココで、疑問を感じている読者に対して、少し説明しておこう。

 確かに、本編の最後辺り映画の中で、ミサトはマギから、
様々なデータを引き出したりしていた。

 しかしながら、それは、ミサトの実力と言うわけではなく、
加持から託された資料やツールを使い、本部内も様々な理由で、
ごちゃごちゃしていた忙しかったから、できた事である。

 それに、調べたいもののデータの位置が、加持の資料のおかげで、
ハッキリしていたのもある。

 だが、今回は、何処をどうやって調べれば良いのか分らないし、
それ専用のツールもない。

 マジで手探り状態なのだ。

 だから、余計な手間もかかるし、ややこしいのである。

 ハッキリいって、ミサトにそう言う事を頼んだ中佐は、
無謀を通り越して、自分の降格、もしくは退職届に自ら判を捺した様に感じるだろう。

 だが、戦自での教育課程では、確りミサトはそう言う事が出来ていたのだから、
中佐が勘違いしていても、仕方が無い事だろう。

 なぜ、その時はできたのかと言うと、実際、習っている最中だったし、
実はネルフに就職し、作戦部長広告塔になる事がゼーレによって、
最初から決まっていた等とは、夢にも思っていなかったので、
ミサト自身、必死に勉強していた事もある。

 つまり、ミサトは、それ相応の実は形だけの試験を受け、それに合格し、
最終試験とばかりに、ドイツのネルフ支部に召還され、訓練を受けて居た時までは、
真面目にやっていたのだが、正式にネルフ本部の作戦部長になる事が伝えられた内定をもらった途端、
安心しまくって、そのまま、維持する努力をしなくなり、このようになってしまったのである。

 更に、言うなら、仕事を言われなくても肩代わりしてくれる簡単に押し付けることの出来る部下ができた日向マコトが居る事も、
大きな原因のひとつであろう。

 そして、現状に甘え切って、自堕落になっていき、益々、仕事もせず、
(えびちゅを飲みながら)遊びまわっているものだから、
折角、身につけたスキルを使う必要もなくなったいき、ドンドン忘れていって、
退化していったのである。
(つまり、昔、勉強していた時は簡単にできた事でも、何年もやってなかった事は、
何故かできなくなっていると言うアレと同じである)

 まぁ、それでも、何とか管理局のデータの所まで潜入しているのだから、
ある意味、すごいと言うものであろう。
(でも、バレていたりして・・・)

 ミサトは難しい顔をしながら、端末のモニターに映る顔写真と、
睨めっこをしていた。

「あれ、葛城さん、どうしたんですか?」

 書類を持て、ミサトの執務室に入ってきたマコトがそう言った。

「だぁ! って、なんだ、日向君か・・・」

 書類の束というか、山を運んでいる日向を見て、ミサトはホッとした。

「何、驚いているんですか?
 それよりも、これを読んで、サインと判子をって・・・
 僕の机で、何をしているんです?」

 書類の山をミサトの机に置いたマコトは、
ミサトがいじっていた自分の机の上にある端末のモニターを見て、そう言った。
(マコトの机も、一応ココにあるらしい・・・ミサトの仕事を代わりにする為に)

 実はもしもの事を考え、ミサトはマコトの端末で調べていたのである。
(外道・・・)

「あ、こ、これは・・・」

 ミサトは慌てて、画面を隠そうとするが、
既に遅く、マコトは画面を確り見てしまっていた。

「(えっと、馬鹿正直にスパイって言ったら、ネルフ全体に広がって、
ネルフ全体が探しだすだろうから、直ぐに見付かるでしょうけど、
見付かっても私の手を離れる可能性が高いし、
そのまま、あのガキ共にだだ甘く公私混同な司令部達や、
あの生意気なガキ共に先を越され、中佐に突き出すことが出来なくなるわ。
 それに、下手をすれば、これ幸いと、
私に、全く関係ないスパイ容疑をかけるかも知れないから、色々と拙い事が・・・)」

