黒島ふたたび
( 2006.7/16-7/24)

 



昨年訪れた黒島
今年も惹寄せられ...
今年も魅入らせられ...

というわけでこの旅は
sightseeing
な気持ちとは少し違う

まったりと
湯治にでも行くような

そう「島治」の旅です



波で洗って

真昼の月が心の残像とも

白い砂よ心象風景を無に導いて




タオルを肩にかけ
お風呂に向かうように
ふらりと海に
魚たちと戯れたり
ひがな一日
空と海ばかりを
眺めていたり
ビールしたり




引き潮の浜は波を優しく止めて

復刻缶オリオンは優しい気だるさを

音をたてずに撫でる優しき風よ




陽が沈むと
深い「闇」ではなく
澄んだ「黒」へ
月明かりよりも
競い合う星々の瞬き


天の川流れてよ
流星よ叶えてよ



辺りがさらに暗くなれば
三線の調べ響き
「みやき荘」の第二幕
宿泊者のつどい
クラブがじゅまる



夜明けまで
飲もうよ
歌おうよ

もっともっと
話そうよ

島よ聞いてよ



夕暮れの道は静かで

大きな樹よ大きな胸のように

みやき荘は夜を待つ 朝を迎えるために




沖縄なんだから
小島なんだから

なんていうふうに

気負わずに
身構えずに


さりげない糧
これが日常
誰もが過ごしている

いつもと同じはず



朝ごはんが基本

みやげ品も手づくりで

疲れを癒す夕飯は飽きない普通さで





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