■外食産業のトレンド

良い音楽を奏でるには、たくさんよい音楽に触れることが必要といいます。 良いメニューを提供するにも、たくさん、食べ歩くことが大切です。 当開発室でも、単にコンテンツ技術の追求だけでなく、 外食産業に関することはこまめにチェックして、食べ歩いたりしてます。
というわけで、今回は、少し、外食産業のトレンドについて述べたいと思います。

庶民派トリムランとしては、やはり、安くてウマイメニューに関心があります。

高級フランス料理には興味がありません!!

(もちろん、食べる側としては興味ありますけどね。)むしろ、 コンビニ弁当の類や、牛丼チェーン店、ファーストフードなどです。

一昔前までは、早くて安くてウマイ!! が重要なキーワードだったのですが 最近は、すっかり状況が変化してきたように思います。

そもそも、日本はすでに飽食の時代に突入していますから、 食べるのに困る時代と違って「安くてウマイ」だけでは、お客は飛びつかないようです。

栄養のバランスや、添加物の有無といったことが重要視されつつあるようです。

実際、多少値段が高くついても、安心素材と手作りを謳い文句にして、 市場を拡大している弁当チェーン店もあります。 また、多くの牛丼チェーン店が、定食ものや、けんちん汁、トン汁などの 栄養バランスを考えたサブメニューの充実をはかる方向に動いているようです。 コンビニでも、発芽玄米を使ってみたり、添加物なしを謳ってみたりと 様々な工夫をしていますし、野菜の煮物のような惣菜も多くなりました

お店に入って観察していると、値段が高くなってしまうのですが、 皆さん、栄養バランスを考えて、サラダをつけたり、具沢山の汁物を頼まれているようです。

一方、マクドナルドが、ハンバーガー59円という破格の値段で提供したにも関わらず、 前回の値下げ時と違って、思ったほど、売上が伸びていないそうです。 これも、消費者の意識が変化してきた兆候と私はにらんでいます。

マクドナルドの今後の動きは、非常に興味深いのですが、私なら、やはり 質の向上という、トレンドに乗るべきと思っています。
例えば、多少コストが高くなりますが、豆腐にひじきや、にんじんなどをまぜたもので ハンバーグもどきを作り、ヘルシーバーガー(<ーーこのネーミングはセンスないけどね。)などと言って売るのはどうでしょうか? これなら、ダイエット中のOLでも、安心して、お昼に食べられそうです。 ついでに、低カロリーだからと言い訳して、二つ買っていく人まで出てくるかもしれません。

不景気だから安いメニューを提供すればそれだけで売れるとは思えません。 また、お金を出してでも、ダイエットしたい人は多いはずです。 たくさん食べても太らないし、美味しい、そんな魅力的なハンバーガーがあれば 財布の紐も緩むのではないでしょうか?

さてさて、トリムランはといいますと、 ふつうに手作り弁当ですから、実は、ずっと前から、こういうスタンスだったんですね。
惣菜も充実、添加物なし、そのうえ、安くてウマイ!!

500円出したときで比べてみてください。 コンビニ弁当や、牛丼屋で食べるより、はるかに充実したお昼になりますよ!!


戻る