シンジがサキエルと対峙している時、マナミとサヤカはヒカリと一緒に、シェルターの中にいた。 ヒカリは学校にいっていたのだが、授業中の緊急避難警告を聞いてクラスと一緒にシェルターに来たのだ。 マナミとサヤカはシンジにシェルターの中で待っていてくれと言われて、渋々とシェルターに来た。 シェルターの中は広く、多くの人が非難しているので、トランプやおしゃべりをしている人が多い。 そんな中に、漫画を読む美少女と心配そうな顔で天井を見上げる美少女がいた。 「シンジ様、大丈夫でしょうか?」 サヤカが、戦闘が行なわれている地上を見上げてマナミに呟く。 マナミは特に気にする事もなく漫画を見ている。 「大丈夫だって、お姉ちゃん。シンジが大丈夫って言ったんだから、何もないって。 それに、サキエルのおもちゃ程度で、シンジが負けるわけないじゃ〜ん。」 「いえ、おもちゃだけではありませんよ。サキエルもここに来ています。」 サヤカが真面目な顔をして、漫画を読むマナミをみた。 「そうなの・・・、ということはやつらが動き出したのね。」 マナミは漫画を読むのをやめて、深刻な顔で瞳をそらす。 周りは相変らず騒がしく、二人の思う気持ちとはまったくあわなかった。 ヒカリは友達とおしゃべりをしていたがさっき別れ、今は一人で考え事をしている。 さっき別れたのも地上にサキエルの気配を感じたからだ。 (この気はサキエル・・・・、・・・・ついに運命の時が来たのね。) いつか来るとわかっていた使徒襲来、ヒカリが最も恐れたものだった。 ヒカリの中の力と“記憶”が、この運命に自分がいつか立ち向かわねばならない事を義務付けていた。 (これでこれまで続いてた平穏な一時も終わるのね・・・。 でもわたしは大事な人を守る、それがこの運命に立ち向かうためのわたしの理由。 そのためなら・・・・わたしは再び昔に戻る!!) ヒカリが伏せていた顔を上げると、 そこにあった顔は、いつもの優しさがうかがえるヒカリではなく、昔に捨てた“もう一つの”ヒカリだった。 だが、ヒカリの周りにいる人の中に、その事に気がついた人はいなかった。 それは幸いな事だったのかもしれない。 もう一つのヒカリの顔は、いつもみんなに見せているヒカリとは違う、優しさなど欠片もないまったくかけ離れたものだったから。 シンジは初号機の中で感じたあの感覚を確かめるため、司令室に来ていた。 「ゲンドウ、ここを開けろ。お前に話がある。」 シンジが扉に向かって話し掛ける。 すると、閉まっていた扉が開いて、指令室の中に入っていく。 指令室に入ると、中には15人ぐらいの諜報部・保安部がいて、ゲンドウを守るように並んでいた。 もちろん、いつもどうりゲンドウの横には冬月とユイが立っている。 シンジがゲンドウの7・8m前に来ると、ゲンドウが口を開いた。 「なんのようだ?わたしは忙しいんだ、用がすんだらさっさと帰れ。」 ゲンドウは、机に肘をつきながら手を組んで口元を隠し、サングラスから見える目だけをシンジにむける。 シンジは、そんなゲンドウから流れ出てくる威圧感を、あっさり受け流しながら黙っている。 ユイと冬月はただ無表情にシンジを観察して、シンジが何を考えているのかを探ろうと頭を働かせていた。 沈黙が密室を満たす。 先に口を開いたのは、やはりシンジの方だった。 「ゲンドウ、初号機の中に何をした?」 「何の事だ?」 ゲンドウは何か判らないままただ聞き返す。 「初号機の中に入って感じたモノ、あれは僕が昔感じた事がある、絶対忘れられない感覚の一つだったよ。」 シンジのその言葉に、三人がぴくりと反応した。 「もし本当に僕が覚えのある感覚のモノだったなら、初号機の中には・・・・。」 言葉の途中でシンジは言いよどむ。 が、その感覚が自分の思っていたのと同じモノだったという事を、シンジは次のユイの言葉で理解する。 