Gibson LG-1 フレット&ブリッジ交換

Gibsonの小振りなアコギ LG-1(1965or1967)です。

リフレットの依頼でしたが各部チェックしていくとブリッジも浮いてます。

こっちの方がヤバいので、お客さんの了解を得てココもリペアすることになりました。

この年代のLG-1はプラスチック製のブリッジで、裏からビス止めでした。

ブリッジはもう劣化&変型しており、ネジ穴やサドル受け部分に割れもあります。

依頼主はこのギターをメインにライヴもレコーディングもガンガンこなしているので、今後の事も考えて交換する事になりました。

ブリッジはエボニー材で新たに製作しましょう。

左が今回製作したもの。弦高の関係からオリジナルより少し薄くしてます。

カドの丸め具合など、オリジナルの雰囲気を壊さないように成形していきます。

ただし弦を通す穴より後ろの部分は強度を確保するため、2ミリ程長くしました。

ボディトップのふくらみを加熱&クランプで矯正した後、ブリッジ接着面の塗装を剥がします。

タイトボンドで接着し、クランプをかけて圧着します。

フレット抜き、指板を削って修正。

リフレット完了!

と、一行で済ませましたが手間も時間もかかってます。

作業中はつい写真を撮るのを忘れてしまいますね。

ナットは牛骨を削り出して新たに作成し、交換。

修理完了!

さすがヴィンテージ!

枯れたサウンドが絶妙♪

それでいて弾きやすさもバッチリ!

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