騎士と妖精と熾天使の幻像
第1章 第10話.真実
所長室に集まった全員の前でシンジは今回の事故の真相を語りだした。
「まず、母さんが過剰シンクロに陥り結果としてエヴァに取り込まれた。ここまではみんなの知ってるとうりなんだ。」
「シンジ君、過剰シンクロとは?」
冬月が疑問を口に出した。それはユイ以外の誰も理解し得ないことだったから。
「シンクロ率っていうのは低すぎると動かないけど、高すぎるとフィードバックが過敏になりすぎたり最悪は母さんみたいにLCLに溶けてしまうんだ。」
「なんですって、そんな事聞いていないわよ。ユイあなた知っての?」
「ええ、でも理論上のことだったからこんな事になるなんて思わなかったの。それにデータが少なくて実際にやってみるしかなかったの。」
そういうユイにゲンドウとシンジが謝ってきた。
「ごめんなさい、母さん実は詳しいデータはあったんだ。」
「すまんユイ、そのデータは私の権限で閲覧を禁止している。」
「あなた!シンジ!」
「すまんな、そのデータはシンジとリツコ君が各支部の極秘データをハッキングして取ってきた物だったからだ、それにあまりにもひどい結果だったからお前に見せるのをためらってしまったんだ。本当にすまない。」
「どうして?」
「言っただろう、ひどい結果だと。模擬体を使った成功率は0%、その内精神汚染が80%を越え、残りも体の一部が麻痺したり壊死したりと健康な物など一人もいない。
何処の支部でもそうだ。未だに成功例は一つもない。いや、この本部でシンジが初めて成功させたがアレを成功と言っていいものか?シンジ。」
そういって一同はシンジの方を見た。
シンジは静かに首を横に振って否定した。
「アレは完全な失敗だよ、おまけにアレはもう僕でも動かせないから。」
その言葉に全員が顔色を変える。
特にユイ、ナオコ、冬月の顔色が悪い。逆にゲンドウは悪い知らせなのにほっとしているようだった。
「どうしてなの?アレはちゃんと動いたんでしょう。それならどうして?」
「そうよ、一度動いたのなら何とかなるんじゃないの?」
「そうだシンジ君どうにかならんのかね?」
三人がそれぞれ聞いてくるが相変わらずシンジは無理だという。
それ以上聞きこうとする三人を制してゲンドウがシンジに説明を続けさせる。
そしてシンジの口から次々と信じられない事が告げられる。もちろんシンジは自分の力の事は隠していた。
「それじゃあ、母さんが取り込まれてからの事だけど、僕もハッキリとこうしたらいいとは解らなかったんだ。だけど、エヴァの所に行かなきゃって思ったんだ。」
「それじゃあ、シンジ君の勘だったの?」
「うん、でも何とかなるとは思ってたよ。母さんを取り込んで大人しかったから、僕も取り込むんじゃないかなって思ったんだ。そこからはいくらか自信があったから。」
「どうしてだい、シンジ君?」
「エヴァのシステムはこっちでも色々と調べていて多少のことは解っていたし、それにこれは母さんより僕の方が向いてると思ったからですよ。」
「どういうことなんだ、私にはさっぱり解らのだが。」
「まあそれも後でまとめて説明しますよ。」
ナオコや冬月の質問に曖昧に答えたシンジだが、ゲンドウから謎の少女とユイの体の事に関してはきちんと説明する気でいた。
「シンジ、そんな事よりユイの体とこの娘はいったい何なんだ。どうしてこんなに似ているんだ。」
「うんそれはね、その子の体は母さんの卵子から生まれた母さんの子供、僕の妹だよ。」
その言葉に全員がユイと少女の顔を見比べる。
そうして恐る恐る最初に言葉を発したのはナオコだった。
「じゃ、じゃあシンジ君この子の父親はひょっとしてあなたなの?」
ゲンドウの方を気にしながらナオコは質問した。
だがシンジからの答えは理解できない物だった。
「僕じゃあないよナオコさん。この子は母さんから生まれた母さんだけの子供だよ。」
一同が頭を抱えて考えている中一番最初に気が付いたのはリツコであった。
「シンジ君、ひょっとして処女生殖の事を言ってるの?」
