騎士と妖精と熾天使の幻像
 
第1章 第6話.暗躍
 
 
シンジに続いてリツコもゲヒルンの研究に参加するようになった。
表向きは研修生としていたが実際はマギプロジェクトの後継者達であった。
リツコは大学に行く傍ら母の手伝いをしていた。そしてそれは彼女にとってとても有意義な時間だった。
この頃からナオコはマギが自分の最後の仕事であると周りに話していた。周囲は早すぎると反対したがナオコの決心は変わらなかった。
しかし、ナオコもユイの説得によりマギ完成後はリツコ達、次の世代の育成に協力することにした。
シンジもこのころになるとリツコのことを姉のように慕い「リツコ姉さん」と呼んでいた。
 
そしてマギの完成目処がたったころユイの方も自分の研究が大詰めにきていた。
そのころになるとシンジもユイの研究にサポートとして入っていたためそれに気がついていた。そしてそれがどれほど危険な物でも止めようもない事も
 
「結局、エヴァの起動実験は無くならないのか、みすみす母さんを危険に晒すわけにはいかないな。結局僕がやるしかないのか。」
 
この調子で行くとあと半年ぐらいで行われる予定だった。シンジはユイのデータに細工して自分を適格者であるようにした。
 
しかしこの時、海の向こうではユイによる起動実験は決定事項となっていた。
暗闇の空間の中にモノリスが立ち並ぶ、そしてそれらから老人達の声が聞こえた。
これこそがゼーレの人類保管委員会だった。
 
「どういう事だ、今更適格者が他にいたとどもいうのか?」
「しかし、彼女の息子だ。あり得ないとはいえない。」
「だからといってどうする?いまされ計画を変更するのか?」
 
「全ては予定通りでなければならない。我々にはそれ以外の方法はない。」
ひときわ低い声が響き渡る。
バイザーをした小柄な老人の姿が浮かび上がる。老人の名はキール・ローレンツ。
秘密結社ゼーレの幹部であり、この人類保管委員会の議長を務める実質上の最高責任者であった
 
「しかし、失敗の確率が高すぎます。それに、彼女はまだ必要な存在です。」
「それに子供なら、また代わりは作れるでしょう」
 
反対意見があがるもののキールの次の発言によって押し黙ってしまう。
 
「計画に変更はありえん」
 
そしてそれからはユイによる起動実験後の計画の詳細を詰めに入っていた。
その中にはシンジとゲンドウの隔離も含まれていた。
 
 
 
そんな事も知らずゲンドウは今日も所長室で仕事をこなしていた。
シンジがここに来るようになってからのゲンドウは以前とは違ってまじめに仕事をしていた。
決して、今までがいい加減だったわけでなくやっかいな事を全部冬月に押しつける事をしなくなっただけである。それでも冬月には大助かりだったが。
そんな中、ゲンドウの元に一本の電話が入る、意外にもそれはシンジだった。
それは弁当を作ってきたので一緒に食べようと言うものだった。
そしてゲンドウはシンジと約束した研究所の中庭で待っていた。すぐにシンジはやってきたが手には弁当だけでなく資料のような物も持っていた。それにユイの姿もなかった、シンジはいつもユイの食事の手伝いをしている。弁当を作ってきたのならユイも一緒のはずだが。ゲンドウは不思議に思った
 
「シンジ、母さんは一緒じゃないのか?」
「うん、ちょっとこれ見て欲しかったんだ。母さんがいない方がいいと思って」
 
シンジは食事をしながら資料をゲンドウに見せた、それはゲンドウの顔色を青ざめさせる物だった。
資料の内容はエヴァンゲリオン計画の起動実験に関する物だった。
それも自分の見た事のないものが多数あった。
殆どが他支部での起動実験の失敗に関する物だった。そしてその内容に驚いた。
今まで一度の無事にすんだ者がいないという事だった。殆どが精神汚染されており中には肉体に異常を来した者までいた。
他支部の実験体の基本設計はユイのモノであった。それを各支部が改良して今に至っているがこんな事を知ったらユイは自分を責めるだろう。
そして今回の起動実験に関する成功確率を見て驚いた。
所内の人間で最も高い数値を出しているのがユイだったからである、そこにシンジがもう一つ極秘と書かれた書類を出した。それはおかしな物だったユイの出した数値は同じだが最高ではなかったのだ、そしてユイの代わりに最高値を出していたのはなんとシンジだった。
 