「そうよ、シンジ。初号機の中にはあなたの予想通りの魂が・・・・!!!???」 ユイの言葉はシンジが顔から感じる圧迫感に気押されて続かなかった。 顔をあげると、シンジは優しさなど一握りもなく、殺気をぷんぷん発しながらゲンドウ達に問う。 「元に戻す方法は?もしくは初号機の中から魂を出す方法はないの?」 「そんなものはない、用件がそれだけならさっさと帰れ。」 シンジの問いにゲンドウが素早く答え、シンジを追い出そうとするが、その答えを聞いたシンジはゲンドウに歩みでてゆく。 「ふざけるな!!僕の大事な人に手をだして、ただで済むと思っているの!!??」 部屋の中にいる黒服達は、シンジの異常さにようやく気付き、シンジを抑え込もうといっせいに動く。 黒服がかかってきた事に気付き、シンジはゲンドウへの歩みを止める。 数人の黒服のパンチがシンジに向かい飛んでくる。 さすが諜報部・保安部を名乗るだけあるだろう、それなりにいい動きだし、殺気を出す事も忘れてはいない。 だが、『それなり』はどうなろうが『それなり』でしかなく、 すくなくともジェノサイドで生きたものに、『それなり』では間違いなくなんの役にもたたないのだ。 シンジはまず、先にきたパンチを腕でそらして合気道の原理で反転させ、肩にバックブローを決める。 すると黒服Aの肩は、シンジがバックブローを入れた所が、まるで何かが一気に放出されたように千切れ、腕が飛ぶ。 それが終わった時、黒服Bがナイフを出して逆手に持ち、バックブローを決めるシンジの懐に飛び込む。 そして一撃必殺狙いでナイフを振り上げて、シンジの頚動脈を切断しようとする。 が、シンジの頚動脈は切れずにのどを素通りをする。 ナイフが近づく瞬間、シンジが一瞬揺らめいた。 シンジはナイフの軌道をよんで、必要最小限の動きだけでナイフをかわしたのだ。 素人から見ればナイフが素通りしたように見えるだろう。 「・・神門。」 ナイフをよけるとシンジは、一撃必殺が外れたためスキだらけの黒服Bの内手首に手刀を叩きこむ。 すると、黒服Bの手首に激痛が走り、苦痛の声を上げて床をのたうちまわっている。 黒服CはA・Bの姿を見て、接近戦から中距離戦にかえ銃を身構えた。 シンジは銃を身構えた黒服Cに、Bの持っていたナイフ拾って投げる。 ナイフは黒服Cが引き金を引くと共に、銃口に刺さって、銃は暴発する。 床に転がる黒服A・B・C。 他の黒服はその姿に怖気づき、動く事ができない。 「ふん、この程度のやつらで、僕が抑えられるとでも思っているの? こんな2流じゃ、僕を抑えるどころか、時間稼ぎにもならないよ。」 シンジはゲンドウに向き直って、再び歩くのを再開する。 ゲンドウ・ユイ・冬月との距離は、ゆっくりと、だが確実になくなっていった。 そしてシンジとゲンドウの距離がゼロになった。 だが、3人にには逃げるどころか、動く気配すら感じられず、ゲンドウはにやり笑いを浮かべてシンジを見る。 「そう、そんなに死にたいんだね。僕は、あんた達が死のうが生きようが、何の障害もないんだ。 だけど、気に食わなくなったから今のうちに殺しておくよ。それじゃ、もう会う事はないと思うけど、元気でね。」 そう言うと、シンジはゲンドウの顔めがけ、黒服Aと同じように殴りつける。 ≪ドゴッッッ!!!!!!≫ 何かがへこむような鈍い音が部屋中に響き渡った。 シンジの放った拳はゲンドウの顔に叩きこまれたはずだ。 が、ゲンドウの顔に何かが当たる事はなかった。 シンジの拳は赤い壁によって、ゲンドウの眼前20センチ手前の所で止まっており、ゲンドウはさらにニヤリ笑いで顔をゆがめた。 ゲンドウをシンジの拳から守り、シンジの拳を防いだ赤い壁、それはATフィールドと呼ばれているものだった。 天使が持っていたとされる、他のものの侵入を拒む絶対領域を作る壁。 