「あたり、リツコ姉さんその通りだよ。この子は母さんだけの染色体から出来た”単相”なんだ。だから母さんは実の母親だけど父親はいないんだ。ある意味母さんのコピーともいえなく無いけどこの子は少しだけ遺伝子が複雑すぎて色素が無くなってしまったんだ。でもそれ以外は母さんの子供であることに代わりはないしちゃんとした人間だよ。」
「待ってシンジ君。人間の”単相”はまだ成功していないのよ、なのに一体どうやって?」
「エヴァのプラグの中はある意味で原始の海なんだ、つまり生物が誕生・進化するのには最高の環境なんだ。やり方を聞かれると僕もうまく説明できないんだけどあの中でならエヴァの協力さえあればそのぐらいのことは何とかなるのです。」
「「「「「エヴァの協力だと(ですって)!!」」」」」
全員が声を荒げた、ユイを取り込もうとしたエヴァが何故この少女を生み出すためにシンジに協力したのか?それにエヴァにそんな意志があったとは?
ゲンドウ達には全く理解できないことだった。
「言い忘れてたけど母さんの体が若返っているのは、僕の生まれた頃の卵子を使おうとしたんでエヴァがそのころまで肉体の状態を戻したんだと思う。」
「「「ええっ、そんなこともできるの?」」」
ユイ、ナオコ、リツコの女性陣から信じられないと言った声があがった。
それは女性なら誰でも考えることだった、若返りは女性達にとっての永遠の目標であるからそれを望むのは当然だろう。
だがここでユイが一つの疑問を頭に浮かべる。
『そういえばシンジはもうエヴァを動かせないって言ってたわねアレはどういうことかしら?、それに何で私の卵子で子供なんか作る必要があったのかしら?それとこの子は何のためにここに現れたのかしら?解らないことばかりだわ。』
だがそんな風に考えているユイを見てシンジは初めて少女を紹介する。
「父さん、母さん、この子は今言ったとおりこの子の生まれは少し特殊だけど、特別なのはそれだけじゃあないんだ。」
「まだ何かあるのか、シンジ」
「うんこの子の肉体は母さんから生まれたけど、魂は実はある所から連れ出してきたんだ。」「魂?何の事だねシンジ君。」
「コアの中にある、精神。そう表現したらいいのかな?実際人間の精神と何ら変わらないモノみたいだよ。」
シンジのとんでもない発言に全員が黙り込んでしまった。
その内容は人それぞれによって理解の仕方が違っていたが、みんなその内容を信じられなかった。
「じゃあ、シンジ君その子はあなたの妹で、あのエヴァの心を持っているって言うの?」
「うん!」
「そ、そんな」
そのシンジの一言だけは聞きたくなかったと全員が思っていた。それを認めてしまうと自分たちの常識が崩れてしまいそうだったからである。
「シンジ君、エヴァってロボットじゃなかったの?」
「うーん、父さんここで公表して良いの?」
全貌を知らないリツコの質問はシンジにとってもうかつに答えられないモノだった。だからこそゲンドウにその回答を求めた。
「リツコ君、それ以上聞けば後戻りはできなくなる、それはナオコ君は望んでいなかったことなんだそれでも君は知りたいのかね。」
「母さんが?どういう事ですか。母さん?」
「もう良いのよ、すべてはあなたが決めなさい。あなたはもう子供じゃないのよ、」
「母さん、解ったわ。お願いしますゲンドウさん教えてください。」
「わかった、すべてを教えよう。どうやらシンジもすでに知っている様だしな。」
そしてゲンドウから語られたことは世間の常識を覆すモノだった。
セカンドインパクトから始まり使徒アダム、リリスそしてそのコピーたるエヴァ。
何もかもが信じられない内容だったがリツコは全てを真実として受け入れた。
「そう、そうだったんですか。・・・・・お願いします、私も研究に参加させてください。」
「解った、これからは君も正規の研究員として登録しておこう。これからよろしく頼むよ。」
「良かったね、リツコ姉さん。(これで悲劇がまた一つ回避できたな。)」
「おめでとう、リツコちゃん(君)」
「おめでとう・・・リッちゃん。」
「ありがとうございます。」