「これは?!」
「最初の資料は本部にも回ってきていない各支部で隠蔽されてた物、それで二つ目は本部に公開されている物、と言っても正確には母さんの所のだけど。で、最後のは所内で測定されたソースの原本を元に割り出した物。
明らかに誰かが手を加えているんだ。それも僕たちの目を盗んで。」
「そんな馬鹿な!誰がいったいそんな事を」
「僕もリツコ姉さん達に手伝ってもらって調べたけど父さんと同じかそれ以上のセキュリティレベルを持ってるみたいでそれ以上アクセスできなかったんだ。」
「私以上だと、まさか!!」
「心当たりがあるの?」
 
シンジは知っていたがあえてゲンドウの口から聞きたかった「奴ら」の存在を。
だがさすがのゲンドウも幼い我が子を向こうの世界に巻き込みたくはなかった。
 
「いや、それはこっちでも調べておこう。すまないな、わざわざこんな事まで調べてくれて。」
「ううん、いいだよ。それより母さん方、大丈夫かな?僕の方がいい数値がでてるんだけど、僕じゃダメなの」
 
シンジの言葉にゲンドウは答えられなかった。それはユイもシンジも失いたくなかったからである。しかし、シンジがそこまで母親の事を心配してくれているのはゲンドウもとてもうれしかった。
 
「いや、実験自体をある程度延期させよう。十分に安全が確保されるまでは現状のままとしよう。」
「ほんと、ありがとう父さん!」
「いや、私は母さんもおまえも失いたくは無い。」
 
以外と単純な本音だったがゲンドウがここまで本音を見せるのも珍しい。
シンジは一安心しつつも一応自分達の方でも調べておく事にした。
 
そして本部での起動実験は延期となった。
だがその決定を知った委員会は直轄支部であるドイツ支部を動かし所長である惣流キョウコ博士を日本に派遣して、彼女中心で実験を強行しようとしていた。
この一連の行動はドイツ支部の独断専行という形で黙認される事になった。
もちろん本部である日本には一言も告げられなかった。そればかりか全てが極秘の内に行われ、しかも全ての指示が書面で連絡が行われたためシンジ達も察知する事が出来なかった。
これはも本部の情報収集能力に驚異を抱いていた委員会議長キールの発案による物だった。
彼はゲンドウら本部の行動に不審を抱いており、特にナオコとシンジをマークさせていた。
ナオコは以前からマギシステムの完成を待って処分するつもりだったが、ここに来てゲンドウとユイの息子で天才と呼ばれるシンジの登場によってそのシナリオに大きな狂いが生じていた。
碇シンジ、たった4歳の少年にキールはただならぬ警戒をしていた。それはある意味本質を見抜いていた。
 
そうやって人知れずこの計画は進んでいた。
 
極秘裏に来日した惣流キョウコ博士らは委員会からの工作員らとともにゲヒルン本部内で起動実験の準備を進めていた。もちろん行動自体が極秘であり所長権限のパスを持つキョウコがいなければできないことだった。
 
そうして全ては闇の中で着々と進んでいた。
 
 
その日ユイは来客を迎えていた。
それは5年前に分かれたきりの友人キョウコだった。
どうして事前に連絡をくれなかったのか疑問に思ったが懐かしさもあり口にしなかった。
そしてキョウコの口から極秘に起動実験の行うように上層部から通達が来ている事を告げられた。
ユイはその指示の不自然さをキョウコに聞いたが、彼女からはゲンドウがその指示を握りつぶしていると知らされゲンドウに確認を取ろうとしたがキョウコに止められた。
 
