10月26日の『筑後川』IN朝倉2008を前にして関連企画が行なわれました。その第1弾が「三連水車と歌う筑後川」

三連水車で演奏会


                                       (朝日新聞 9月15日朝刊)

9月14日(日)、南の海では猛烈な台風13号が吹き荒れ、練習会場となる朝倉市は怪しい雲行き。
  現田先生をお迎えして午後1時半から本番と同じ朝倉市・ピーポート甘木で、『筑後川』の合同練習が始まりました。
  参加者は315名。今年も鹿児島、下関、竹田とはるばる参加してくださいました。3時間にわたり 今回も熱のこもったきめ
  細かい指導が行なわれ、その結果を持って、練習会場から車で20分のところにある「三連水車の里あさくら」に移動。

  ここは筑後川から水を引き入れるための三連水車が回る田園風景の一角、日田へ向かう国道386号線沿いの観光物
  産施設。耳納連山を見渡し、のどかに三連水車が回っている。その広々とした芝生の上に、合同練習を仕上げた合唱団
  の人が三々五々集まってきて、午後5時半から大空の下で思い切り練習の成果を披露しました。
  観客は? この施設に、遊びに来たり、お土産を買ったり、お茶を飲んだりして、この時、この場にいた幸運な人たち。
  思わぬコーラスの演奏を遠巻きにして楽しんでいただきましたよ。  

                           


演奏を終わって遠巻きの観客に手を振って挨拶をされる現田先生。
  合唱団の背後に三連水車が見える。本物の水車はこの場所から5分ほど歩いたところにあるが、9月一杯は回っている。
  筑後川の本流からこの地方の水田に水を引き入れるために三連、二連の水車があちこちに点在している。
  土手の向うに筑後川が流れており、筑後川と並行して耳納山脈が連なる。2003年に『筑後川』コンサートの「ダムにて」
  の会場になった吉井町(現・うきは市 写真左奥方面)に位置する連山の最高峰・鷹取山(821m)から尾根を伝って久留
  米市の高良山(312m)まで22km、屏風を立てたように連なる日本で、いや世界でも珍しい連山です。
     因みに写真右手奥に当たる連山の麓に我が家は在る。