 ミサトはやっている事自体が、スパイ行為と言う事を、
理解していないのか、それとも棚に上げているのか、そう考えていた。

 その時、彼女の殆どツルツル?の脳がとある閃きをたたき出した。

「じ、実はね、そ、その・・・
 そ、そう、そう、し、知り合いの友人の娘さんが、家出をしたらしくってね。(汗)
 どうやら、この第三新東京市にいるらしいのよ。(汗)
 それで、チョッと探してくれないかって頼まれてね。(汗)
 そんな個人的な事で、他の人を使うわけにもいかないでしょ(汗)
 しょ、職権乱用になるし・・・アハハハハハハ(汗)」

 この間の調査等で、職権乱用の王者だったと、バレているハズのミサトが、
あせりながら、必死に思いついた事をマコトに言った。

「はぁ・・・(それの為に、無断でマギの管理局のデータを・・・
 でもそれって、十分に、職権乱用のような。
 ただでさえ、葛城さんは、色々と問題になっているのに、
見付かったらやばいよなぁ〜)」

 マコトは冷や汗を流す。

「え・・・葛城さん、あの、その人って、一年以上前に家出したんですか?」

 モニターに映っているデータを見たマコトが不思議そうに訊いた。

「へ?・・・た、多分、最近だと思うけど?」

 不思議そうに、ミサトはそう言った。

「だったら、何で、そんな過去のデータを見ているんですか?」

「へ?」

 ミサトはモニターに映るデータを見てみると、
確り登録の日付が2013年○月□日と出ていた。

「しかも、ドンドン過去にさかのぼっているみたいですし」

 クリックのある位置を見て、まことはそう言った。

「ま、マジ?」

 今までミサトは顔写真のところしか見てなかったので、
そう言う所は全然確認していなかったのだ。
(つまり、無駄な努力)

「えぇ、ですから、そこまで探して見付からないんじゃ、
第三には来てないんじゃないですか?」

 マコトはもっともな事を言った。

「で、でも、私、始めたばかりで、まだ百人チョッとくらいしか、見てないわよ」

 ミサトは驚いて、そう言った。

「はぁ?・・・ちょ、チョッと、良いですか?」

 マコトは、横から端末をいじり始めた。

「???」

 ミサトは訳が分らず、そのまま見ている。

「か、葛城さん、何で、一昨年の暮れ辺りの記録から、
さかのぼっているんですか?(汗)」

 マコトは呆れたようにそう言った。

「へぇ?・・・何でそんな事まで分るの?」

 ミサトが驚いたようにそう言った。

「端末の履暦を調べたからですよ、そんな事も知らなかったんですか?」

「へ・・・い、いやぁ〜ねぇ〜
 ちょ、チョッと、ど忘れしていただけよ、アハハハハハハハ(汗)」

 笑って誤魔化そうとするミサトを、マコトは呆れたように見ていた。





 第三東京市内、某ファーストフード店

 そこにはタカとマナが居た。

 マナは帽子を深くかぶり、タカヒロの服を着ている為、
外から見ると、男の子にしか見えない状態であった。

「本当に、大丈夫なの?」

 不安そうに、マナが訊いた。

「え、あぁ、大丈夫だよ、頼んだ人は、副司令直属にされるほど、
確りした人だから、他の組織のスパイって事はないし・・・
 それに、父さんの手紙って言ってあるから、もし、内容を見たとしても、
変な風には絶対にしないよ」

 タカヒロは、マナを安心させるようにそう言った。

「でも、宛名が違ったら・・・」

「大丈夫、誰宛っては言ってないから、
その時は、父さんが書いたものと思ってくれるよ」

 まぁ、タカヒロの父親は保安部の部長だし、シゲルよりも階級も上だし、
報酬も貰ったから、シゲルも下手な事はしないだろう。

「でも・・・」

「大丈夫だって、でも、まだ思い出せないの?」

 まだ少し不安なマナに、タカはそう訊いた。

「えぇ、その辺りの前後だけ、ぼやけているの・・・」

 マナは難しそうな顔をして、そう言った。

「強く頭を打ったからだね・・・
 でも、完全な記憶喪失になってなくて、良かったじゃないか」

「そ、そうね・・・自分がどういう状態なのか分らなかったかもしれなかったし、
下手をすれば、こうしていられなかったかもしれないしね」

 タカのポジティブな考えで、マナは気が少し楽になった。

「兎も角、今日の内に色々と買い物をしておこうよ。
 いつまでも、僕の服じゃアレでしょ(汗)」

 どうやら、マナの着替えを買いに来たらしい。

「え、あ、そ、そうね・・・一応、お金だけは持っているから」

 マナはそう言って、新崎から渡された財布を取り出す。

 お札は、濡れて、多少、しわくしゃになっていても使えるし、
もしもの時は銀行で交換してもらえるから、大丈夫であるし、
新崎の財布は多少防水性があったのか、そんなに酷い状態になってなかったので、
一枚ずつ乾かす事によって、大丈夫だったのである。