「どうしてなのキョウコ。」
「あなたね、今まで指示を握りつぶしていた人に知らせてもどうせ中止にされるだけよ。」
「でも、」
「それより私が手伝うわ、その為にドイツからスタッフも連れてきているのよ。」
「どういう事、誰がそんな指示を。」
「一番上からとしか言えないわ。だいたい上層部では碇所長の更迭論まで出てきているのよ。」
「どうして、あのひとが何をやったっていうの?」
 
全てがユイにとって寝耳に水だった。
ゲンドウは起動実験に関してスタッフに現状では危険すぎるため一時延期としか伝えていなかった。
それは他支部での実験結果をユイに知らせたくなかったからである。
ユイにはゲンドウの真意がわからなかった。ここにいたってゲンドウの思いやりは裏目に出てしまった。
 
「それにね、上に来ていた報告書にはあなたじゃなくて息子さん、シンジ君で実験を行うよう要請も来ていたのよ。正直、私も何を考えているのか解らないわ。」
「そんな、シンジにそんな事をさせるなんて!」
 
ここに来てシンジの思いやりまでもが裏目に出ていた。
ユイはゲンドウとシンジに対する不信感とシンジに危険な事はさせたくないと言う思いから、キョウコの申し出を受け起動実験を行うことになった。それもゲンドウ達に気が付かれぬうちにとすぐに行われた。
キョウコは実験の危険性をよく分かっていたが、彼女は親友のユイですら自分の研究の道具のように扱っていた。
そして実験の準備は完了し、ついに起動実験に入った。
 
一方そんなこととは知らずにゲンドウは今日も仕事にいそしんでいた。
最近では冬月に対する負担も減っているため、冬月からも愚痴が出なくなっていた。
それほどまでにゲンドウは変わっていた。
そして珍しく時間があいたため中庭で休憩をしていた。
 
また、そのころシンジはリツコと共にマギシステムの仕上げに忙しかった。
ナオコが所用で不在のため現場の責任者の代理になっていた二人だが今はゲンドウと同じく休憩中だった。
そしてネットの情報を流し読みをしていた。ふとリツコが妙な記事を見つけた。
 
「ちょっと、シンジ君来てみて。」
「何?リツコ姉さん。」
「これよ」
 
その画面にはゲヒルンドイツ支部所長、惣流キョウコ博士が1月前から失踪しているという物だった。もっとも、大手の情報ページなどではなくゴシップ専門の怪しい物であったがそれがよけいにシンジの不安を募らせた。
 
『まさか、ドイツで実験が行われたのか!』
 
「リツコ姉さん、惣流博士って言ったらアレの操作系統の設計者じゃなかったっけ」
「ええ、そうよ。母さん達の親友らしいけど、なぜか母さんはその話題から逃げるんであんまり詳しくは知らないけど。」
「その人が失踪なんて一大事じゃないの?」
「そうね、ちょっと調べてみましょう。」
 
そしてシンジとリツコはすぐにゲヒルンドイツ支部を調べだしたが今忙しいからと返事はなかった。
そればかりか逆に調べるほど博士がドイツ支部にいる可能性の方がゼロに等しいことに気が付いた。
シンジもリツコも気になり不正規のアンダーグラウンドまで手を伸ばし、さらにはドイツ外務省や航空会社のコンピュータにまでハッキングをしていた。
 
「どういうことなの?ドイツ支部は隠してるみたいだけど、博士はドイツにはいないみたいね。出国記録にそれらしい名前があったわ。」
「こっちは一月ぐらい前から博士がどこかに行ったことと、その直前に何かの機材を海外に送ったことぐらいですね。」
「それ、ひょっとして日本じゃない?」
「ええ、そうですよ。えーと、アレ?この住所ここだ。ゲヒルン本部宛になってる。」
「まさか、惣流博士が来日しているの?でも、それならどうして誰も知らないの?それも一月も前から?それに本部に送られた荷物って一体なんなのよ、そんな物なら噂ぐらい聞こえるはずなんだけど。」
 
