螺湾地区,茂螺湾川周辺で相次いで動物化石が発掘されています.1976年7月31日にここで地質調査を行っていた大学院生が,世界で初めてベヘモトプスという動物の化石を発見しました.それから4年後,さらに新種のクジラの化石が次々と発見され,学術的に非常に注目されています.この地域は川が周辺の地層を削ることによって,さらにたくさんの化石を露出させる可能性があり,今後も大発見の期待大です.町ではこれらの貴重な化石群を保存,研究するため,現在博物館を建設中です.山中のこの地域から海中生物の化石が発見されたことは,この当時足寄町周辺が海だったことを示しています.

Aetiocetus polydentatus(エティオケタス ポリデンタツス-足寄クジラ第12標本)の頭骨

kaseki1.jpg (22318 バイト)

発掘現場には標識が建っています


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