騎士と妖精と熾天使の幻像

 

第2章

第6.5話.何の発表会?

 

 

「なっ!・・・・・・・」

「す、すごい・・・・・・・」

「なんと!ドコの機体だ・・・・・・・」

 

トライデントとシンジ達の戦闘の様子を見ていた招待客や戦自の関係者は一様に呆然としていた。

先ほどまで暴れ回っていたトライデントがあっという間にシンジ達に破壊される様子はNERV保安部によって映像として全員が見ていた。

全員の無事を安心しているのはNERV関係者、「さすがは社長」と感心しているのはフィルモアの関係者というようにごく一部の人間はまるで驚いていなかった。

NERV関係者で驚いていたのはユイとリツコだけだった。

そこに保安部の撤収準備を進めていたバーバリュースとフィルモアのシークレットサービスを指揮している老人がやってきた。

 

「ユイ博士、赤木博士、シンジ君以下全員無事で今こちらに帰還中です。それと、こちらはフィルモアのシークレットサービス:ノイエ=シルチスの責任者アビエン・ヒートサイ殿です。」

「はじめまして、碇博士、赤木博士、ヒートサイと申します。今回は若がシンジ殿達にお世話をおかけしました。」

「い、いえ、こちらこそ警護の方をお貸しいただきお礼の言葉もありません。」

「いえいえ、ウチの連中も久しぶりにバーバリュースの指揮下で動けたので喜んでおりました。」

「?バーバリュースさんが以前にそちらとご一緒した事があるんですか?」

「なんじゃ、おぬし言ってなかったのか。」

「はい、あまり昔の事は・・・・・ユイ博士、じつは・・・・・・」

 

バーバリュースは元々欧州軍に所属しており、その後フィルモアに入り戦歴をかわれシークレットサービス:ノイエ=シルチスのチーフに抜擢されるほどだったがその出世を妬んだ一部役員から横領と殺人の濡れ衣を着せられ国外へ逃亡する羽目になったのだった。

事の事実を知ったヒートサイはただちにバーバリュースの無実を証明しようとしたが役員達の妨害のためその濡れ衣をはらす事は出来なかった。

だが、ヒートサイは会長の慧茄博士と当時社長だったレーダー氏の協力の下これら役員だけでなく社内の大規模な粛正を強行したのだった。

 

だがバーバリュースの語ったこの中には一部抜けていた事があった。

実は出世を妬まれた以外にも娘クリスの事を気に入った会長慧茄が孫ダイ・グの婚約者として発表したため、当時の役員はバーバリュースだけでなく、クリスにも殺人の罪を着せようとした。

そしてそれを庇ったためバーバリュースが殺人犯として追われる事になった。

この事実はフィルモアでもごく一部、NERVではシンジと綾、ゲンドウ、冬月、黒騎士のメンバーしか知らない事だった。

 

戦闘中にダイ・グの姿を見てクリスがあわてていたのはそう言った背景があるからだった。

もちろんこの当時クリスはまだ幼く、ダイ・グの事をお兄ちゃんと慕って「お兄ちゃんのお嫁さんになる」といって懐いていた。

その後の騒動を経てクリスはこの事をすっかり忘れていたのだが、数年前シンジの縁で慧茄会長・レーダー社長と再会したおりにネプチューンを送られ婚約が破棄されていない事を聞いて暫く凍りついていた。

それ以来クリスはダイ・グと顔をあわすのが恥ずかしく、ずっと逃げ続けていた。

しかし、今回は逃げられそうになかった。

 

 

そうやってユイ達がバーバリュースやヒートサイと話し合っているとシンジ達が戻ってきた。

戻ってきた途端五人の周りには人垣が出来ていた。

 

「碇君!この(スーツ)アーマーは何処の機体かね?」

「すばらしい!あのトライデントをたったの五人で破壊してしまうとは。」

「バランシェ博士!この機体を売っていただきたい。金はいくらでも出すから・・・」

「碇君、我が社に来てはもらえないか?君たちに研究所を準備しよう・・・」

 