リツコにはキョウコの目的が解らなかった。
しかしシンジには一つ最悪のシナリオが頭に浮かんだ。
 
『まさか、アスカのお母さんがゼーレからここに送り込まれたの・・ヤツらの仕業か?でも、どうして?いや、待てよ確かこっちの歴史のアスカのお母さんって・・・』
 
そう、この歴史の中のアスカの母、惣流キョウコは4年前人体実験を行ったという噂が立っていた、以前から差別意識が強く協調性がないと周囲の人から言われるほどの問題人物だっただけにゴシップ紙が飛びつき当時は話題になっていた。
 
『まさか、僕たちに気づかれないように極秘に実験をやろうとしているんじゃ。あり得る、それじゃあ母さんは?』
 
「リツコ姉さん!所内の母さんと父さんの居場所を探してください。大至急で!!」
「え、ええ、わかったわ。」
 
さすがのリツコも焦っているシンジを見て何かただならぬ事態なのだと察した。
リツコの手元にゲンドウの居場所はすぐに出てきたがユイの居場所だけが分からない。
さらに探しているうちに監視カメラに残ったユイの姿のすぐ後ろにキョウコの姿があった。
そしてシンジも研究所内の電力配分状況を調べていた。エヴァの起動にはかなりの電力が必要になる。ならそのラインはあらかじめ確保されていると踏んだシンジは一ヶ月以内に送電ラインの変更された箇所と、大電力の使用箇所を全て調べ上げていた。
それは地下実験場に集中していた。
 
「これは、やっぱりここか!!。リツコ姉さん、そっちはどうですか?」
「いたわ、ユイさん午前中に惣流博士と一緒に地下の方に向かったみたい。監視カメラに残ってたわ。所長の方は中庭よ。」
「わかりました、ちょっと僕出てきますので。」
「私も行くわ、どうせもうすぐ母さんも戻ってくるし。」
「どうしたのふたりとも?」
 
そうこうしているうちにナオコが戻ってきた。
シンジはナオコを連れて中庭のゲンドウの所に向かった。
ナオコはシンジのただならぬ様子に訳も聞かずついていった。
 
ゲンドウは血相を変えてやってくるシンジに驚き、一緒にいたリツコとナオコに目をやったが二人とも今の状況が理解できていなかった。
そんな中、シンジから驚くべき事が告げられた。
 
「父さん、大変だよ!母さんがアレの起動実験をしようとしてるみたいなんだ。」
「なんだと!!」
 
ゲンドウには信じられないことだったが、シンジは根拠もなくこんな事を言わない。
理由を聞いていくうちにゲンドウとナオコの顔色が青ざめていく。
 
「ここにキョウコが来てるですって!」「なんだと、キョウコ君とユイが地下にだと!まずい二人とも実験を強行するつもりだ。」
「ちょっと、母さんどういうことなの?惣流博士が実験を強行するって何か問題があるの?」
「詳しいことは後、早く行かないと手遅れになるわ。」
「ああ、急いで地下に行こう。」
 
ゲンドウとナオコのただならぬ様子にリツコはただついて行くしかできなかった。
ゲンドウは移動しながら冬月に連絡を取っていた。
 
「冬月、私だ。」
「碇か、どうした休憩にしては長すぎるぞ。」
「それどころではない、キョウコ君がここに来ている。」
「な、なんだと!!ドイツにいるはずのキョウコ君がなぜここに?」
 
