Fender JAZZ BASSのリアピックアップを可動式に

おなじみFenderのジャズベースですが、年式によってリアピックアップの位置が異なります(70年代にリアピックアップが約1センチ、ブリッジ寄りになる)。

今回はそのリアピックアップを可動式にして、60年代と70年代のサウンドを1本のベースで出せないか?という要望です。
ライヴ中、曲によって使い分けたいとの事でした。

他のショップではできないと言われたそうですが、面白そうなので引き受けました。

いくつか思い付いたアイディアのうち、実現できそうなものを具体化していきます。

これはリアピックアップを取り付ける台座です。
この台座がピックアップごと前後にスライドします。

適当な木片に取り付けてテストしてみましたが、上手くいきました。
本体に組込んでも大丈夫でしょう。

ボディの加工に入ります。
ボディは作業の邪魔になるパーツを取り外します。

70年代のピックアップ位置にテンプレートを取り付け、ドリルとノミで大まかに加工した後、トリマーで仕上げます。

先ほどのピックアップ台座を取り付け。

この上にピックアップを取り付けます。

ノーマル位置(60年代)

ブリッジ寄り(70年代)

ピックアップ位置が1センチ程度変わっただけなのですが、音は結構変わりました!
当然ながらこちらの方がブライトになります。

このようにスラントさせる事もできます。

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