難しいリズミカルな動きもみごとクリア 「ジパング/トロンボーン・ クァルテット
・ ジパング」 1999年結成の当団体のデビュー・アルバム。オリジナル作品ではフラッケンポールが面白い。演奏は、難しいリズミカルな動きもこなして、けっこう鳴らしている。アレンジものではラヴェルのピアノ協奏曲からの第2楽章がユニーク。この着想は秀逸だ(原曲はピアノ・ソロ)。続くオペラ・アリアも悪くない。(トロンボーンでは難しそう)。チャイコフスキーは余計な気もするがトロンボーン奏者には面白いだろう。 (梅沢敬一氏)