「そうはさせないよ、ミスター・シンジ。わたし達にはこの男達の事が必要でね、今失うわけにはいかないのだよ。」 「だれ?壁の展開ができるって事は、すくなくともあなたも天使に選ばれし“力”を持つ者、・・・ですね。」 シンジは声がした方に振り向く。 その方向は角になっていて、光が当たらず闇になっている。 その闇の中から、浮かび上がるように男が出てきた。 服装は白のスーツに白の帽子、26歳ぐらいで金髪がチラチラと見え隠れしており、どうやらヨーロッパの方出身らしい。 男は帽子をとってシンジに挨拶をする。 「遅れてすまない。ご機嫌麗しゅう、ミスターシンジ。わたしの名はシャルロット・アラン、以後よろしく。」 「これはどうも、僕は碇シンジ。あなたと同じ天使の“力”を継ぎし者ですよ。」 シンジもシャルロットの礼儀にちゃんと礼儀で返し、ちゃんと挨拶する。 「覇王破神拳、様々な理由により闇に隠れた殺人戦闘技の一つ、ですか。 自分の中に流れる気を一箇所に溜め込み、相手に攻撃すると共に、 人体急所に一気に気を打ち込むことにより、相手の体をを各実に破壊し、死に陥れる。 気を練りこみ、攻撃すると共に一気に放出するため、普通の防御は一切通用せずよけるしかなく、 当たれば確実にその部分が破壊されてしまう最悪の戦闘技。・・・・だが、雷皇の戦闘はもっと生々しく激しいと聞きますが。」 「覇王破神流の本当の姿を知っているなんて、詳しいんですね。 そのとうりです、手の内はほとんど見せてはいませんし、僕は本気でやってはいませんよ。 その証拠に僕が打ち込んだ人は一人も死んでないですよ、腕が飛んだ人はいましたけど。」 「ええ、わかっていますよ。 それよりミスター・シンジ、今日はここで退いてはくれないかな? 君が怒るのもわかるが、さっきも言ったとうり、わたしたちSEELEがこの三人を失う事はできなくてね。 それに、どうせこの三人に問い詰めてもわかるはずはないさ。 魂を入れる方法だけ考えて、出す事はまったく考えていなかったんだよ。 わたしがミスター・シンジと戦わなければいけなくってしまうと、たぶんこの施設もただでは済みはしない。」 アランは帽子の柄を人差し指で上げながらシンジに話を持ちかける。 「・・・・・そうですね、わかりました。 あなたの言う通り、この愚者達に問い詰めても何も変わらないだろうし、 よく考えれば、こんな馬鹿どもを僕の手で殺すなんて、僕の手が腐ってしまう。 それに、僕の“力”と覇王破神流の歴史に泥を塗るのと同じ事ですし、ね。」 そう言うと、ポケットに手を突っ込んで、シンジは後ろを向いてもときた道をもどりはじめた。 シンジがいなくなった後、ゲンドウ達三人とシャルロットのみがのこされた。 「ミスター・碇、それに後のお二方。あなたがたはご子息を怒らせるような事は控えてもらえないか? あなたがたは、ミスター・シンジの持つあらゆる危険性について、よく理解していないようだ。」 シャルロットはそれだけ言うと、再び闇に溶け込んでいって気配は消えていった。 残されたのは忘れ去られた黒服達と、いつもどうりユイ・ゲンドウ・冬月の三人だけだった。 サキエル戦から数日が経ち、シンジ夫婦とヒカリ・レイはデパートに買い物に来ていた。 デパート『ニュー・クランド』。 第三東京市最大のデパートで、銃等の心身保全のための武器から鉛筆・トイレットペーパーまで何でもおいてある。 シンジ一行はとりあえず、衣服売り場に来て服を買う事にした。 というのも、この『ニュー・クランド』扱っている物が半端じゃなく多いため、1号館から5号館にわかれており、 それぞれに入り口があるが、シンジ達が一番最初に入ったのが衣服関係がおいてある2号館だったからだ。 今、女性陣は服選びに熱中しており、シンジはそれにお付き合いで一緒に見ている。 「シンジ、こんなのどうかな?」 