2005 阿嘉島へ(05.10/30-11/3)

 

[まったり旅情編]


阿嘉島
にやってきました。

この島は沖縄本島から高速船で70分程度
二十数島からなる慶良間諸島の中の島で
(人が住むのは
渡嘉敷・座間味・阿嘉・慶留間の四島)
座間味島のすぐ隣に位置し、慶留間島・外地島という
二つの島とは橋で結ばれています

1945年3月26日米軍の沖縄攻略の第一歩が

阿嘉島

悲しい記憶の残る島でもあるのです

平地が少ない山がちの島々…島に迫る軍艦の大群

山中に隠れる日本兵と海からの米軍に挟まれ

集団自決に追い込まれた島人たち…
味方である筈の日本兵による虐殺…

悲しい運命に散った多くの御霊が眠る島々なのです


(*´ェ`*)

そして、この島で飼れていた犬のシロくんが
座間味島で飼われていたマリリンちゃんに会いに
3キロの海を泳ぎわたるという素敵な実話が残ります
(映画化もされました 
「マリリンに逢いたい」
残念ながら二匹とも、いまはもうこの世にはいませんが
阿嘉島にはシロ(写真右上)座間味島にはマリリンの銅像があります


人口は340名ほど、集落は一所にあつまっている、小さな町です
これといった観光スポットがないところが逆に
魅力的
買い物も必要最小限の食品程度で、お金もあまり必要としません
が生活されている方々は、何かと不便です
古くから漁業で生計を立ててきた海の町、平地が少ないので畑が僅少です
そのため、少々野菜が不足している感があります
そして離島に多い
水不足も、時には深刻化します
この日も隣の座間味島では給水制限が行われていたようです


もう島人にとっても、
冬間近です
でも…やっぱ!海(^^)11月だというのに
泳いじゃいました(島人はもう泳がない)
だってお日様が出れば、まだ30度近くなったりするんですもの♪
確かに水は結構冷たいかも…(笑)
ここの海が、めちゃ青いのは遠浅じゃなく結構深いからでしょうか
海水浴というよりは、ダイビングやシュノーケリングが盛ん
もちろん透明度も海中風景も最高です!

島を散策していると、漁協前で巨大な魚を解体中(写真:上中)
ロウニンアジという魚だそうです
味はアジだよ(ーー;)って。。。。教えて下さいました
脂が乗っていて美味しそう〜食べてみたかったにゃぁ....


国の天然記念物
ケラマジカくんに出会いました
もとは薩摩から持ち込まれたようですがこの近隣の数島にしか生息しないそうです
小柄でやさしい目をした鹿さんです(北海道の鹿は気性が荒い感じ)

そして旅行者にも島人にも、なくてはならない
郵便局
大きな荷物も、お小遣い切れもここさえあれば安心♪
宿のスタッフさんに教えてもらって...観てきました
局内には、
米軍艦に埋めつくされた島の写真があるのです......言葉が出ません


島に共通なのが、旅人にも優しく声をかけてくださるとういう点です
やはり「海」が近いのが島ですから、ひと声の習慣って大切なことかもしれませんね
宿のスタッフさんも、外出前には、さりげなく行動予定を聞いてくださいます

しかし…いったい何の
集金だったんだろう?<^!^>


フリーでランチできるお店はあまりありません 夜も外食店は数少ないのです
お宿に予約しておくと作ってくれるところが多いのですが、ぼんやり時間を気にせず過ごしたかったので
港近くで見つけた
パーラーで、沖縄そばタコライス、そしてオリオン生!これは旅に欠かせません (・・*)ゞ

島の手作り豆腐店(火・木・土のみ営業)さんに
豆腐を買いに
朝早く行けば買えると聞いて、
早起きして(旅はいつも早起きだけど〜笑)
が…その日はすでに予約分しか残ってない...
┌|゚□゚;|┐!!

それなのに....少しでよければって分けてくださったんです
(ってことは
どなたかの分が減ったのかなぁ)<(_ _)>
二人でおつまみにするには十分な量なのに「
御代はいらないよ〜」って
優しい笑顔で言ってくださって感涙でした

豆乳はあったので求めさせて頂きました(たっぷりで¥100)
ほんのり塩味がたまらない島豆腐好きの私なのですが

めちゃ美味しかったです!

今度は前日に予約しま〜す(。・_・。)ごちそうさまでした


自転車をお借りして、橋を渡り
慶留間島へ(レンタカーはありません)
この島も、のどかな旅情をかきたててくれる静かな島です
こちらの人口は80名ほど、さらに小さい島なのです

そしてなんと言っても、海岸線を走る周回道路からの海海海!
こんなに濃くて
鮮烈「青い海」を見たことがありません

沖縄の島々の中でも、ここ慶良間の海は格別の感動です


19世紀後半の築造と言われる国指定重要文化財の「
高良家
こんな、立派な沖縄家屋でごろり横になってお昼寝できたらどんなにか幸せなことでしょうか…
とても親切な管理人さんが、方言を交えながら楽しく案内してくださり、三線も聞かせて頂きました
この住宅の柱や塀にも戦争の傷跡は残ります 未だ銃弾がめり込んでいたりもするのです


さらに橋を渡ると
外地島に渡ります
この島に
慶良間空港があり、9人乗りの航空機が沖縄本島と結んでいます
この空港があるだけの
無人島
利用者が少ないのか就航停止の話も…一度乗ってみたいなぁ〜



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