「え?・・・服くらい僕が奢るよ」

 財布を出したマナに、タカは驚いてそう言った。

「ダメよ、鹿島君には、お世話になりっぱなしなんだから、
それにこれは私を逃がしてくれた人がそう言う時の為に、使えって、もたせてくれたんだから」

 そう言う事は、確り、覚えていたらしいマナはそう言った。

「そ、そう」

「うん、だから、早いところ、済ましてしまいましょう。
 もし追っ手に見付かったら・・・」

 マナは、周りにそれとなく注意を払いながら、席を立ち、そう言った。

「そうだね・・・」

 タカも、頷きながら席を立った。

「じゃ、いきましょう」

「あ・・・うん」

 マナはそう言うと、タカの手をとって、引っ張っていき、
2人の出したゴミをチャンと店のゴミ箱に捨てた。

 タカは手を握られた事で、顔を赤くしたが、
そのまま、マナと店を出て行った。







 その頃・・・

「はぁ?・・・・・・」

 シンジと何事かを話していたシンが目を点にしていた。

「いや、だってさ、よくよく考えたら、
そうしていた方が良いんじゃないかなぁ〜と思って」

「しかしだな、シンジ1人残して、俺達だけで修学旅行になんぞ、いけんぞ」

「でもさ」

「でも?」

 レイがいきなり会話に割り込んできた。

「「わぁ!」」

 シンとシンジは驚き、声を上げた。

「え、選び終わったの?」

 シンがそう訊くと、レイは頬を染めながら頷く。

 ココはデパートの女性用の水着売り場・・・

 どうやら、修学旅行の時に着る水着を選びに来たらしい。

 勿論、水着が並んでいる所には、
アスカ、ヒカリ、そして、何故か、ミカもいる。

 ミカとヒカリは何かを張り合っているようであり、
アスカはその間に立って、仲裁をしているのか、
一緒になって張り合っているのか、訳が分らない状態だ。

 当然だが、トウジとケンスケは居ない。

「お兄ちゃん、修学旅行、何で行かないの?」

 少し、悲しそうに、レイがそう言った。

「い、いや、やっぱり、緊急時には・・・」

 シンジが戸惑ったようにそう言った。

「直ぐ戻ってこられるようになっているわ」

「その為の訓練も受けただろ」

 レイとシンがシンジにそう言った。

 確かに、有事の際に戦闘機に乗れるように、
対G訓練をわざわざ強化してまで、準備してきたのである。

「でもね、パイロットと、指揮官では、立場が違うと思うんだ。
 パイロットは作戦開始までに、配置についていればいいけど、
指揮官はその前に、敵の情報や状況を把握し、作戦を考え、
その下準備もしなければならないから・・・」

「だがな、戻るときに聞けばいいし、移動中に考えておけば・・・」

 シンジにシンはそう言うが・・・

「あのさ、僕にそう言う事が出来ると思う?」

「十分に、出来ると思うが・・・」

「えぇ、十分に基準値をクリアーしていたわ」

 シンとレイが、不思議そうにそう言った。

「でも、訓練の時に思ったんだ。
 あのGの中では、マトモにそう言う事を考えられないって」

「しかし、ずっとGが、かかってはいないんだぞ」

「えぇ、そうよ、加速や急旋回時にしか、Gはかからないわ。
 それに、戦闘はせずに、ただ飛ぶだけだから、
一番急激なGのかかる急旋回は、殆どしないわ」

 シンとレイは心配そうにそう言った。

「それに、もう少し、自分を鍛えたいんだ。
 やっぱり、このままじゃ、お荷物みたいに感じるし・・・」

 シンジは何処となく暗い雰囲気でそう言った。

 確かに、やる気を出して、訓練を自主的に受けてきたシンジは、
その才能をいかんなく、開花させてゆき、様々な分野で、高い適正を出し、
メキメキと実力をつけてきていた。