ゲンドウの言葉に全員がリツコに祝福の言葉を贈った。たとえそれがつらい未来を意味するモノであってもリツコが自分で望んだことなら、せめてできる限りの力になろうと思った。
「そうだ、父さん、母さんこの子の名前を考えないといけないんだけど、何か良い名前無いかな。」
「シンジ君、この子の名前知らないのか?」
「だって生まれたばかりなんだよ、それって普通親が名前を付けるんじゃいの?」
シンジはいかにも当たり前のように言ったが、それを聞いて冬月は脱力する。
シンジにとってはエヴァに関することも少女の名前も同じレベルで考えているようであった。
「レイというのはどうだ。元々シンジ、おまえが生まれてくるときに男ならシンジ、女ならレイとするつもりで用意していたモノだ。」
「うん、いいよ。これから君の名前はレイだよ、僕は兄のシンジだよ。これからよろしくね。」
「れい?わたしのなまえ?わたし、レイなの?わたしレイ」
「そう、こっちがお父さんでこっちがお母さんだよレイ。」
「お父さん?お母さん?」
レイは初めてシンジ以外の人に興味を持った。その視線の先にはゲンドウとユイが居た。
そう言われてユイは初めてそのこの子とを自分の子供として認識した。
ユイにしてみても実際に産んだという実感はなくとも、レイが自分の娘であると認識していた。それはその存在があまりにも自分に近いからである。
ゲンドウの方もその姿があまりにもユイに似ている為「自分の娘」ではなく「ユイの娘」として認識していた。
そして、自分の血を引いていなくても愛する妻の子で在ればいいと考えていた。
「こっちにいらっしゃい、レイ」「おいで、レイ」
そう呼ばれると戸惑いながらもシンジを見て安心すると二人の元へ向かった。
「お父さん?お母さん?」
「ああ、そうだよ」「ええ、お母さんよレイ。」
レイは二人に抱きついた。それは人恋しさからのようであったがゲンドウもユイも嬉しかった。なぜならシンジはそう言う風に甘えてくることがなかったからである。
「ところで、二人ともその子の事はいったいどうするつもりなの?まさか拾ったとでも言うつもり?」
「そうだゲンドウ、いったいどうするつもりだ」
ナオコと冬月の言葉に頭を抱える二人にシンジの一言は別の意味で頭を抱えるモノだった。
「エヴァの中から僕の代わりに出てきたことにすればいいじゃないの?」
「そんな、それじゃああなたはどうするつもりなの?」
「そうだ、ユイの言うとおりだ。おまえ自身はどうする気なんだ。」
二人だけではなく他の全員も同じ意見であった。
ゲンドウとユイにしてみれば新しい娘ができたとたん息子を失うことになる。
「僕の存在は今微妙なんだと思う、もし僕が無事に生還したことがばれたら惣流博士や上層部なんかは僕の事を体の良いモルモットにしか思わないよ。」
「そ、それは・・・」
誰もがあり得ると思った。特に今回のキョウコの暴挙を見た直後だけにその辺の心配はきわめて大きかった。
「だがシンジ、なおさらおまえの立場は微妙な物になって居るぞ」
「だから、僕はエヴァから戻らなかったことのして欲しいんだ。それで、一応表向きは行方不明って事にしておいたらいいと思うんだけどどうかな?」
「そうだな、ほとぼりが冷めるまでシンジはこの研究所で大人しくしておいた方がいいな。」
「そんな、いくら何でもずっとここに置いておくなんて・・・」
ユイはシンジの行動を認めるつもりはなかった。シンジはまだ5歳にもなっていないのだ、どんなに高い知性を持っていようとも母親からしてみればまだ子供なのである。
そんな子供を研究所の中で人目に付かないように生活させるなど認めたくなかった。
「だが、委員会にシンジの存在を知られ無い為にはそうするしかないな、」
「あなたまで!」
「ユイ、今回のことはキョウコ君や委員会に介入する良い口実になってしまう、だからこそシンジの存在をヤツらは必要以上に気にしている今、人目に付くのは危険だ。例えここの職員だとしてもだ。」
「それは解ります。でも!」
「母さん、心配しないで。父さんもう一つ聞きたいことがあったんだけど。」
「何だシンジ」
「惣流博士はどうしてるの?あの人達の僕のことばれてない?
