(2002年12月)

バンドジャーナル今月のニュー・ディスク
★注目作品

難しいリズミカルな動きもみごとクリア

「ジパング/トロンボーン・ クァルテット ・ ジパング」

 

 1999年結成の当団体のデビュー・アルバム。オリジナル作品ではフラッケンポールが面白い。演奏は、難しいリズミカルな動きもこなして、けっこう鳴らしている。アレンジものではラヴェルのピアノ協奏曲からの第2楽章がユニーク。この着想は秀逸だ(原曲はピアノ・ソロ)。続くオペラ・アリアも悪くない。(トロンボーンでは難しそう)。チャイコフスキーは余計な気もするがトロンボーン奏者には面白いだろう。

(梅沢敬一氏)

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