 だが、肉体系の技能に関して言えば、シン達と比べると、
やはり、一歩、二歩、劣っているのである。

「いや、そんな事は無いだろう」

「えぇ、お兄ちゃんは、正パイロットじゃなく、指揮官よ。
 求められているスキルが違うわ」

「それだけでなく、この数ヶ月で、シンジは、
かなりのレベルにまで達しているんだから、気にすることはない。
 専属の教官にも、たった数ヶ月で、良くココまでと言われていたじゃないか」

 実際、シンジは、下手な大人よりも強くなっており、
教官(ネルフの大人達の中でも5本の指に入る実力者)からも、
5本に1本はとっているらしい。

「でも、もしもの時、僕は皆の代わりに・・・」

「まさか、先日、格闘訓練場で、
あの無駄飯ぐらいの方がまだマシな(仮)作戦部長が、
言ったらしい【自分の事は宇宙の彼方に飛ばしまくったような事】を、
気にしているのか?」

 どうやら、先日、シンジが専属の教官と某名ばかりの作戦部長に、
格闘スキルなどが、シン達?に比べ、低い事に関して、
嫌味を言われたらしい。
(とはいっても、アスカやレイからも5本に2本位は何とか取れるらしい・・・
 シンからは1本も取れないらしいが・・・)

 勿論、その後で、直ぐ、周りに居たシンジの専属教官を始めとする所員達に、
散々嫌味と文句を言われまくったらしいが・・・
(ネルフ内には、シンから1本取れた存在は3人もいないらしい。
 因みに、ミサトはシンと何度やっても、30秒も、もたないらしい)

 大体、シン達は、幼少のより、戦闘訓練等を受けていた為、
かなりの格闘技能を持っているのであり、
つい最近、その訓練を始めたシンジと比べる事自体間違っている。

 いや、たった数ヶ月の内に、シンジもかなりのレベルに達し、
アスカやレイに追いついてきているのだから、
むしろその成長と努力は、賞賛に値するのである。
(シンは桁違いだから例外)

「そう、あれは気にしないでいいと思う。
 アレは自分が指揮らしきものを執りたいから、お兄ちゃんの邪魔しかしないの。
 それに、お兄ちゃんは、かなり凄いと思う・・・(たった数ヶ月で私達に追いついてきてるし)」

 レイがそう言い、シンも頷いている。

 実は、ミサトは自分の立場や普段やっている事を全く考えずに、
シンジの欠点と言うか、弱点を突く事で、このネルフから、
追い出そうという計画をつくり、行っていたのだった。

 指揮部長が、いなければ、自分が指揮を取れると言うことしか頭に無いので・・・

 因みに、シンジがいなくなっても、既にそれは不可能であるのだが、
そう言うことも、その時は、忘却の彼方であったようだ。

 まぁ、仕事もロクにしないで、そんな事ばっかりやっているから、
各部署から、解任案が出されまくっているのだが・・・

「でもさ、指揮官としては、運と勘とに頼ったりせず確りと情報収集をし、、
事前に万全の準備をやった上で、出来るだけ生還率を100%に近付けた応用が利きやすい、
確りとした基本の作戦を作り、皆を送り出さなきゃいけないと思うんだ。
 僕は皆の命を預かる指揮官なんだから、
何もせず、奇蹟を求めるような事を堂々と口にするような最も忌むべき、
最低最悪の行為はしたくないんだ」

 シンジは、どこぞの、使徒には一般的な常識はあまり通用しない事を言い訳に、
前もって調べるどころか、行き当たりばったりで、奇跡ばっかり当てにして、
不測の事態以前に、起こりうるであろう不利な状態すら、ロクに考えもせず、
確立の低いような作戦しか作らない某作戦部長に、
是非、聞かせてやりたいような立派な事をいった。