等々、各企業や研究機関の代表者達は次々と勧誘したり賞賛したりしていたがシンジ達はそれらを無視してそれぞれの格納スペースに戻ってスーツアーマーを片付けに行った。

暫くして五人の内ブラフォードはそのまま警備に戻り、四人だけが元の場所に戻ってきた。

 

「ただいま。?母さんもリツコ姉さんもどうしたの?」

「シンジ、アレはどういう事なの?何時の間にあんなモノを・・・」

「そうよシンジ君、クリスちゃんだけじゃなくてあなた達までアレを持っているなんて聞いていないわよ。」

「何言ってんの、あれの開発者は僕たちなんだよ、まず最初に自分用のを作るのは当然じゃないか。」

 

確かにシンジの言う事ももっともである。開発初期段階では人間を実験台にするにはあまりにも危険だったためテストパイロットはシンジと綾の二人だけだった。

後にスーツアーマーとして形になる頃にはフィルモアの会長慧茄や、当時アメリカのアトールの設計本部長だったマギー所長らの協力を得て共同開発といった形で世に出る事になったスーツアーマー。

こんな面白いモノをこの二人がオモチャにしない訳がない。

 

シンジの説明を聞いていた見学会の参加者達は一様にこれらの機体の説明を望んだ。

結果としてシンジ達はトライデントの発表会に来たはずなのに、何故か自分たち専用スーツアーマーの発表会をする羽目になってしまった。

 

「えーと、まず銀色のが僕のシュペルターで、赤と白のが綾のアルスキュルです。完全に僕たちの専用機になっています。設計段階から僕たちに会わせて作ったので採算を度外視したとんでもない超高級機です、これ一体で最新型のサイレンやA・トールが1〜2ダースぐらい軽く買えるぐらいの値段がしますし、これ一機作るのに2〜3年かかります。だから売るつもりは全くありません。」

 

その瞬間に説明会になったその場が凍りついた。

一機で最新鋭機1ダース以上のコスト、製造に2〜3年。まるっきり量産性のことなど考えていない思いっきり趣味の機体である。

 

「次に、この碧色とオレンジの機体はそれぞれオリジナル・サイレンで型番から言うとN型とO型に当たりますが基礎は両方とも同じものです。2種2機しか存在しません。

これは慧茄会長と一緒に開発した最初のサイレンで現行機種のサイレンはすべてこの2機をデチューンしたりした物で、全てのサイレンの元となる機体です。」

 

一方こちらの説明では会場がどよめいた。フィルモアのサイレンシリーズはハイパワーと耐久性の高さが売りの高級機である。

ところがその高級機は原型機のデチューンモデルでしかないと言われ、その真意を掴み損ねた。

 

「この2機も設計から完全に特定個人の専用機として開発したので、製造コストや運用性なんかはまるで無視しています。第一に仕様があまりにも偏りすぎて、およそ商品にはならないんです。

まずN型:ネプチューンは装甲材の強度は従来の比ではありませんが、その装甲を限界まで削って機動力を追求した超高機動機に仕上がっています。

そしてO型:プロミネンスはその機動力の代わりに機体出力を徹底的に追及し近接戦闘では最強クラスの機体です。

両機とも余りにも特化させすぎた為ジェネレーターの特性がとてつもなくピーキーになっていて、調整や整備をできるのは僕たち二人の他はフィルモアの慧茄会長やシャープス博士ぐらいなんですよ。」

 

そう言われてはさすがに何も言えなかった。

そこまで手のかかる兵器ではおよそ商品としては成り立たない。そしてあまり偏りすぎた機体も商品としての価値は下がってしまう。

何よりこれほど手の凝った機体を一機買うぐらいなら量産機の数をそろえた方がまだ運用しやすい。

量産用のサイレンがデチューンされた理由がまさにそれであった。

運用しやすい、汎用性の高い高性能機。量産型サイレンが商品として高い評価を受けるのはそう言った理由があるからだった。

そして、そんな商品としては欠陥品と呼ぶにふさわしい機体。まさに趣味でなければこんな機体を作れないし、そんな趣味人達でなければまず作ろうとも思わないだろう。

 

