詳細は判りませんが、1960年代後半〜1970年代の物と思われる国産ギターです。

薄く軽量なボディにピックアップ一発というシンプルなモデルです。
サウンドも歯切れが良く、好感が持てます！

今回は安心して長く使えるギターにして欲しい、古く劣化したパーツは全て現代の物に交換して欲しいとの御依頼です。

指板の狂いが大きいので削って修正しました。
指板Rも変更しました。

フレットは国産のミディアムサイズに打ち変えました。

ペグも交換するので取り付け穴を修正します。

ピックアップはハウリング防止加工をします。

この手のピックアップはコイルやマグネットがしっかり固定されていないのでハウリングを起こしやすいです。
これはこれでビザールらしい（？）倍音豊かなサウンドなのですが、ハウリングは困るので対策して欲しいとの事でした。

コイルは専用のワニスを染み込ませて固めます。

その後、溶かしたワックスを隙間に流し込みつつ元通りに組み立てていきます。

ポットやジャック、配線材等は全て交換。

コントロールキャビティは銅箔でシールド処理を施しました。

その他パーツはできるだけクリーニングし、組み込んで調整します。

ブリッジは土台をアルミで製作し、交換しました。

見た目はあまり変わりませんが、弾きやすさや信頼性は格段にアップして生まれ変わりました！

1800191