2人の天使と雷皇

◆其の二


「ちょ、ちょっと!!!!あんた何いってるか分かってるの!!!???」

アスカがあまりの額の大きさに声を張り上げる。

そりゃあ、張り上げたくもなるだろう。

あまりにも大きい額で、アスカ達には見当もつかない。

「そうよ!!シンジ君、そんなお金どこから出てくるのよ!!!!」

おもわずミサトもアスカと同じく声を張り上げる。

「あれ?知らないんですか?そのエヴァンゲリオンの制作費。」

シンジが意外と言う顔で周りを見回す。

「・・・・あなたは知ってるの?」

レイがシンジにたずねる。

「うん。じゃあ、教えて上げるよ。30兆とんで数千億だよ。」

その額に一部を除くその場にいる人が驚愕する。

しかし、リツコが驚いているのはそんな事ではない。

何に驚いたのか?それはシンジが制作費を知っていた事だ。

この世界でその事を知ってる者は、SEELEのメンバーとゲンドウ・ユイ・冬月しかいない。

さらに、その事を調べられるほどの力を持つものなど、もっと少なくなる。

なぜこんな14歳の少年が、そんな事を知っているのか。

シンジが発見されたのはつい最近の事で、

それまで消息不明になっていたゆえに、今までどんな生活をしていたかはわからない。

だからといって行方不明の間に何かあっても、知る事などできるはずがないのだ。

「シンジ!!なぜその事を知っている!!!!」

ゲンドウがシンジに問いただすが、シンジがそんな事聞くはずもない。

「さあね。自分で調べればいいだろ?なんたって、特務機関ネルフなんだろ。」

ゲンドウにとって、それほどの事を知る事ができる者が、近くにいるという事は非常にまずい。

SEELEとシンジが繋がっていた場合、自分達の事が報告されるとかなり厄介なのだ。

「まあ、僕は帰らせてもらうよ。レイ、行こう?今日から君は家族だ。」

シンジはそう言うとレイに近づいてレイの手をとる。

「家族・・・・?」

レイが無表情だがどこか違う表情で家族という言葉を言ってみる。

すると、心の何かが暖かくなってきて、レイの心を徐々に暖かい感覚が広がっていく。

(家族・・・・家族?・・・親密な関係の絆の名前・・・・・・・わたしの新しい絆・・・・心が温かくなっていく・・・)