マナミが持ってきたのはピンク色のワンピースで、かなりかわいい。 「うん、マナミだったらにあってるんじゃないかな?とりあえず、一回試着して見ようよ。」 「わかった!じゃあ、試着して来るね。」 マナミは小走りに試着室に向かっていった。 「ふう、やっぱり疲れるな。確かににあってるけど、やっぱ僕に振られても困っちゃうんだよな。」 実はシンジ、女性の服を選ぶのが苦手なのである。 別に女性と一緒に服を見ているのは嫌ではない。 だが、服を見た感想を振られてしまうと、どうも弱気になってしまうのだ。 それでも、ちゃんと律儀に服を見た感想を嘘偽りなく、本人に話しているところがいかにもシンジらしい。 「シンジ様こっちとこっちどっちがいいと思いますか?私はこちらがいいかと思うのですが。」 後ろから声がしたので、振り返って見るとサヤカがレイと共に何かを持って立っていた。 「レイ様が、どんな服を選べばいいかわからないと申されますので、私が選んでいるのですが。」 「・・・・どっちがいいの?」 シンジはふ〜ん、と思いながらサヤカの持っている物を見て、頬に冷や汗が流れ落ちた。 サヤカが持っていた物、それはいわゆるパンティーというものだ。 見た感じ、絶対ショーツではない事が、シンジは一瞬でわかった。 サヤカが左手に持っているのは、小さなレースのフリフリがついた紫色のTバック。 右手に持っているのは、向こう側が半分透けて見えている、白のパンティーだった。 「こ、これをレイが着るの?」 シンジはちょっと呆然としながらレイに聞く。 「ええ、サヤカさんがシンジ君を落とすならこういうのを選べばいいって言ってたの。」 レイはちょっと頬を赤らめ、はずかしそうにみもだえする。 普通の男がこんなレイ見たら、一発でメロメロになっちゃうだろうねえ。 「サヤカ・・・・、僕を落とすって・・・・・。」 「シンジ様はみんなのモノですわ。それにレイ様なら私は構いませんし、マナミは結構乗り気でしたわよ。」 サヤカとマナミよ、お前らはそれでいいのか? それにシンジの意見は・・・・そんな物あるわけないか、うん、うん。 「えっと・・・、つまり僕が夜の相手をする時にどっちがいいかって事?」 「ええ、そういう事になります。」 サヤカはあっさりとはいていしてしまう。 お前ら、ほんとにそれでいいのか? 「シンジ君を下着で悩殺なの。『思い遥かに・・・』のワタシも挑戦して見るといいわ。」 「レイ、誰に話してるの?」 「そんなことより、シンジ様はどっちがいいんですか?」 サヤカは話を無意識にそらそうとしているシンジに、再び元の質問をしてシンジを問い詰める。 シンジはっきり言ってものすごく悩んでいる。 まあ、サヤカかマナミがどっちがいいときいてくるなら遠慮なしに選ぶが、相手はレイである。 もし答えたら、ただのスケコマシ・節操なしになってしまう。 まあ、いわゆる加持のような連中だろう。 妻でもないのに、そんな物選べと言われても、シンジに選べはしないのだ。 「そ、そんな・・・。だいたい、妻でもないのにそんな物選べとかいわれても困るよ。 夜の相手だって、あれは僕らが愛し合ってるからしてるわけだろ? レイはまだ愛ってモノがわからないのに、僕が彼女の初めてをとっちゃ駄目だよ。」 シンジは必死に言い訳をするが、よく考えてみれば、これくらいの言い訳でサヤカが折れるはずないのだ。 「大丈夫です、シンジ様。」 「恋とは好きな人の事を想うと胸が苦しくなる事。わたしもシンジ君の事を想うと、胸が苦しくなるの。 だから、結婚すればいいわ。愛はこれから育んでいけばいい事だから・・・・(ぽぽっ)」 シンジの逃げる道はほぼ閉ざされた。 まあいいか、シンジの事だし僕知らない。 「そんな事言わないでよ、助けてよ。」 こらシンジ、俺に答えるんじゃない。 それにお前は雷皇だろ?