「だったら・・・」

「ダメだよ、折角、皆が準備してくれているんだよ、
パイロットであるシン君達は、僕の分も楽しんできてくれなくっちゃ」

 俺も残ると言いそうなシンに、シンジはそう言った。

「もしかして、【チルドレン修学旅行計画】を作ったのは・・・
 自分が戦えず、俺達だけが戦っていることを・・・」

「気にしないでよ・・・
 それに、色々とやろうと思っていることもあるしさ・・・」

 シンがバツの悪そうな顔をしながら言うと、
シンジは微笑みながら、そう言った。

「?」

「どうした?」

 レイがどこかを見ながら、首をかしげているので、
不思議に思ったシンがそう訊いた。

「さっき、鹿島君がそこに・・・」

「え?・・・だって、彼は」

「あぁ、何か事情があるらしいから、暫く休みのハズだぞ」

 レイの言葉に、シンジとシンが不思議そうに、そう言って、
レイが指差した方向を見た。

「何、3人でつるんでいるの」

 会計を済ませてきたらしいアスカがやってきて、
不思議そうにそう言った。

「いや、さっき、タカがそこに居たらしいんだ」

「はぁ?・・・だって、アイツ、何かあって、仕事、休んでいるんでしょ?
 まさか、サボりだったの?」

 シンの言葉を聞いて、アスカは眉を寄せて不機嫌そうにそう言った。

「とは言っても、アイツは、今まで休まず、確り働いていたからな・・・」

「えぇ、私達と違って、平時においては、常に動いているのと同じ・・・」

 シンとレイがタカを庇うようにそう言った。

 確かに、チルドレン達は実験や訓練、それに対使徒戦の時に仕事として拘束されるが、
タカの場合、チルドレン達と同じ年である為、傍に居てもあまり違和感が無いので、
対使徒戦時以外、学校の登下校や授業中は勿論、遊びに行く時等、
常にチルドレンの傍に居て、ガードの仕事をしている時が多い。
(信頼ある子供で、それ相応の実力者が居ないから・・・)

 特にシンジをガードする場合、彼が傍にいるのといないのでは、
その安全性は、かなり違うというものである。
(とはいっても、第三新東京市に居る限り、危険は皆無らしい)

「でも、仕事でしょ、サボるのは良くないわよ」

 しかし、アスカは少しムスッとしながらそう言った。

「いや、タカは別にサボっているわけじゃないと思うが・・・」

「そうだね・・・」

 しかし、シンとシンジはそう言い、
レイにいたってはシンの横で、頷いている。

「どうしたの?」

「何かあったんですか?」

 そこにヒカリとミカがやってきた。

「あ、2人とも、選び終わったの?」

「「はい♪」」

 シンジに訊かれて、嬉しそうに答える2人・・・

「まぁ、とりあえず、会計を済ませたし、後をつけてみない?」

 アスカが、そう言った。

「・・・悪趣味」

 レイがボソリと言った。

「何、言ってんのよ、どういう理由で仕事をサボっていんのか、
知っておくべきじゃないの?」

 アスカはそう言った。

「・・・いや、だから、タカは、一応、サボっているんじゃなく、
長期休暇をとっているんだが・・・(汗)」

「確り、申請書類も出してね(汗)」 

「む、何処にいった?」

 冷や汗をかきつつ、シンとシンジがそう呟き、レイはコクコクと頷いていたが、
既にアスカはタカの姿を探し始めていた。

「惣流、そう言う事はだな」

「居た!」

 シンが忠告しようと声をかけたが、アスカはタカの姿を見つけたらしく、
さっさと行ってしまった。

「・・・行くし」

「どうしたんですか?」

 シンが呆れていると、ヒカリが不思議そうな顔をして、そう訊いた。

「チョッと、タカヒロ君がね・・・」

 シンジが、タカヒロを見つけ、アスカがそれを追っていこうとしている事を説明をした。

「一応、アスカが暴走しない様に、ついて行った方が無難じゃないかな?」

 ヒカリがそう言った。

「・・・仕方ない・・・惣流が、暴走しないように抑えに行くか・・・」

「わかった」

 そして、シン達は、アスカの居る方へ向かっていった。






 さっきとは別の階にある婦人服売り場

「・・・チョッと待て」

 タカの所に行こうとするアスカを引き止めて、シンがそう言った。

「あそこを見てよ・・・アイツ、婦人服の場所にいるのよ・・・
 近くにいるのは、男じゃない・・・まさか、アイツ、そんな趣味が・・・」

 アスカは、タカヒロと、男装をしているマナが、
服を見ている様子を見ながら、そう呟いた。

「ん?・・・男・・・
 なぁ、あの帽子をかぶっているのは、男の服を着ているようだが、
俺には単なるボーイッシュな女の子に見えるが?
(これ以上近付くと、おそらく、気付かれるな・・・
 あの娘は、タカと楽しそうにしているものの、
周りを警戒して気を張っているようだし・・・)」