レイはシンジに引っ張られると共に歩いていく。

レイはシンジ達止まるのと共にドアの前で一旦止まる。

「あ、そうそう。住居はいいですよ、知り合いがこの辺にいますんで。あと、監視とかつけたら容赦なく“コロスカラネ♪”」

シンジの最後の言葉に込められた意味と、

何かわからない恐怖に、サヤカとマナミ以外の人間の背筋に冷たいものが流れていく。

それは絶対的な不安と殺されるという直感からなのか、身動き一つ取れない。

や、動こうとするのを本能が許さないのだ。

レイがカードを通して、ドアを開けてシンジと大神姉妹がその場から出ていく。

そして数分後、一番に復活したミサトがゲンドウにさっきの事を聞く。

「指令!!!どういう事なんですか!!??レイの事は!!!???」

「そ、そうよ!!ファーストにおける全ての権利ってどういう事なの!!!???」

アスカも、ミサトの声で正気を取り戻してゲンドウへ問う。

だが、ゲンドウの言う事等、最初から知れているのだ。

「ふっ、貴様らの知らんでいい事だ。」

ゲンドウは二人の言葉にあいまいに答えてユイと共にケージを出ていく。

「どう言う事なのよリツコ!!あんたなら何か知ってるんでしょ!!??」

ミサとはゲンドウ達がいなくなり、この場にいる最もその事に詳しそうなリツコに問い詰める。

リツコがそんな事知っていても言うはずがないのだが、案の定しらをきる。

「そんな事知るわけないでしょ?やる事があるから失礼するわよ。」
 
リツコはそう言ってケージから出て行った。

リツコが喋らないという事は、絶対に喋らない事を知っているから、それ以上はミサトは追求しなかった。

そしてミサトとアスカもケージを出ていく。

後に残ったのは、紫のエヴァンゲリオンと静寂だけ。

初号機はその二つの目で、一体何を見ているのだろうか。



今シンジ達がいるのは、巨大な日本風の屋敷の前。

周りは、それなりの一戸建ての家が並んでいるが、その家だけは不自然にでかいのだ。

かなり昔からの家のようで、年季が入っているが高貴そうな雰囲気が保たれている。

その言えの表札の中に書いてある名前・・・・“洞木 ヒカリ”。

そしてその下に掲げられている看板“洞木流風意流体拳道場”。

「シンジ、本当にするの?」

マナミがなんだか心配そうな顔でシンジに確認する。

「あたりまえだろ?」

シンジが当然と言い返す。

「シンジ様、頼みますのでお怪我はなさらないで下さい。」

どうやら、サヤカは違う所で心配しているようだ。

普通、違うんでないかい?

「ああ、わかってるよ。」

「洞木さんの家・・・・あなた、洞木さんの友達なの?」

レイが洞木という名前で気づき、シンジに聞く。

「う〜〜ん、友達というか、腐れ縁というか。」

言っておくが、今は午後4:30という時間のようだ。

まあ、この時間だったら人が尋ねて来てもおかしくはないだろう。

シンジが門を開けて、庭をつっきって道場のある方に行くと、やはり練習の声が聞こえてくる。

道場の前にくると勢い良く扉を開ける。

「たのも〜〜〜〜!!!!!!!ここの看板をもらいに来た!!!!!」

道場の中で練習をしていたのは、門下生数名と洞木コダマとノゾミの姉妹だった。

ちょうど始まった所らしく、正座をしてノゾミとコダマの2人と門下生が向かいあている。

ノゾミは12歳ぐらいで、コダマは20歳ぐらいだ。

その門下生のうちの一人が、シンジ達の方に歩いてきてシンジの前で立ち止まる。

30歳ぐらいの男で、段位とかはよく分からないがそれなりの強さは持っているだろう。

「自分が何を言ってるのかわかっているのか?

