|
||||||||||||||||||
上高地までは沢渡あたりから路線バスに乗って入って上高地ターミナルへ。河童橋から梓川の左岸の木道か右岸の林道を歩きます。テント泊でザックは70Lのオスプレー。20キロを
越えています。この重量で横尾までの3時間の林道歩きはきつい。徳沢園で昼食とコーヒーで長い休憩。槍沢のテント場へは5時間強の行程です。 |
||||||||||||||||||
9月の中ごろでしたが、混雑も収まり槍に行く人は少ない。
左は横尾山荘。槍沢に入り一の俣、二の俣を過ぎ吊橋を渡る と10分ほどで槍見河原です(右の写真) 岩の多くなった沢筋の登山道を登ると2時間弱で槍沢ヒュッテ に着きます。カブト岩という岩山を見てさらに30分登るとババ 平の看板の槍沢キャンプ場です。 |
||||||||||||||||||
テント場には清水が出ています。ここまで休憩を入れて8時間かかりました。翌朝食事を済ませて出発。河原の石包みの上を歩いて行くと、沢筋の登りになります。 20分ほどで水俣乗越への登りの分岐があり、さらに40分急坂を登ると天狗原との分岐に着きます。分岐から20分くらい登った所に2つ目の水場の沢があり水を補給しながら大休憩。 天狗原、氷河公園には最近野猿の群れが住み着いていて、この日もこの水場に群れがいました。 さらに道は急な登りになり、1時間半で槍の山頂が見えてきます。振り返るとカブト岩の岩峰の向こうに常念岳と蝶ヶ岳ヶ見えます。この辺が森林限界でハイ松と岩の景色に変わり高度 も2,500mをこえて少し空気が薄くなった感じがします。 坊主岩小屋という播隆上人がこもったという岩小屋跡の先に殺生ヒュッテとヒュッテ大槍への分岐があります。そのまま真っ直ぐガレ場の急坂を登ると40分で殺生ヒュッテ。 この分岐を、登る人が少ない東鎌尾根のヒュッテ大槍ルートに入ります。 |
||||||||||||||||||
稜線までは30分ですがかなり急な
九十九折で息が切れます。 登り切ると広場になっていて、殺生 ヒュッテへのルートも見えます。 小屋は一段低い場所にあり、 表にまわると表銀座の稜線や北鎌 尾根と独標、立山も見えます。 |
||||||||||||||||||
東鎌尾根ルートは岩の多いヤセ尾根。 左は山頂直下にある東鎌尾根のハシゴ。 50分で槍ヶ岳山荘に着きます。 山頂へは急な岩壁を登り鎖、垂直のハシゴをいくつも 登り30分。登りと下りでルートが分かれていて、山頂 手前には2本ハシゴがかかっています。下山も30分。 右は槍山頂への登り。 |
||||||||||||||||||
山頂には祠があります。
右は山頂から見た穂高方面。 360度、北アルプスのほとんどが見渡せる絶景は 達成感もひとしお。 山頂の登りも怖いですが、下りはもっとこわい。 下を見ずにハシゴを下ります。 下山は槍沢に下りず来た道をヒュッテ大槍まで戻り、 小屋の正面側から西岳に向かいます。 ここはかなりの難ルートで、急勾配の連続で鉄ハシゴ や木の階段が連続するヤセ尾根です。 最初からかなり急な下りを30分位で一旦緩やかなに なりますが、すぐ急坂の登り返し。 先にいくつかピークが見えます。 下の写真は中程のピークの下り。 右はその先のナイフリッジとピークのの連続する木の 階段。 |
||||||||||||||||||
上の写真の垂直のハシゴのアップ。西岳から縦走して来た大きなザックを背負った方が、 「途中で荷物を捨てようかと思った」と言ってましたが、その気持ちよーく分かります。 右はこれから行く難所の核心部のピーク。 1時間半の下りの後、西岳が目の前に迫る頃水俣乗越の看板があります。 この急坂を下れば槍沢までは1時間弱です。 |
||||||||||||||||||
上は西岳へ続く東鎌尾根。山頂の右下に西岳小屋
の赤い屋根が見えます。 登山シーズンの槍ヶ岳は、非常に人が多く山頂の 往復が1時間かかかるのでいつも順番待ち状態。 ゆっくり登れるのは残雪のある時期です。 この日は槍ヶ岳山荘以外の小屋は閉まっていて、 山頂には誰もいませんでした。 槍沢キャンプ場には日が落ちて真っ暗な中到着。 翌日は坂巻温泉で疲れを癒して無事帰宅。 北アルプスのランドマークは、何度来ても感動が 味わえる良い山です。 |
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||