「そして最後に、途中ちらほら姿を見せていた漆黒の機体は開発名テロル、これも2種2機しか存在しないカスタムメイドです。僕と綾の二人で開発設計を行いNERVアメリカ支部で組み立てられた物です。新開発の光学迷彩とステルスモードを駆使すれば通常の方法で見つけるのは殆ど不可能になります。

後、テロルのみ実験的にホーミングブーメランを搭載している以外は基本的に五機とも銃火器は使用出来ず、接近戦用の長剣か長刀を装備しています。」

 

その言葉に会場から一斉に質問の声が挙がった。

これだけの性能を有する専用機に何故火器が搭載されていないのか。

どうして剣や刀と言った原始的武器を使用するのか。

そんな質問に対してシンジは意外な答えを返した。

 

「必要が無いからです。何故これほどの性能を持つ機体にわざわざ火器を搭載しないといけないんですか?例えばネプチューンに対戦車ライフルが必要ですか?まずネプチューンならそんな事をしなくても機動力を生かして接近してからの一撃の方が強力だからです。これはプロミネンスやシュペルター、アルスキュルにも共通している事です。僕たちの開発した専用機は火器を必要とはしていないんです、だいいち美しくない。」

 

最後の一言に参加者は呆れかえり何も言えなかった。

一方、NERVやフィルモアの関係者はやれやれと言った様子だった。シンジ達のこの妙なこだわりはいつもの事とあきらめていた。

そうやっている内に会場の混乱も徐々に収束していき戦自もシンジ達に注意を向ける様になってきた。

その雰囲気を察したNERV、フィルモアの両関係者は一気に撤収を始めた。

戦自がNERVだけでも理由を付けて拘束しようと準備を整えてきた頃には既に全員が飛び立った後だった。

 

 

NERV専用機 

機内にて

 

 

「はぁ、全くとんだ発表会になったわね。いったい何の発表会だったのかしらね。」

「そうね、でもいい気味だわ。」

 

リツコとユイの言う事はまさにその通りだった。トライデントの発表会を見に来たはずが何故かシンジ達のスーツアーマーの発表会になってしまっていた。

 

「まあ別に良いけど・・・・それより母さん、今回の事は父さんと冬月さんに報告させてもらうよ。」

 

シンジの言葉に首を傾げるリツコとは対照的に表情の凍り付くユイ、だがその状況に追い打ちをかけたのは綾だった。

 

「ユイさん、あのウイルスですけど、あんなに変異を重ねてしまっては時限装置部分のプログラムまで変質していましたよ。それに感染力が強すぎますよ、下手をしたら戦自のメインコンピュータにも感染してしまいますよ。」

「母さん、やりすぎ。」

「ま、まさか、アレはユイさんが・・・・・・・」

 

二人の言葉に泣きそうな顔をしているユイの顔をみてリツコもようやくトライデント暴走の真相にたどり着いた。

そしてリツコもユイに非難のまなざしを向けていた。

その針のむしろの様な状況から逃れようと考えていたユイはふと誰かが居ない事に気がついた。

 

「あら?クリスちゃんが居ないんだけど・・・・・」

「クリスはフィルモア社長と一緒に向こうの本社に行ったよ。母さん話題を逸らさない。」

 