 君のような小さい子供ができるわけないだろう?さあ、見逃してあげるから帰りなさい。」

そう言ってシンジ達を返そうとするが、シンジはそれを拒む。

「じゃあ、どうすれば挑戦する資格ありと認めてくれるんですか?」

男は、シンジの眼が本気である事を悟る。

「では、あっちにいるコダマちゃんとノゾミさんに聞けばいい。」

男がそう言うと、シンジ達は道場に上がってノゾミとコダマの方に歩いていく。

「シンジ、後でヒカリに何言われても知らないよ。」

マナミが周りに聞こえないようにシンジに言う。

シンジはもちろん聞こえているが、答えない。

「すみません。どうすれば道場破りうけてくれますか?」

シンジがノゾミとコダマの前に立つと、丁寧にたずねる。

「すみませんが、家はそう言うのは受けていません。」

ノゾミも丁寧に返事をシンジに返す。

シンジはそれを聞いて、少し考えるようなしぐさをするが、ぽんっと手を叩いて門下生の一人に近寄る。

「しょうがないですね。大丈夫です、痛くありませんから。」

そう言うと、その門下生の眉間に指をそっと触れると、その門下生が倒れる。

それを見たほかの門下生達は咄嗟に身構えるが、シンジが近づいて来ても動く事ができない。

なんと言えばいいのだろうか、隙が見つからないのだ。

シンジは何も構えてはいないし、殺気も出していないし、ニコニコ笑っているのだが動けないのだ。

自分と相手の差と言うものなのだろうか、シンジのしまいこんでいる何かを、門下生達の本能が恐れているのだ。

門下生達にはまだその本能に打ち勝って、シンジに向かっていくだけの精神力を持っていない。 

次々に倒れていく門下生達の最後の一人が倒れて、残ってるのはシンジと大神姉妹とレイ、それにコダマとノゾミだけだ。

「どうですか?これならいいでしょう?」

シンジがノゾミに喋りかかる。

コダマはシンジを恐れて震えている。

「わかりました。その挑戦を受け立ちます。」

さっきまで構えていたものをノゾミはあらためて身構える。

シンジがそれを見て構える。

構えてから数分たつが、2人は微動だに動かない。

お互い様子を見ているようだが、シンジの出す闘気とでも言うのか、妙な圧迫感にノゾミは追い詰められて動けないのだ。

「来ないんだったら、こっちからいきますよ。」

そう言うとシンジが飛び出してきてノゾミの目の前に入る。

そして、ノゾミは痛みがくると思い、眼をつぶり歯を食いしばるが、その痛みはこない。

「どごっっ!!!!!!!!」

何かがぶつかるような音がして、ゆっくりと目を開けて見る。

すると、自分の目の前にはシンジの姿がない。

かわりに、自分の妹のヒカリが当身の構えで立っている。

「お姉ちゃん、大丈夫?」

ヒカリが心配そうにノゾミに声をかける。

「ヒカリがやっつけたの?」

ノゾミが恐る恐る聞いて見る。

「そうよ。あの大馬鹿はあそこで苦しんでるわよ。」

ノゾミが見た先には、顔面から向こうの壁に激突して、顔を抑えながら床を転げ回るシンジの姿があった。

「いってーーーーー!!!!!」

何とか立ち上がったシンジは、鼻を抑えて目尻に涙を浮かべている。

「そこまでしなくてもいいだろ?シンジ、ヒカリと呼びあった仲なんだから。」

「な、なにいってるのよ!!そんなわけないわ!!!!」

シンジはその言葉を聞いて、どこかからハンカチを出して噛みながら倒れている。

「じゃあ、じゃあ、あの熱い夜はなんだったのさ?」

「バッカ見たい!!!!」

そう言うと、顔を赤くしたヒカリはマナミとサヤカとレイの所に行く。

「ひさしぶりね、サヤカ、マナミ。何で綾波さんがここにいるの?」

「お久しぶりです、ヒカリ様。それにはいろいろとわけがありまして。」

サヤカがヒカリに軽い会釈をする。

「ひさしぶだね。ヒカリ、とりあえず中にはいろ。そしたら話すからさ。」

「わかったわ、マナミ。けど、あそこにいる馬鹿はどうする?」

ヒカリが指差す先にはシンジが立っていて、ヒカリが指差したのに気付いて 走ってくる。

「じゃあ、中に入ろう。」

シンジがヒカリ達の話に割り込む。

「シンジ君、聞こえてたの?」

ヒカリが驚く。

顔が引きつっていて、本当に驚いたようだ。

