利別川が,本来の中心市街との境界に流れており,そこに架かる橋が両国橋です.川の西側がもともとは西足寄町で十勝国支庁に属しており,足寄村は釧路国支庁に属していたことから,二つの国を結ぶ橋の意味で両国橋と名付けられたのでした.1955年に二つの町は合併して足寄町ができました.
ここには古い役場(郷土資料館)がありましたが,数年前取り壊されました.門だけが残っています.とても威厳がある建物でした.以前の勇姿はこちら.
古い碑が敷地にありました.開拓の功労者の名がありました.
旧役場の近くにあった,古い小道と松が残っていました.
地域のよりどころだったのでしょう,稲荷神社があります.最近修復されて新しく赤く塗り直されています.
昨年夏,台風による川の氾濫でこのあたりは大きなダメージを受けました.今はすっかり片付けられていますが,水につかった家がどうなっているのかはうかがい知れません.今も川の護岸工事が行われています.昔は子供があふれていて,あちらこちらから遊ぶ声が聞こえていました.今は子供どころか,人が歩いている姿を見ることも少ないです.高齢化が進み,災害に対しても自分で身を守ることができない人が大部分になっています.ますます行政の手腕が問われるところです.