そんなユイのささやかな抵抗もシンジ達によってあっさりとうち破られた。

しかも今日のシンジはいつも厳しかった。

綾の指摘したとおりユイの仕掛けたウイルスはあまりにも質の悪い物だった。

結果的には綾はウイルスの駆除をあきらめ、トライデントのコンピュータで使える部分を寄せ集めて、無理矢理手動停止に追い込んだのである。

最後にはトライデントを停止させた後、内部のコンピュータを物理的に破壊していったのである。

これは万が一にもこれ以上の感染を広めない様にするための処置だったが、結果として戦自や時田博士には非常に酷な事をしてしまった。

綾の処置のせいでせっかくのトライデントの戦闘データが全てだめになっただけでなく、最終バージョンのOSまで失ってしまっていた。

これによってトライデントはOSを開発初期の物から作り直さなくてはならなくなり、再建は非常に困難になっていたがシンジ達はそんな事に気がついていなかった。

 

この日、帰路の機内では珍しくユイがシンジとリツコに怒られ続けていた。

もちろん帰ってからもゲンドウと冬月にこってりと絞られ、それからしばらくの間ユイの机の上には始末書の山がたまっていた。

もちろん、家に帰ってからはレイにその事でからかわれ続けた。

 

一方そんなNERVとは全く別の所ではクリスが頭を抱えていた。

発表会の帰り拉致同然にフィルモアの専用機に乗せられ、そのままヨーロッパにあるフィルモア本社に連れて行かれてしまっていた。

そして久しぶりの再会に喜んだ会長や相談役に振り回され続けて、クリスが日本に戻ってきたのは発表会から既に2週間以上がすぎていた。

 

やっとの事で帰って来たクリスは早速シンジ達に文句を言いに言ったが、既にシンジ達は本部はおろか日本国内にすら居なかった。

そしてダイ・グとの関係をユイとリツコがうっかり漏らしてしまったため、その事実を聞きつけたレイにまでからかわれ続ける羽目になってしまった。

それから暫くクリスの機嫌が悪かったのは言うまでもない。

 

その頃シンジ達はマナとマユミを連れてアメリカへ向かっていた。

その理由は参号機の移送とマナのリハビリが目的だった。

マナはリハビリと訓練の為、マユミのいるアメリカ第二支部に移る事になっていた。

そして参号機の方は移送直前に不具合が発覚したため、急遽シンジ達が呼び戻される事になってしまった。

既に弐号機がドイツを発っており、急がなければ途中の寄港地での積み込みが困難になってしまうからだった。

 

シンジ達の苦労も虚しく結局参号機の移送準備ができたのは弐号機を乗せた空母オーバー・ザ・レインボウが東海岸を発った直後だった。

仕方が無くなったシンジ達は、ハワイ近海で迎えに来るレイ達の到着に合わせる形で途中乗船するつもりでいた。

そしてそのおかげでとんでもない事になろうとはシンジ達も思いも寄らなかった。

実はシンジ達は参号機の事にかまけすぎて次の使徒の事をすっかりと忘れてしまっていた。

 

弐号機は大丈夫なのか?

参号機は間に合うのか?

アスカは?ミサトは?

一体どうなるのだろうか?

 

 

 

 

 

あとがき、

 

今回は少し変わった構成になっています。

この6.5話自体、6話で大きくなりすぎた部分を分離した物です。

と言うより6話で説明出来なかった部分を補うための説明会になっています

そんな訳で今回は始まって以来の最小の文章(説明?)になっています。

しかし本当に説明文だけになっていますね、おまけに事態は何も進展していないです。

最後にちょっとだけ予告編を付けていますが既に次回以降の話は殆ど決まっているんです。

ちなみに次回は最初の方はシンジ達は殆ど登場しません。せっかくアスカ達の登場シーンですので見せ場を少し作ってあげようと思います。

まあ、最終的な結末は殆ど決定事項ですが、それでも最初ぐらいは舞台を作りますからせいぜいがんばってください。

 