たしかに、シンジとヒカリの間は20メートルはあったはずなのに、普通聞こえないだろう。

「うん。まあね。」

「お姉ちゃん!門下生の人達どうする!?」

ヒカリが離れた所にいるノゾミに声をかける。

「あ・・・・わたしが起こしとくから家に帰っといて。」

「ごめんね、お姉ちゃん。ほら、シンジ君も謝るの。」

「あ、すいませんでした。おねがいします。」

シンジ達が出ていったあと、のされている門下生が非常に情けなかった。



「指令、よろしいのですか?」

白衣を着た赤木リツコが指令室の中で、ゲンドウと話をしている。

ゲンドウは机に座っており、表情がぴくりとも動く事はない。

「何の事だ?」

ゲンドウが目だけをリツコにむけて聞き返す。

「レイに関する全ての権利を、ご子息に渡すという事です。」

「りっちゃん、それは別にいいの。」

ゲンドウの隣に立っているユイがそれに答える。

ユイはゲンドウの秘書をしていて、冬月と同じくゲンドウに対等に意見できる唯一の女性だ。

「計画の進行に支障が出るのではないですか?」

「赤木君、その事なら大丈夫だ。シンジ君のいない所で、機密に声をかければいいのだ。」

ネルフ副指令冬月コウゾウが答える。

「では、ご子息の過去についてですが、明らかに何かあります。」

シンジが行方不明の間に何があったか、それはまだ不明だ。

だが、何かあった事は確かなのだ。

「シンジについては、委員会の方にも頼んでおいた。」

「分かりました。それでは、失礼します。」

リツコが指令室から出ていき、沈黙がおとずれる。

「碇、本当になんなのだ。あの最後の言葉から伝わってきたものは、普通ではないぞ。」

冬月がケージの時の事を思い出して、ゲンドウにどうする気なのかを聞く。

「委員会が動いているのだ、何も判らないと言う事はあるまい。」

「そうですわ、先生。」



広い和室で、長いテーブル(?)が三つつなげてある。

シンジはこっぴどくヒカリにお仕置きされた後、今日ここにきた理由について、話し合っている。

「それで、なんでシンジ君がこんな所にいるの?」

「うん、あのね、父さんに呼ばれたんだけど、ふざけた事言ってたから断った。」

ヒカリの呆れ顔の質問に、シンジが茶を飲みながらのほほんと話し始める。

ヒカリは正座で、シンジと同じく茶を飲みながらシンジの話を聞いている。

サヤカとマナミは、2人でお菓子を食べながら話をしている。

レイは無表情で何を考えているか分からない、だがなにかの本を読んでいるようだ。

「なんて言ってたの?わたしの所に来てるって事は何かあったんでしょ?」

「んああ、なんか変なロボットに乗れって言うんだけどね、それが命の保障もないような代物なんだよ。

 それに乗らなきゃ世界が破滅するんだって。

 でも人に命令されるの嫌いだし、命の保障もないものに乗せられていきなり死にたくないからね。

 初めは断ったんだけど、レイを見てね。」

そう言うと、どこかから出した本をよんでいるレイの方を見る。

それにつられてヒカリもレイを見て、何をシンジが言いたいのか分かったようだ。

「それでどうしたの?」

「ボーナス1000億と、レイに関する全ての権利と1回それに乗るのに100億で契約して・・・。」

「泊まる所がないからわたしの家に来たのね。」

「あれ・・・、なんでわかったの?」

「シンジ君の考えそうな事ぐらい分かるわよ。」

ヒカリはほとほとあきれてシンジの顔を見る。

「じゃあ、泊まってもいい?」

「いいわよ。部屋も結構空いてるしね。」

ヒカリは飲み終わった湯飲みをもって、部屋から出てキッチンの方に行く。

その間にシンジはレイとサヤカとマナミを呼んで話をする。

「いいってさ。部屋はサヤカとマナミが僕と一緒で、レイはどうする?」

「・・・・・・わからない、わたしは二人目だもの。」 

レイが意味不明な事を口走る。

「じゃあ、一緒に寝ましょう。」

「わたしも別にいいよ。レイちゃんはどうする?」

サヤカとマナミはレイを誘うが、レイはどう答えればいいのか分からない。

なので自動的に一緒の部屋になる。

「じゃあ綾波、本題に行くよ。レイはユイのクローンだね、しかもかなり特殊な。」

