建物正式名称 | 愛媛厚生年金休暇センター |
建物通称 | ウェルサンピア伊予 |
所在地 | 愛媛県伊予市 |
高さ | 全高50m? |
竣工 | 1979(昭和54)年? |
概要 | 厚生年金保険の被保険者・受給者およびその家族等を対象として、健康増進や余暇の充実を図るために社会保険庁が設置した福祉施設が全国約60ヶ所に存在している。ウェルサンピアとは、そのうちの厚生年金休暇センター、厚生年金健康福祉センター、厚生年金スポーツセンターに属する施設に付けられた愛称である。 ウェルサンピア伊予は正式には愛媛厚生年金休暇センターと称し、宿泊棟をはじめプール、野球場、テニスコートなどのスポーツ施設を備えている。利用料金が低廉なことと多人数の受け入れが可能なことから企業や学校の研修・合宿などにも活用されている。 展望タワーは純粋な展望施設ではなく、主に宿泊客用のラウンジとして夜間のみ営業を行っている点が特筆される。 |
TF式分類 | 第1種 II類 |
登頂日 | 2006年3月26日 |
注意事項 | ウェルサンピア伊予は2008(平成20)年4月に所有・運営が伊予市に移管され、名称が「ウェルピア伊予(伊予市都市総合文化施設)」に変更されました。 |
2006年3月26日の登頂記録 | |
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宇和海展望タワーのページでかつて登頂を断念した経験があるという話を書きましたが、その帰路で特急列車の車窓から“発見”したのがこのタワーでした。国内にまだ自分の知らないタワーがあったことに軽くショックを受けつつ自宅に帰ってから調べてみた結果、それはウェルサンピア伊予の付属施設だということがわかりました。しかし公式webサイトを見ても夜間にラウンジとして営業していることしか記載がなく、日中に展望だけの目的で登ることができるのか全く不明です。
行ってみてダメだったらしょうがない。どっちにしても珍しいタワーには違いないから最悪でも外観写真が撮れればいいや、と玉砕覚悟でやって来ました。 |
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入館したらタワー専用エレベーターの所在はすぐにわかりました。スカイラウンジからの眺望を希望するならフロントに申し出よとの掲示があります。そこで早速フロントへ出向いて来意を告げると、すぐに快くエレベーターのスイッチを解錠して動かしてくれたのでした。 |
スカイラウンジの営業時間は19時から23時まで。アルコール類と何種類かのおつまみ、コーヒーなどが手ごろな値段で供され、誰でも利用することができます。 室内はやっぱり展望台という雰囲気ではないですね。 ラウンジ内でオバちゃんと遭遇したので、てっきり営業の準備をしている従業員かと思ったのですが、なんと片手にカメラを持っていて、そそくさとエレベーターで下りてしまったではないですか。 |
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スカイラウンジの一部はカラオケルームになっていて、8人用2室と20人用1室があります。 |
海に面しているわけでもなく、山が迫るわけでもなく、街の明かりが見えるわけでもなく、風景は特に面白くはありません。目の前はヤマキのめんつゆの工場。 公式サイトによると瀬戸内海まで見渡せるとのことなので、もしかすると左遠方に見える山は興居島(ごごしま)でしょうか。夜には坊っちゃんスタジアムのナイター照明や、松山のいよてつ高島屋にある観覧車のイルミネーションが見えるらしいです。 |
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ウェルサンピア伊予の敷地を見下ろします。野球場の外野の林のすぐ向こうをJR予讃線が走っています。この左側には県内有数の規模を誇る屋外プールがあるのですが、営業期間外なので人影はありません。
タワーの内も外も大して見るべきものがないのでごく短時間の滞在でしたが、異色のタワーに登ることができて満足です。再びフロントに出向いて礼を述べ、当館を辞したのでありました。 |
ウェルピア伊予 |