 マナの方を見て、シンがそう言った。

「な?・・・・・・そうなの?」

 アスカが驚いた顔をしつつ、そう言った。

「この距離で、よくわかるね・・・」

 シンジも驚いた顔をして、そう言った。

 因みに、2人のいる場所と現在地はスミからスミ、
言わば対角線上に近く、50m以上、距離があった。

「(スパイではないな・・・誰かに追われているのか?
 だが・・・ココでそれを言ったら、惣流は暴走するな・・・ん?(汗))
 ま、まぁ、なんとなくというか、2人の雰囲気でな(汗)・・・
 兎も角、タカの奴は、デートと言う奴じゃないか?」

 何故かレイが頬を膨らませているのを見て、冷や汗を流したシンが、
レイの手をとりつつ、そう言った。

「どうするの?」

 シンに手を握ってもらって、機嫌が直ったらしいレイがそう言った。

「ココはコッソリ後をつけて・・・」

「人の、しかも、秘密にしたがっているようなデートの後をつけるのは、悪趣味だと思うが?
(素人ではなく、プロだけに任せた方がいいからな)」

 アスカが言った事に、反論するようにシンがそう言った。

「そうなの?」

「僕もそう思うよ・・・」

 レイがそう言ったので、シンジがそう言った。

「えぇ、よくない事だと思います」

「そ、そうね・・・」

 ミカとヒカリも、シンジに同調するようにそう言った。

「偶然を装って、接触するならまだしも・・・
 つけて、何をしているか暴こうとするのは良くないと思うぞ。
(子供の遊びじゃないんだからな)」

 シンがそう言うと、レイも納得したのか、コクコクと頷く。

「惣流さん、そう言う事をするのは、だれとは言わないけど・・・
 誰かさんみたいだよ」

「ですね・・・相手の事を考えないで、自分の楽しみのみに従事して、
パパラッチや盗み撮りみたいな事をするみたいですね」

「盗み撮りは(シン君やシンジ君に見付かって、お仕置きされたから)・・・
 もうしてないみたいだけど、同じ事かもしれないわね」

 シンジがそう言い、ミカとヒカリも同調する。

 名前は言わないものの、誰の事を指すかは、よくわかるらしい。

「む・・・でも、何で秘密にしたがるのよ」

「まぁ、冷やかされるのが嫌とか、
誰とは言わんが、妬むのがいるだろう」

 皆から反論され、ムッとしているアスカに、シンがそう言った。

「付き合い始めたばかりの時に、冷やかされたりして、
気まずくなって、別れる事になったら、嫌ですしね」

 どこか納得したように、ミカがそう言った。

「そう言えば、この間、見たドラマに、そう言うのがあったわ」

 頷きながら、レイがそう言った。

「綾波さんも、あの悲恋モノを見たの?
 可愛そうだったわよねぇ〜」

 同じものを見たらしいヒカリがそう言った。

「ウッ・・・で、でも、アイツも、要職についているんだし、
もし、あの娘がスパイだったりして・・・」

 形勢が不利なアスカがそう言った。

「(中途半端に鋭いな・・・
 確かに、あの娘はどこかで鍛えられていたようだしな。
 だが、タカの表情を見る限り、その可能性は薄いとは思うが・・・)」

 シンはアスカの言った事に対して、そんな風に思った。

「もし、あの娘がスパイで、だったら、もっとそれらしい格好をすると思うよ。
 それに、そんな事をしていると、誰とは言わないけど、同類と見られるよ」

 シンジはアスカにそう言った。

「そうだな、俺は暫くそっとして置いてやるべきだと思うが・・・」

 シンがそう言うと、アスカを除く全員が頷いた。

「・・・わ、わかったわよ」

 完全に不利なので、アスカは渋々、それに従う事にした。

「じゃぁ、兎も角、あの2人に気付かれないように、離れておこう」

 シンがそう言ったので、全員その場を離れて行った。



「どうしたの?」

 突然、周りをキョロキョロ見だしたマナに、タカはそう言った。

「え?・・・いや、チョッとね。
(誰かに見られていたみたいだけど・・・気のせいだったのかな?)」

 マナは、そう言って、微笑む。

「ところで、こんなのは?
 さっきのと違って、結構動きやすくて良いと思うけど」

「あ、可愛い・・・それに、動きも邪魔にならないみたいだし・・・」

 マナはタカが見せた服を受け取って、
色々な角度で見ながら、そう言った。

 そんなこんなで、2人の買い物は続いていった。


                           都合上、続く?






