建物名称 宮島タワー
所在地 広島県佐伯郡大野町(現・廿日市市)
高さ 全高60m 展望台床面高50m
竣工 1966(昭和41)年
営業中止 1997(平成9)年
現状 1997(平成9)年解体撤去
TF式分類 第1種 II類
概要 広島電鉄・広電宮島駅(現・広電宮島口駅)前に同電鉄の関連会社が開設した「広電宮島ガーデン」に付属して建てられた回転式展望タワーである。
広電宮島ガーデンは年間250万人が訪れる宮島の観光客を対象にした総合観光センターとして1966(昭和41)年4月にオープンしたもので、鉄筋コンクリート造3階建ての建物には、1階におみやげ品を主体としたショッピングセンター、2階に和洋それぞれの大広間と休憩・宿泊施設など、3階に機械室を配した。また、屋外にはパーティに利用できる芝生広場とカラー噴水を備えていた。
工費6600万円をかけてガーデンに併設された宮島タワーは、年間約25万人の入場者を見込んで同年7月にオープンした。中国新聞は「中国地方初の本格的観光タワー」と報じている。エレベーターシャフトを非常階段が取り巻く四角柱の塔体と回転床を備えた円形の展望台部分から成り、地上部に176tの鉄骨が使われているのに対し地下部分には約1000tもの鉄骨とコンクリートを打ち込むことで建物の安定性を確保した。展望台部分の広さは177平方メートルで150人の収容能力を有し、回転床は15分で1周した。オープン当時は大人100円、小人50円の入場料を徴収していたが、晩年は入場料が不要となったかわりに純粋な展望台ではなく喫茶店として営業していたようである。
タワーは老朽化によって1997(平成9)年に閉鎖、解体された。広電宮島ガーデンはその後リニューアルを行い、2002(平成14)年に名称を「宮島口もみじ本陣」に改めて現在も営業中である。

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