◆跡部 景吾 名門氷帝テニス部の頂上に君臨する氷帝のプリンス。 「俺様」を素で言えるのは某ばいきんまんとこの男くらいのもの。泣かせた女は数知れずという経験豊富で派手な 女関係を送ってきた割には「想う」ことに慣れておらず恋した相手にどう振舞っていいか戸惑うような恋愛初心者。 ただいま人生初めての片思いに、日々悪戦苦闘中。 |
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◆忍足 侑士 インチキ臭い関西弁を操る、氷帝の丸眼鏡。とりあえず変態寄り。 その性癖を抑えることが出来ず主人公にちょいちょい妙なマネをしては、その度跡部からお仕置きを受けている。 彼も別に痛い目に遭いたいわけではないのだが、欲望に正直なので懲りずに同じことを繰り返す。 跡部の恋に協力したいのか邪魔したいのかわからない男。 |
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◆向日 岳人 喜怒哀楽を表情だけでは飽き足らず体全体で表現する氷帝の雑技団(1人だけど) こっそり跡部と主人公のやり取りを影から覗いたり何気にけしかけたりと、年相応にイタズラ好きで騒ぎ好き。 しかし、パートナー(忍足)の奇行には時々ついてゆけないものを感じる今日この頃。 とばっちりを受けてはたまらないので、最近では頃合を見計らって逃走を図るよう試みている。 |
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◆宍戸 亮 まったく関わる意志は持ち合わせていないのに面倒ごとを一身に引き受けてしまう氷帝の貧乏くじ。 口癖である「激ダサ」だが、言うたびに自分に跳ね返ってくるような気がして最近めっきり口に出す回数が減ってきた。 男気もあり、素朴で大変な努力家。何が悪いわけではない。しいて言うなら運が悪い。 主人公の境遇に深い共感と同情を感じつつも、自分のことでいっぱいいっぱいな日々を送る。 |
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◆鳳 長太郎 真意が読めない五月の風のような笑顔が眩しい氷帝の大型犬。 どこまでも善意で成り立っている発言と行動で、年上や先生のハートをがっちりキャッチしているが時折のぞく 『爽やか以外の不純物』の存在に、奥深さを感じる。 基本的に公平な立場にあろうとしているが、状況によっては簡単に寝返ってしまうので油断できない。 |
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◆芥川 慈郎 1日の半分以上は夢の中、という睡眠障害を疑いたくなる氷帝の眠り姫。 起きていれば異常なテンションでまわりをかき回し、肝心な時には熟睡しているというマイペースすぎる生態。 まずもって空気を読もうとしないのでナチュラルに跡部の怒りを買っているが、別に気にしていない。ポジションとしては 完全に主人公の味方であるが、展開をややこしくするのが得意なのであまり戦力として考えない方がよい。 |
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◆日吉 若 テニスを戦国時代に置き換え、下剋上を呪文のように唱える氷帝の若武者。 武士のような融通がきかないその頑固さは、時に頼もしかったり、大いに厄介だったり迷惑だったり。 主人公とは1年の時同じクラスであり密かに気があるらしいのだが、うかうかしている間に跡部の召使にされてしまうなど 恋愛面では意外と鈍くさかったりする。しかし負けず劣らず跡部も鈍くさいので、割合いい勝負と見た。 |
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◆滝 萩之介 常に雅やかな微笑みで対岸の火事を見守る氷帝の公家。 限りなく関係者でありながら、飛んできた火の粉をさりげなく避ける術を体得している美しきちゃっかりさん。 上品で物腰柔らかを保ちつつ、時折とんでもない大鉈を振るう等、緩急の付け方が素人ではない。 主人公から頼りにされがちな事、それを跡部が苦々しく思っている事、両方自覚した上で日夜にやにやしている。 |
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◆樺地 崇弘 おはようからおやすみまで(跡部の)暮らしをみつめる氷帝の良心。 純粋かつ命令に忠実で、無駄口を全く叩かないその気質は、ラピュタ城のロボットと若干かぶりさえする。 図体の大きさによらず意外なほど俊敏で、お呼びがかかれば恐らく五秒以内で現れる。 誠実な人柄は誰よりも信頼に足る存在だが、忘れてはならない。跡部の手下である。 |