あとがき?

D「むむ・・・マナは脱落なのか?」

鐘「みたいですね」

と「まぁ、ココまできて、一定の順位でない人は別の幸せを掴んでもらおうと・・・」

華「ふふ」

D「ん?」

鐘「・・・華月殿、何かしましたか?」

華「べ、べっつにぃ〜(汗)」

D「(怪しい)」

鐘「で、どう言う基準で、脱落者を考えてんですか?」

と「ココまできて、レイちゃんより順位が下だったらと言う基準で・・・
  因みに、マユミが出てきた時点で、締め切りにしようかと思っている」

鐘「と言うことは、マナ殿は、レイさんより順位が低かったと言うことですか?」

と「うむ、残念なことに、まだ数えてないメールが全て彼女のものでも、
  足らないと言う残念な結果になった・・・おしくも」(本当です)

D「では、現在、誰が残っているんだ?」

と「以下のようになっている」

 1位 鈴原 ミカ&山岸 マユミ

 3位 シンイ=ジーカーリ


 4位 惣流アスカ=ラングレー&謎
 6位 綾波 レイ

鐘「おぉ! ついに1位に!」

華「なんですってぇ〜!」

と「まぁ、本当は数票の差なんだけど、殆ど変わらないね・・・
  時々、入れ替わるし・・・(因みに現在集計中である)」

D「しかし、追いついてきたな・・・3位」

鐘「よっぽど、作者の血がみたいようですねぇ〜」

と「・・・(瀧汗)」

D「しかし・・・謎って・・・公表は何時なんだ?」

と「そうだね・・・そろそろ、公表していい?」

鐘「そうですねぇ〜」

華「ダメよ! まだアスカさんの票が足らないし!」

鐘「絶対、転ぶでしょうからねぇ〜(そしたら、脱落かな?)」

と「大半の人がね・・・見破った人も多いし」

D「しかし、鐘よ、強気だな」

鐘「ココまでくればですね♪(絶対に脱落しないだろうし♪)」

と「しかし、出てないくせに、ココまでなぜ票が入るんだろう?」

鐘「じんとくですね♪」

華「なんですって!」

D「まぁ、理由に『成長したシンジには、やはり、大和撫子系のマユミちゃんを!』、
 『このシンジ君なら、マユミちゃんを受け止められる』等と言うモノがあったな」

華「ココでのアスカさんも、立派に乙女ができるはずよ!」

鐘「まぁ、その他がね〜暴力的だし〜」

華「あんですって!」

D「まぁ、その辺の言い合いは向こうに置いておいてだな、
  確かに、4位の謎は謎のままでアンケートを終わらしたら、拙いだろうな」

と「じゃぁ、次回発表していいよね?」

鐘「そうですねぇ〜」

D「そうだな・・・」

華「クッ! アスカファンの人々よ! 急いで票を入れるのよ!」

と「では、そろそろ、後はキャラコメの方々にお任せして・・・」

D「またな!」

鐘「メール、待っているそうです♪(諸所の都合でお返事は遅れるそうですが・・・)」

華「アスカファンの人々、急いで票を入れるのよ!
  とりもち作品の感想メール一通につき、一票だから!」




マナ 「……も、もう決定なの?」_| ̄|○l||l
マナ 「は、早すぎない?確かに間に外伝があったりとかも
    したけれど本編ではつい最近出てきたばっかりなのよ」
マナ 「……」(深いため息)
レイ 「残念だったわね」
マナ 「うん……でも、それは綾波さんも似たようなものじゃない?
    足切りラインに使われてしまっているんだし」
レイ 「まだ、決まったわけではないわ」
マナ 「一応がんばってね」
レイ 「ええ」
カヲル「おや、君たちこんなところで何を話しているんだい?」
レイ 「タブリス」
マナ 「あ、ナシモ」
カヲル「ナシモ??」