「大丈夫だお前の生還を知っている者は、ここにいる他は数人で信頼できる者ばかりだ。それに彼女たちは事故から後ずっと監禁して監視を付けてある心配ない。」
ゲンドウはシンジ以外にもユイにもキョウコの現在の状態を説明した。既にゼーレからの圧力がかかってきておりキョウコの解放を求められてきた。ゲンドウとしては今回のことを厳重に抗議するつもりでいた。
だがシンジはそれをやめておくように進めてきた。
「どうしてだ、シンジ?」
「今回のことを材料に資金の追加を要求したらどうかな?たとえば警備や監視の方に問題があるとか、実験の失敗に伴う被害とか理由を付けてみたら絶対に通ると思うけど。」
「ふむ、それも一理あるな。今回のことの被害総額はまだ出していないが少なくはないしな。」
冬月とゲンドウにはこれらの被害額は頭の痛いことだけにぜひとも上からの追加予算が欲しいところだった。
「それにね、レイのことも言いカモフラージュになると思うんだ。」
「どういうことシンジ君?」
「うん、僕が行方不明になって代わりにレイが現れたとすると、レイは僕が実験で変化した姿とでも思いこむんじゃないかな?そうしておいてレイは親戚の子供を養子にしたって事にでもすれば、周りに不審を抱かれないですむよ。」
「なるほど、確かに良い案だ。そしてほとぼりが冷めた頃、もう一度サルベージをした振りをしてシンジが戻ってくればいいと言う訳か。」
「うん、そうすればレイの存在もごまかせるし。上の方も混乱してすぐには手を出さないと思うんだ。」
ゲンドウ達もこの案には賛成だった
その中でもシンジを行方不明で通し、代わりにレイを親類から養子にしたということにすれば。シンジが事故により肉体と精神に異常をきたし、女の子=レイになってしまったと言う無茶な理屈も通りやすくなる。
それにレイはまだ何も知らない赤ん坊のような状態だ。下手に何か聞かれても迂闊なことを話したりしない。ただその警護は必要になる、キョウコあたりが誘拐しようとしたらどうしようもないからである。
「それとさっきも言ったけどエヴァ初号機はレイ以外には誰も動かせないから。レイの身辺には気を付けないとだめだよ。」
「どうしてなのシンジ君?さっきも言ってたわねシンジ君でも動かせないって。それと何か関係があるの?」
「うん、さっきも言ったように今のエヴァは魂のない人形なんだ。魂はレイという形を取っているんで、その魂が中に入らないと全く動かないんだ。逆から言うと初号機はレイが乗り込まないとただの置物になってしまうんだ。」
「そうか!それで誰も動かせないといったのか、となるとレイの身辺にも気を付けないといけないな。」
全員が初めてレイの存在の重要性に気が付いた。
レイあってのエヴァとなればレイの身柄は絶対にゼーレやキョウコに渡すわけには行かなかった。
「そうなんだ、だからこの事は他には絶対知られちゃいけないんだ。暫くはレイの方の治療とか言って外部との接触は最小限にして置いたほうがいいよ。」
全員がそのことを十分に承知した事を確認してこの会議を終了することになる。
すぐにゲンドウと冬月は頭の中で今回の事件の報告書を組み立てていた。
初号機起動実験は失敗、碇ユイ:初号機に取り込まれる。碇シンジ:初号機に飲み込まれる。
実験を強行した不審人物らは逮捕、後にドイツ支部の研究員であることが解り上層部との交渉の結果解放。