ちなみに今回の最後にも少し書いていますが、またまたシンジのうっかりミスでみんな大混乱です。

せっかくゲンドウ達ががんばって準備した参号機移送計画もダメにしてしまうし、今回も忙しさにかまけてユイの暴走を見過ごしてしまったし。

いくら超人的な力を持っていても、どんなに知識を増やしても、やっぱり中学生ですね詰めが甘いです。

良くも悪くもサードインパクトの時から成長していません、やはりあの時の事を引きずりすぎているのでそこから先に進めないでいます。

せっかく最高のサポート役がいるのにうまく使いこなせていないのも仕方がない事かもしれません。

しかも名誉挽回のチャンスが迫っているにもかかわらず、また忘れてます。ホントにしょうがないですね。

まあ余裕が無い現状では仕方がないのかもしれませんが、次回からはアスカ達、問題人物達がやってきます。

シンジ君、がんばらないと出番を喰われてしまうよ。

 

さてそれでは次回はいよいよアスカ達ドイツ組の登場ですが原作以上にトラブルを起こしまくりです。

一応レイやリツコがオーバー・ザ・レインボウ向かいますが、既に向こうでは一大事が発生しています。

さすがのレイもアスカの横暴ぶりに逆切れ、リツコもミサト相手に大喧嘩を演じる予定です。

まさに阿鼻叫喚の地獄絵図、加持は一体何をしているんでしょうね。

おまけにそんな騒動にも関係なくやって来ますよ、使徒:ガギエルは。

さてさて無事に日本にたどり着けるんでしょうかね。ひょっとしたら途中で沈んでたりして。

まあ、詳しくは次回をお楽しみに

 

 

FSSファンへのお詫びと説明

 

さて今回は説明は文中にあるとおりです。

前回言ったとおりスーツアーマーはMHをそのまま小さくしたのと同じ扱いにしています。

そしてプロミネンスに関してはスピードのネプチューンに対してパワータイプと位置づけていました。

ちょうど先日発売されたNT五月号を見てみるとやはりパワー型でしたね、アシュラテンプルの装甲を一撃で破壊しています。

ちなみに今回の説明文の中で綾のアルスキュルの説明が簡単だったのは、アクティブバインダーを搭載していなかったからです。

本当のところは説明が面倒だったのと、アルスキュルに対してシュペルターの説明文が少ないのでバランスを取らせるためにそう言う設定に切り替えました。

実のところ前回の文章にアクティブバインダーの記述を書き忘れていたのが一番大きな原因ですが。

その代わりにプロミネンスとネプチューンの説明をしっかりさせてもらっています。

テロルに関しても特に説明の必要はないと思いますが、前回登場していたD型サイレンは今連載に登場している重装甲型です。アルカナサイレンじゃありませんよ

バーバリュースのRタイプの正体に関して、これはR型サイレンの事です。これは以前のFSSの表紙部分にファントムの正体がR型らしいと書いていた事がきっかけです。

五月号ではジャンシー・ガラー天位騎士が白騎士隊の指揮を取るため、後ろ姿だけですが登場している機体がそうだと思われます。

こちらの世界のバーバリュースの機体は色が白ではなく黒という設定で、F型の上位カスタム機という位置づけにしてあります。

そして所有者はバーバリュースを除けば、原作通りの人間にしていますが登場させる気はありませんが。

 

そして前回の追加補足ですが、フィルモアにはノイエ・シルチス、アトール社にはAP(エープ)といった形でそれぞれの騎士団をシークレットサービスという配置にしています。

ちなみにクバルカンはポジションが難しかったため登場の予定はありません。

そしてシンジがマナに投与した騎士の血とはFSSの中で炎の女皇帝やクローム・バランシェが解析した“騎士の血”をシンジが人間に投与出来るレベルまで調整(能力を落とした)した物、と言う設定にしていますがそれでも致死率は以上に高いです。

この致死率に関してはビュラードの騎士の血が覚醒した時の文面を利用させてもらっています。

そして言い訳としてはジョーカー人類と地球人類は全く違うから生き物だから何とかなるというご都合主義で、無理矢理完結させています。

さて次回はいよいよ参号機が登場します。

はっきり言ってこのコーナーの意味がわかる人なら次回の機体の描写シーンで一発で解る外観ですのでお楽しみに。

文字通り最強(凶)の機体です。