マナ 「ナルシスト・使徒・ホモ、略してナシモ、長いくて言いにくかったけれど、
    何かの商品名みたいでいい略し方でしょ?」
レイ 「わからない人には伝わらないし、いいわね」
カヲル「そうは思えないけれどねぇ」
レイ 「ナシモで決定ね」
マナ 「うんうん、で、ナシモ君、何のよう?」
カヲル「……まあ、いいや、何を話していたのか気になったんだよ」
レイ 「碇君の恋人についての投票に付いてよ」
カヲル「ああ、あの謎とか言うのが出てたやつだね」
カヲル「もちろん、あの謎というのは、この僕渚カヲルのことさ」
二人 「「それはあり得ない」」
カヲル「なんだい、二人そろって」
レイ 「あなたでないことだけは間違いないわ」
マナ 「あ、そう言えば、一定の準位で無い人には別の幸せを〜って言ってるけれど、
    具体的にはどうなるのかな?」
レイ 「それは興味ある話ね」
カヲル「突然話を変えられてしまったね」
マナ 「そうねぇ〜洞木さんは、鈴原君とで問題ないよね?」
レイ 「順当なところね。山岸さんや他の作品のキャラは
    まだ登場していないから、そのまま登場させないという手もあるし、
    他の人とカップリングを作るのも自由」
マナ 「鈴原妹は、まだ小さいし、何のでもなるね」
レイ 「ええそうすると、問題はアスカね」
マナ 「負けたらココで暴れまくるしね」
レイ (こくり)
カヲル「やれやれ、ぼくは話の外におかれてしまったよ」
マナ 「そうだ、他にも例えばこのナシモ君とかは?」
レイ 「ああ、タブリスはもう運命の相手がいるわ」
カヲル「ん?」
レイ 「先○者とか」
カヲル「そ、それは美しくないね」(汗)
カヲル「それに、その場合は彼女の方が準位は上だったのだし、絡むなら彼女じゃないかな?」
二人 「「ああ、なるほど」」
カヲル(……彼女を早く切らないとまずい……)(滝汗)
カヲル「リ……綾波さん、僕は君を応援するよ」
レイ 「気持ち悪いわね」
マナ 「きっと惣流さんを早く切りたいだけね」
カヲル(ぎく)
レイ 「間違いないわね」
カヲル「ははは、な、なにをいっているだい。それじゃ、僕は用事があるから失礼するよ」
レイ 「逃げたわね」
マナ 「敵前逃亡ね」


ミサト「……いつまで続くのかしら?」
ミサト「私って、そんなに悪いことしたの?」
ミサト「ど〜せ、私には幸せの『し』の字も与えられないんでしょ」
ミサト「い〜わよい〜わよ、出ていられる間中飲みまくってやるわよ!」
夜の町に一人消えていった。
リツコ「……ああはなりたくないわね」(たばこの火を消す)
マヤ 「どうしました先輩?」
リツコ「いえ、いいわ、それで、今日行くお薦めの店って言うのはどこかしら」
マヤ 「はい、こっちです」
………
………
おすすめの店、
ミサト「これもう一つお願い〜」
リツコ(な、み、みさと!)
マヤ 「あ、葛城さん……」
リツコ「……このままだとまずいわね。ちょっと待っていて」
マヤ 「あ、はい」
リツコは電話をかける。
リツコ「ええ、そう。私、すぐに持ってきてもらいたいものがあるのよ」
………
………
技術部職員「言われたとおりエタノールを持ってきました」
リツコ「じゃあ、あそこで飲んでる人にのませてあげて」
技術部職員「え、マジですか?」
リツコ「ええ、それをお酒に混ぜて飲ませてあげるのよ」
技術部職員「し、しかし、」
リツコ「実験体が少し不足しているんだけれど…」
技術部職員「お任せください!たっぷり持ってきていますので、必ずやつぶして見せます」
リツコ「期待しているわね」
技術部職員「はい!」
………
………
リツコ「さ、それじゃあ私たちもおいしいものをいただくことにしましょうか」
マヤ 「はい♪」