建物名称 ボートレース芦屋 夢リア展望タワー
所在地 福岡県遠賀郡芦屋町
高さ 全高64m 展望ラウンジ床面高45m
竣工 2001(平成13)年
概要 ボートレースは日本国内で実施されている公営競技4種目のひとつである。世間一般には「競艇」という呼び方が広く定着しているが、「若年層にも好感を持たれ、子どもから大人まで容易にイメージが湧くよう」にとの方針から2010(平成22)年度より正式名称が「BOAT RACE(ボートレース)」に変更・統一されている。これに伴い全国24箇所の競艇場もその名称をボートレース場に改め、通常は愛称として「ボートレース芦屋」のように地名を後に置く呼び方を採用している。なお、当場の条例上の名称は「芦屋町モーターボート競走場」である。
日本初の競艇は長崎県大村市で1952(昭和27)年4月に開催され、芦屋町では隣接する岡垣町・遠賀町と共同で設置した「芦屋町外二ケ町競艇施行組合」を主催者として同年11月よりレースを開始した。当時の芦屋競艇場は遠賀川河口付近に所在し、現在地に移ったのは1969(昭和44)年のことである。芦屋競艇は長らく3町の経済を支えてきたが1991(平成3)年以降は収益が急激に減少。事業立て直しの一環として施設の全面的な改修を図り、2001(平成13)年に完成したのが現在の建物である。「夢リア」はこのとき新設された多目的ホールに与えられた名称で、公営競技場として国内で初めて展望タワーを付属させた点が特筆される。
なお、競艇施行組合は収益が改善せず3町への利益配当金が支払われない状況が続いたことから2010(平成22)年度をもって解散し、以降は芦屋町が財産および負債のすべてを引き受けた上で単独開催している。
TF式分類 第1種 II類
登頂日 2010年5月3日
 2010年5月3日の登頂記録

夢リア展望タワーはボートレースの本場開催日および場外発売日に限り登頂可能なので、訪問の際には公式サイト等でスケジュールを確認しておく必要があります。もっとも、年間を通じて閉場する日はごく僅かです。

ボートレース芦屋は通常なら入場料100円が必要なのですが、今日は特別に無料開放ということでゲートはフリーパス。まっすぐ夢リアを目指します。

しかし困ったのは場内での撮影が禁止されていること。これまで数多くのタワーに登ってきましたが初めてのケースです。場所柄あまり客層がいいとは言えないのが現実なので、カメラを向けることによって無用なトラブルが発生するのを防止したい意図があるのでしょう。たいへん残念ですがここに掲載できるのは外観写真だけです。

ちなみに展望ラウンジからの眺めは航空自衛隊芦屋基地が目を引く程度で、あとはごく平凡な地方都市の風景。眼下の競走水面はスタンド棟に遮られて手前側が半分見えないので観戦には向いていません。ラウンジ内は床面全体に付近一帯の航空写真が貼り付けられているのが特徴的です。

ボートレース芦屋にはオリジナルキャラクターの「アシ夢(あしむ)」がおり、場内の売店や通販で関連グッズを購入することができる。
ボートレース芦屋

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