ならば何とかなるって。 「そんなの全然関係ないじゃないか・・・・・。」 「レイ様、シンジ様はどっちもいいらしいので、二つとも買ってしまいましょう。」 「わかったわ、他にはシンジ君を落とすためにはどんな事をすればいいの?」 「そうですねえ、あとシンジ様の弱点とか、どんなしぐさに一番胸をときめかせてくださるかとか。」 どうやら2人は、シンジがどっちもいいのと勘違いしたらしく、2人でさらにシンジを落とす事を話し合いながら去って行った。 何とか危機は乗り越えたようだ。 「よかった・・・って、よくないじゃないか。てことは、今晩はあの三人の相手をしなきゃなんないのか。」 シンジはがっくりと肩を落としてそばにあるベンチに座った。 シンジよ、絶世の美少女を三人も相手にできるのに、なぜ肩を落とす必要があるんだ?この贅沢者め。 こんな姿を見て、ジェノサイドの雷皇だとは思えないな。 「なんだよ、さっきから雷皇 雷皇って、関係ないだろ。 それにあの2人の夜の姿を知らないからそんな事言えるんだよ。 この町に来てから、人に聞かれてるかもしれないところが萌えるとか言って、 いつもの3倍は余計に激しくなるし、この前なんか・・・・ぶつぶつ。」 だから、俺の言葉に返事を返すな。 そんな悩みを抱けるところが贅沢だって言ってるんだ。 はあ・・・、とにかくそんなこんなでまだいろいろあって次は家具売り場。 「ヒカリ、なにか変えたい家具とかある?あったら僕が出すよ。」 シンジはこれからお世話になるヒカリの家で、何かたりない物があればお金は出すつもりだった。 「いいの?」 ヒカリはすまなさそうにシンジに聞く。 「うん、いいよ。髭から余計に金ふんだくってきたからね。まあ、500億程度までなら自由に選んでよ。」 そうだよな、シンジって今1100億の貯金があるんじゃん。 や、これはネルフにもらった金だから、この10倍はあるだろうな。 「え〜とねえ、じゃあ、タンスがほしいわ。 家計簿浮かせてもどうしても買う事ができないし、今壊れてて困ってたのよ。」 「じゃあ、こういうのはどうかな?」 シンジはそばにあった、300万の値札が張ってあるタンスを選ぶ。 「ちょっと安いけど、これくらいの色と質の方がけっこう長く持つんだよ。 逆に高いのは、質はべらぼうにいいけど、何年も使うのには適さないんだ。だからアンティークも高いんだよ。」 「ねえ、シンジ、私達も選んできていいかな?」 「え?うん、べつにいいよ。」 そうシンジが言うと、他の三人はテーブルやソファーなどキャイキャイ言いながら見て回った。 そして決算。 「全部で760万5809円となります。」 レジの人が値段を言うと、シンジは財布の中から10枚近くあるカードの内、一枚をレジの人に手渡す。 「結構です、どうもありがとございました。また起こし下さい。なお、品物が到着するのは、後2・3日ほどかかります。」 レジの人の説明を聞くと、シンジ達は次の館に向かう。 つづく(多分)
あとがき なははは、中途半端に終わってしまった。 多分、ほぼ外伝となって其の五に続くと思いますので、ご容赦ください。 それと約束どうり、チビットだけシンジの戦闘シーンを入れました。 覇王破神流の説明はあんな感じです。 あっ、神門って手首にある人体急所の一つね。 まあ、覇王覇神流の戦闘極意はあれだけじゃないんだけどね。 今言っちゃうと、後でおもしろくないし、ちゅーかまだ闇に埋もれた殺人技あるし。 名前出てないだけで考えてはいます。 それにしても、レイまでシンジにべた惚れなんて・・・・。 予定外だああああああ!!!!!!!! キャラクター動かしてたら勝手にそうなっちゃったし、シャルロット・アランも設定になかったはずだ。 やばい・・・・、もう話が暴走し始めてるよ。 何とかがんばりますので、感想くださいね。絶対返事は返しますから。