sports silvia on WEB

アーシングケーブル敷設 (02年1月13日)

材料

耐熱アースケーブル(14sq)青色を 5m程度.360円/m.
圧着端子14-6を中心に,14-8,14-10をいくつか.1個 数十円.
スリーブ端子の部分のカバー.ケーブルと同色のものがおしゃれです.1個 数十円.
タイラップケーブルをまとめるために使います.1袋100円程度

必要工具

計画

最近流行りのアーシング(アースボンディング)チューンです. アーシングとは、その名の通り「マイナス配線の強化」です. 電装機器のマイナス配線は,ボディとかエンジンとかに直接アースされています. ボディってのは鋼板なのでインピーダンスが結構高い. エンジンは,高温の塊なので,やはりインピーダンスが高くなります. 純正のアース線はいかにも頼りなさげ. そこでボディやエンジンの各部などからバッテリーのマイナス端子へのアース線を追加してやることでインピーダンス低減を図り,きっちりアースをとってやろうというものです. 一般的には,これにより,低速トルクや燃費が向上すると言われていますが,別に性能が向上してるわけじゃなくて,あくまで電装機器がきっちり動く環境になっただけのはずです.

アーシングはおお手軽 DIYとして前から気になってたのですが,なにぶん工具が高い! 14スケが圧着可能な圧着工具は,なんと 9000円くらいします. そう何度もやる作業でもないのにこの投資はなかなか勇気が要ります. そんなとき,Webでお知り合いになったヴァリエッタ乗りのしゃおらさんが工具を貸してくださるとのことでしたので,お言葉に甘えることにしました. しゃおらさん,ありがとうございます.

しゃおらさん流 取り付け手順

今回,しゃおらさんに徹底的にお手伝い頂きました.^^; ありがたや,ありがたや.

  1. エンジンルームを見回して,アーシングポイントを考える
    今回はアーシングポイントを以下に設定しました.

    で,今回の配線は,このようにしました.
    1. バッテリー(−)→ 純正ボディアース
    2. バッテリー(−)→ 運転席側ボディアース
    3. バッテリー(−)→ エンジンヘッドカバー → エンジンシリンダーボディ
    4. バッテリー(−)→ エアフロ → ストラットタワー
    配線図はこんなかんじです.(系1,2はバッテリーから分岐させて線をまとめてます)

  2. 現物あわせで,ケーブルの長さをカット.

  3. 先にスリープを通しておいてから,端子を圧着してケーブル作成.分岐点は,22sqの端子に14sqケーブルを2本挿して作ります.

  4. ボルトで締め締め締め〜
    それぞれの締めッぷりは下の通りです.

  5. 万が一ケーブルが外れてもベルトに巻き込んだりしないように,タイラップで固定.
    写真は,フロントラジエータのとこにケーブル通してくださいなガイドレールを発見したの図.

  6. 完成

インプレッション

エンジンルームの雰囲気はこのようになりました. 美しい・・・(笑). 実際,一番の効果はこのドレスアップ効果かもしれません.

性能面での効果のほどですが,低域トルクが若干上がったようです. 発進がやりやすくなってます. アースが弱ってる旧車と違い,S15はまだまだ新車なだけあって,劇的な効果とまではいかないようです. とはいえ材料費も安い(2〜3000円程度)ことですし,高価な工具さえ確保できればチャレンジしてみる価値はあるかと思います.

んで,いろいろ調べてると,どうやらインマニへのアーシングが効果高いようです. 今回,やるのを忘れてました. 近いうちにぜひともやっておかないといけませんね. しゃおらさんと,第2回アーシングオフ会をやるときに試してみようと思います.

[TOP Page]
Daisuke TOKUNAGA(dai-chan@gray.plala.or.jp