昔の様子を知っている者としては，今の様子は惨状とも言っていいような状況です．人もほとんど歩いておらず，店も閉店しているところがたくさんあります．一番向こうの突き当たりは，もともと映画館でその後中央市場というスーパーが営業していましたが，だいぶ前に廃業．今は何もしていません．

通りには朽ち果てて，原型を止めずに放置されている建物も散見します．ひどいありさまです．
どんどん人々が町を出て行きます．それは，働くところがないから，高齢になって田舎には頼る人がいないから，年をとって健康が不安で大きな病院のある都会が安心だから，そんな理由が多いのです．いったい日本はどこに向かおうとしているのでしょうか？日本の文化を支えて継承してきたのは，都会ではなく地方ではなかったのでしょうか？地方社会の崩壊は，日本の文化の崩壊につながります．今の日本は地方に住んでいる人を軽んじています．バカにしているといっても良いでしょう．しかし，このような状況で地方で生活できる人々は，エリートであると私は思います．少なくとも都会に住んでいる人たちに引け目を感じることはありません．私はそう思います．

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