シンジの放ったその言葉に、レイの肩がビクッと反応する。

「しかも綾波の目は、人形の目をしている。だから、綾波に関する全ての権利を条件にしたんだ。」

「わたしは・・・・人形・・・じゃ・・・ない。」

レイが途切れ途切れな言葉で否定するが、言葉に力がない。

「いいや、人形だね。僕は君みたいな子を裏で見てきたから分かるんだよ。

大抵の子は目を見れば分かるんだ。

道具のように育てられた子は、目の中に意思が感じられない。

それに感情がなくて、表情がないんだ。」

「あなたもわたしを道具にするの?」

「そんな馬鹿な事するわけないだろ?言ったじゃないか、今日からは君は家族だ。

だから命令は禁止、綾波は自分の心で動く事。分からない場合はサヤカかマナミやヒカリに聞けばいいよ。」

シンジがレイの目を見ながら、これからの事を教える。

「自分の心で動く・・・?」

レイが不思議な顔をしてシンジを見る。

「シンジ様、もう少し分かりやすく言ったほうがいいのではありませんか?」

「そうそう、シンジの教え方が悪いよ。」

「そうかなあ?」

「レイ様、自分がどうすればいいか考えて、やらなければいけないと思った事はやればいいんです。

レイ様が考えた上でやりたくなければ、やらなくていいという事です。」

サヤカが分かりやすく説明して、レイも意味が分かったようだ。

「ほら、サヤカが言ったらすぐ分かった。」

「いいよいいよ、どうせ僕は説明がへたくそな駄目駄目夫だよ。」

シンジが部屋の隅でしゃがんでのの字を書いていじけているが、二人の口撃はやまない。

「そうですね。」

「そうよ、やっときずいたの?」

夫にかなりひどい事をいっている14歳人妻の2人。

シンジはすでに燃え尽きて、明日のジョー状態になっている。

「シンジ様、起きてください。まだ、あなたの仕事は終わっていませんよ。」

「早く起きて、あたし達が満足するまで寝させないわよ。」 

     そのままシンジは部屋の方に引きずられていき、寝室の灯が消えたのは夜遅くだったという。

もちろんレイも一緒に寝たのだが・・・・・・。

一緒にいたレイの感想はというと。

「熱かったの・・・・(ポッ)。」

これは後日レイが語った言葉だ。

その日からシンジを気にするようになったとか・・・。

さて、次の日。

「シンジ君、早く起きなさい!!!朝ご飯が冷めるわよ!!!!」

ヒカリが昨日シンジ達が寝た部屋で、大声を出してシンジを起こしているがシンジに反応がない。

「シンジ君!!!」ばさっ 

『ばさっ』とは何か。

それは、シンジの布団がはがされた事を意味する音である。

シンジはなんたって14歳、そして元気な健康優良児なら、朝だって元気な所は元気に決まっている。

ヒカリの視線が一点に集中して硬直する。

「な・・・な・・・な・・・ふ、ふけ・・ふけ・・・ふけ・・・」

シンジがうっすら目を開けて、布団を戻そうと立ち上がりヒカリの傍に歩いてくる。

「寒いじゃないか・・・、ふぁあ〜〜あ。」

シンジが寝ぼけまなこで欠伸をしながら布団を掴む。

そして、布団を持ち寝ようと敷布団に戻りかけた時、ヒカリが再起動する。

「不潔よおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!」

ヒカリが大声を出すと共に、サヤカとマナミとレイが超高速で飛んできてシンジを見る。

そして三人も一点に集中してととのった顔を赤らめる。

真っ先に再起動したサヤカが、シンジの地獄への合言葉を一言。

「シンジ様の浮気者。」

この一言でマナミが殺気を漂わせて、何も解っていないシンジに近寄っていく。

「シンジ、おしおきね。」

「碇君・・・・。」

そしてシンジが引きずられて行き、その奥からものすごい悲鳴が聞こえてきたらしい。

そんなこんなで今日も、シンジの一日が始まりを告げる。




あとがき

マーシーです。

シンジが彼女たちにも強いと思った方、甘い甘い。

所詮シンジはシンジ、女の子に弱いのは運命なんですよ。

もちろん主導権を取られるのは夜だけですけどね。

シンジと大神姉妹、そしてヒカリの秘密(秘密なのか?)が決まったので、多分近い内(多分)に話に出てくると思います。