碇ユイ・シンジの救出を目的としたサルベージ計画を実行。碇ユイの生還、碇シンジは依然として行方不明。
そしてシンジを失ったユイのためにゲンドウが親類から少女を養子に迎えた。という表向きの筋書きを作り上げた。
既に深夜を過ぎていた。ゲンドウや冬月、ナオコの疲労の具合をさっしたリツコは会議の終了を提案した。
「そろそろ会議も終わりにしましょう。母さんやゲンドウさん達もそろそろ休まないといけないでしょう」
「そうだね、僕もそろそろ眠くなってきたし、父さん達が使ってる部屋を使っても良いかな?。」
「ユイとレイも今日はこっちに泊まりなさい。」
「そうだなゲンドウ、一通り片をつけるまでみんなここにいた方がいいな。」
冬月の言葉により今夜からしばらく全員がこの研究所に寝泊まりすることになった。
詳しい報告書の作成を明日からにしてそれぞれが自分達の用意していた私室で休みを取ることにした。
ゲンドウとユイはシンジと新しく増えた家族レイと一緒に寝ていた。
ナオコも久しぶりにリツコと一緒に寝ていた。
そうして親子達が休息をとっている中、冬月だけは仮眠を取った後すぐに所内の各部署との連絡を取り合っていた。
そしてゼーレとの交渉に必要な材料を集めていた。
『無事にユイ君達が帰ってきたとはいえ、今回の事はさすがに放って置くわけにはいかんな。それにまさかキョウコ君を使ってくるとはな。
シンジ君やリツコ君それにレイにこれ以上危害を加えたりはさせんぞ。』
後書き
今回のお話は今まででもかなり手間のかかった者になりました。
なぜなら、話の半分以上を書き直したからです。
それも殆ど完成した状態からです。
自分でも話の進行を早めようと無理をした結果文章的に筋の通らないところが多かったからです。
そんなわけで文量も大幅に増量しています。
そんな事はさておき今回は遂にレイの正体が明かされました。
けっか、レイは綾波ではなく碇姓になっていますが実は裏設定で旧姓が綾波だったということにしていました。これは1章の最初の方でこっそりと張って置いた伏線を使って家系の絶えた綾波家から養子をもらったことにしている。というモノでしたが本編では書くチャンスがなさそうです。
まあ、レイであることに代わりはありませんが性格的には感情を表に出さないクールな性格は原作通りですが、周りに対しては毅然としていてリーダーとしての素質があり父と母にあこがれていると言った性格を付加しています。
家族に対しては甘えん坊で冬月のことをおじいちゃん、リツコのことをお姉ちゃんと言って慕っています。
体力知力に関しても同年代の子供よりもかなり高いモノを持っています。
そんなレイの成長に関してですがあまり書く機会が無く、このままでは次に出てくるときには既にエヴァに乗っているということになりそうです。
さて、そうなると未だに出てこないアスカの方ですがおそらくこの1章が終わるまでには出てくるはずですが未だに出番の調整が出来ていません。
一応近い内に今回のキョウコの暴走後の話を絡めて書きたいと思っていますので少々お待ちを。
では次回ですが題名はおそらく”失踪”になりそうです。
その後としては”失踪”、”独逸”、”襲撃”、”悲嘆”、”協力”、の5話と1章最終話”NERV”で1章を締めくくろうと思っています。(予定ですのでまだ変更の可能性はあります)
まだ先は長いですがこれからもよろしくお願いします。