ゲンブリ ペグ取り付け

ゲンブリ、こんな楽器です。
北アフリカのモロッコ辺りで使われる弦楽器だそうです。

木製ボディで表面はヤギや羊等の皮が張られています。
何とも言えないあたたかい音。
弾きながら表皮を叩いたりもするらしい。

弦はガット弦で、ネック側は皮紐でくくりつけてあるだけ。
皮紐の摩擦だけで止まっているので安定しません。
チューニングする時は少しづつヘッド(?)側に引っ張り上げるだけ。結構力がいるし、加減が難しいのです。

さすがに使いにくいのでペグを付けて欲しいとの事です。

ネックはただの丸太で、安定しないのでちょっと加工しづらいですね。

かなりフリーハンドに近い加工ですが、うまくいきました。

ブリッジも作り直して作業完了です。

実は数年前にもゲンブリが来ました。
こちらはかなり大型です。

この時もチューニングしづらいとの事で、弦(ガット弦)を削って細くして対処しました。

まさかまたゲンブリが来るとは思いませんでした。。。

表面の皮のアップ。
白いのは毛です(笑)

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