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「ジパングのみなさんへ」 CD、拝聴いたしました。 ひと言、素敵です! いえ、もうひと言、好きです!
いまも聴きながら、これを書いています。 私がみなさんのコンサートのお手伝いをしたとき聴いたのが、『白鳥の湖』だったことを思い出しました。 「わーっ、トロンボーンだけでも、こんなに表情が出るんだ!」と、あのときも新鮮な感動がありましたが、今回のボウシュコヴァーさんとの共演を聴くと、繊細さと崇高さが絶妙に入り交じって、トロンボーンの豊かさがさらに際だつように感じられます。 トロンボーンとハープ、どなたがお仲人かは存じませんが、最高のマリアージュですね。だから『婚礼の合唱』も入っているのかしら。 トロンボーンの魅力を私に教えて下さったのは、ジパングのみなさんでした。コンサートを聴いていると、ホールの中空に浮かび揚がって、その神々しいハーモニーに身をゆだねたいと思う瞬間が、何度もあります。 ブラームスの1番や、シベリウスの7番など、トロンボーンが登場する瞬間が楽しみな交響曲も知りました。でも、神々しさゆえに、ちょっと重たいこともある。 たとえば『月の光』など、トロンボーンだけではちと苦しいのではないでしょうか・・・・・・。と思っていたら、ハープの参加でドビュッシーのたゆたうような感じがなんとうまく出ていること。 そして、大好きな『亡き王女のためのパヴァーヌ』。 死ぬまでにこれをピアノで弾けるようになりたいというのが私の夢なのですが、この曲はひょっとしてトロンボーンとハープのためにあるんじゃないかしら。 異国での録音が、みなさんの結束をかたくさせたのか、息もますますピッタリですね。 天使のハーモニーが天使の竪琴と一緒になって、まさに『妙なる調和』。 この天上の調べを、いつかコンサートでも聴ける日を楽しみにしています。 お聴きになられた方へ!ぜひレビューを書いて下さいね
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