第一話

シンジパート


 

碇シンジの朝は早い・・・今は五時半。

シンジは布団から這い出てくる。

軽やかなステップを踏んで窓まで行くとバッとカーテンを開ける。

僅かに昇り始めた朝日がシンジの目に飛び込んでくる。

「うん!今日もいい天気だ!」

そう言ってシンジは部屋を出ていく。

 

部屋を出たシンジは今台所にいる。

シンジは一人暮らし。

料理は自分で作る。

シンジの父ゲンドウは国連所属のネルフ最高責任者・・・母ユイはその補佐官。

一言言っておくとネルフは様々な病気を治す研究を行っている。

二人はとても忙しくいつもネルフで寝泊まりしている。

まぁそんなことはどうでも良い。

シンジはお弁当を作っている。

朝食はその残りを食べるのだ。

しかしそのお弁当の中身はどれも素晴らしく味も学校で有名、いろんな人に保証されるほど美味しい。

これはいつものシンジの朝の光景。

 

 

現在6時半・・・。

シンジは朝食をすませた後日課である稽古を始める。

もしその稽古を見た武道経験者ならばこう言うであろう。

美しく洗練された動き・・・一つ一つに無駄がない・・・と。

稽古をしているシンジは男の顔。

いつも学校でしているような優しい顔ではないもう一つのシンジの顔。

この顔を見たものはシンジに何と声をかけるだろうか・・・。

 

 

軽い汗をかいたシンジ、今はシャワーを浴びている。

細身であるシンジだがその身体は鍛えられがっしりとしている。

そしてその背中には何か大きなもので引っ掻いたような傷がある。

・・・これは今度話そう・・・今はまだその時ではない・・・。

それと・・・シンジが武道を始めたのはこの傷が癒えた後である。

 

 

全ての用意は終わっているシンジ。

後は学校へ行く時間を待つだけ。

その時間までシンジは本を読んでいる。

その表紙に何故か医学入門書と書いてあるのは余談である。

 

 


あとがき

短い・・・ホントに短い・・・。

登校風景も入れようかと思ったが・・・やめた。

あくまでこれは前書きみたいな感じだから・・・。

感想良かったら送ってね・・・。


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