授業方針

*はじめに

  脱「ゆとり」が進んでいますが、「ゆとり」時代に増えた学校行事がほとんどそのままになっているので、勉強時間の確保が難しくなっているのが現状です。目標に合わせて、是非必要なものとそうでもないものを分類して、効率のよい勉強をしていく必要があります。
 以下、各学年での、当塾の目標としていることについてご説明いたします。 


*小学生の目標

 中学入試の必要な学校に進学希望の場合は、入試のための対応を第一に考えます。
 そうでない生徒に対しては、中学に入ってから良好な状態で授業を進めるための準備段階という位置づけで、国語の基本的な読解力、算数の計算力(特に、小数と分数)、英語のアルファベット、フォニックス(基本的な発音)、理科社会の、中学では、常識として知っておいて欲しいことを確実に身につける、ということを目標に授業を進めていきます。

 青雲・付属などを希望される場合は、学校の教科書に沿った授業に加えて、受験校の傾向に会わせて、難度の高い問題の練習を加えていきます。
 東高の中等部を希望される場合は、学校の教科書に会わせた授業に加えて、毎週、作文と、6年生には、適正テストの対策問題をやっていきます。
 いずれの場合も、週3回以上の授業になります。

 市立の中学に進学希望の場合は、学校の教科書に沿った授業になります。この場合は、週2回の授業でも結構ですが、国語の読解力を伸ばしたいと思われる方は、週3回にして、作文の授業を受けられることをおすすめします。この場合、力があると認めたお子さんには、中学の内容まで先取りした授業を行うことがあります。

 中学からでも間に合いますか、と言う質問をよく受けますが、今までは、市立中学の場合、国語に問題がなければ間に合いますと答えていました。しかし、「ゆとりの教育」をやめてから、中学の内容は、急速に元に戻そうとしているのに対して、小学校の内容は、徐々に戻している感じで、小学校と、中学校の間に、段差ができているようです。このため、中学1年から、きちんとついて行ける形を作るためには、小学6年の3学期からは、中学の内容を始められることをおすすめします。
 また、青雲中・東中を受験される人は、小学5年生以前からきていただかないと、効果を上げられません。

 英語に関しては、長崎の公立小学校の状態は文部科学省の目標とはかなりの隔たりがあり、2020年度からの教科書導入では、かなりの混乱が予想されます。現状でも、中学年の教科書は小学校での英語教育ができているものとの前提で作られているので、小学6年生の後半からは、中学の教科書の予習に入ります。


*中学1年生の目標 

 一応、1番遅れている人を基準にしてスタートします。中学生としての勉強の体勢を作ることが、最大の目標です。他の人に遅れず、塾の授業についてくること。数学の問題プリントを家で解いてきて、英語・漢字・理科・社会の暗記物を家で覚えてくる形ができること。本来授業のない日に、呼び出されるようでは、黄色信号です。
 今までの統計では、中1以前から来た人は、第一志望校の合格率が90%以上です。


*中学2年生の目標

 中2で起こりがちの中だるみを防ぎ、確実な力を身につけること。英語・数学に関しては、ここでほぼ勝負が決まるといってもよいくらいです。
 あるレベルより上にいると判断した人は、特英・特数の問題をやらせます。これは、高校に入ってからの準備のために、中学の教科書にはないが、今やっていた方がよいと判断したものです。しかし、これは高校入試には出ないレベルの問題になってしまうので、一応、志望校の合格ラインより上にいることが、最低条件になります。従って、2年生では、これが受けられるレベルになるということが、もう一つの目標になります。


*中学3年生の目標

 上下2つの目標を立てます。下の方は、志望校の合格ラインより上になること。上の方は、特英・特数のプリントを20枚以上やること。ここまでできると、高校1年で必要な基本的なことを、一応身につけたことになります。

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