電話の向こうの冬月が狼狽しているそればかりかリツコを除く3人の様子がおかしい。
 
「冬月、大至急保安部を地下実験場へ出動させてくれ。一刻を争う事態だ、所内に警戒警報を出してもかまわん。おそらく二人は実験を強行するつもりだ。」
「解った、碇。大至急手配しよう。他に何かすることはないか?」
「冬月さん、地下への電力供給量を下げてください。そうすれば足止めになります。」
「「シンジ君」」
「そうか!冬月、地下施設への電力供給量を下げろ。非常用と生命維持に関わる物以外全てストップさせてもかまわん。」
「解ったそっちもすぐに手配する。」
「我々も今地下に向かっている。保安部を急がせろ。」
「ああ、無茶はするなよ碇。」
「ああ、」
「シンジ君電力の供給量を下げるって?」
 
リツコは疑問だった。先ほどもシンジは電力量を気にしていたが何か関係があるのだろうか?
 
「アレ、エヴァの起動にはある程度の電力が必要になります。しかも外部供給という形になるので電力量が落ちれば起動できなくなるんです。」
「それで電力のストップを・・・ちょっと待ってドイツからここに送られてきた荷物って確か電池か何かじゃなかったかしら?ちょっとまってて調べてみる。」
 
リツコの言葉にゲンドウ達の顔色がさらに悪くなる。
リツコは自分の小型端末に移してあった先ほどの情報を調べた。
 
「あった、やっぱり。あの荷物ドイツ支部で新開発された新型の燃料電池よ。」
「なんて事なの!!」
 
ナオコの声に絶望の色が見える。
つまりキョウコはあらかじめ周到に準備をした上で、本部の誰にも気づかれぬ様にその足の下でこれらの作業をしていたのである、そしてこの実験を行おうとしている。
だが、シンジにはどうしてキョウコが一人でここまでのことを出来るのか解らなかった。
 
「父さん、おかしいよどうして僕たちの知らない間にドイツに居るはずの人がここでこんな事出来るの?」
「それは・・・」
「それはねシンジ君、彼女の本当のお父さんが私たちゲヒルンの上の組織の実力者だからなの。」
「「え、」」
「ナオコ君!!」
「ゲンドウさんも解ってたんじゃないの、彼女一人の考えでここまで出来るはずはない、誰かが手を貸してるって事に。」
 
ゲンドウはそのことを子供達には知らせたくなかった。
そうしている内に地下最下層、特殊実験室に到着した。
 
果たしてシンジ達は間に合ったのだろうか?
 
 
 
 
あとがき
 
今回もずいぶん長くなってしまいました。
今回からゲヒルンサイドだけではなくゼーレの方も登場しました。
それについに登場しました惣流キョウコ博士。
ツェペリンの名前がないのは彼女の生い立ちをちょっといじくったからです。
実は本編である程度ヒントは流していますので、解った方もいると思いますがそれはまた近い内にお話しします。
それと彼女こそが以前から言っていた6ゾロコンビの片割れです。そういってしまうともう一人の方も解りそうなんですが、それは次回(もしかしたらその次)のお楽しみにしてください。
 
そんなわけでこの話ではリツコではなく彼女こそが真のマッドです。
Queen of MAD(笑)とでも呼びましょうか。ガンダムのギレンとナデシコのヤマシタをたした様な性格です。(解らない人は人種差別の固まりの独裁者と、科学の為には何でもする狂科学者と連想してください)
 
それでは次回ですがまだ何となく構成を組んだだけなのであらすじと題名を少し
 
 
 
悲劇は繰り返される。
全てが絶望の淵に立たされ
天使が自らの身を贄にして
眼前の忌まわしきモノに願う
 
 
願いは奇跡となるのか?
絶望は現実となるのか?
 
「返して!!」
 
その思いは届くのか?
願いは届くのか・・・・ソレに・・・
 
第1章 第7話「願い」
 
 
とまあこんな感じです。文章になってないんで思いつきであらすじをさらっと書いてみました(わざとわかんないようにカッコつけて書いてます)
まあ、あんまり気にしないでください。
それではまた次回をお待ちください。