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室堂ターミナルに着いたらまず水の補給。玉殿の湧水はやや硬水。剱沢キャンプ場にも水場があるので3Lだけ補給。石畳を下りみくりが池を過ぎ、血の池を見て下る。 | ||||||||||||
雷鳥沢へ下る石段はかなり急で長く、下りは良いのですが帰りの登りではかなり足にきます。称名川の源流に架かる橋を渡ればいよいよ登山道。 | ||||||||||||
対岸に分岐があり真砂岳、大日方面、剱御前小屋と分かれます。 剱御前小屋への直登 ルートは別山尾根より早いのですが急登坂です。剱御前小屋に着くと、剣岳が見えます。 |
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小屋の横に剱沢と別山 雄山方面の分岐があります。剱沢への下りは岩の多いガレた道。 | ||||||||||||
7時間かけて剱沢キャンプ場に着きました。テント場はゆるい斜面でその先に管理棟と救助隊の詰め所があります。トイレは別山側にあります。 雪渓から引いた水場は、管理棟の前が消毒した清水、中央の水場は消毒していないとの事。飲んでも問題ありませんでした。この翌日渇水のため水が止まってしまいました。 2日目 朝5時にキャンプ場を出発。剱本峰は雲がかかっていますが天気はまあまあ。気温は15度位でやや肌寒い。 |
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この日は暗い内から登山道にヘッドライトが動いていました。剣山荘からもたくさんの人が次から次と出発して行きます。 | ||||||||||||
最初のピーク一服剱まではゆるい登りが続き、最初の簡単なクサリ場をこえガレたゆるい登りを登りきると山頂はちょっとした広場になっています。 | ||||||||||||
一服剱を越えると前剱が迫ってきます。一旦鞍部に下りて登り返し。ピークに近づくにつれて傾斜が増して行きます。大岩(右の下の写真)を越えると前剣の山頂はすぐです。 | ||||||||||||
前剱を下ると門という1枚岩があります。登山道は橋を渡りクサリを頼りにトラバースして
反対側に回り込みます。 足場がしっかりしているので怖くありません。同じような絶壁を降りますが高度感はあまりな のでゆっくり行けば問題なく越えられます。 ここを越えると先の平蔵の頭まではゆるい登りになります。 頭の頂上は広場になっていて、最後の難所カニの縦這いの前に一休みできます。 |
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平蔵の頭の先が
平蔵のコル。 登りと下りが別 れています。 かなり急な岩場 を下り鞍部に下 りるとその先が カニの縦這い。 この日はガイド に連れられた団 体が複数いて渋 滞していました。 |
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垂直に近い岩壁にクサリが架かり、打ち込まれたボルトを足掛かりに15mほどまっすぐ登ります。高度感はありますがゆっくり確実に登れば危険はありません。
その後は足場が広い傾斜のきつい岩場を登りきると、カニの横這いとの分岐がある稜線に出ます。 |
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コマイヌと如来像のような奇岩が見えます。 | ||||||||||||
山頂は岩が積み重なったピークで、小さな祠の先に三角点があります。
この祠は何度も落雷や雪で壊れて建て替えられた物です。 かつて測量隊が発見した剱と尺丈があった窪地は今は岩で埋まっています。 この日は、早月尾根や小窓を登って来た登山者も次々とやって来ます。 3時間弱で登りましたが、山頂はガスで見通しは効かずどの山も見えませんでした。 剣岳は登るだけで充分満足感が得られる魅力がある山です。 ただし油断すると危険で、この日も3,4件の事故がありました。 山頂でゆっくり食事をし休息して、帰りの難所カニの横這いに備えます。 |
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下山路のカニの横這いは、最初からクサリを使った垂直下降のようなルート。 | ||||||||||||
オーバーハングしている先の見えない
岩をクサリを頼りに足場を探して下りる と、正に横這いにそのまま移動。 その先に垂直の長いハシゴがあり、こ れを下ると横這いは終わり。 ハシゴを下りた先にトイレと、岩小屋の 跡があります。 下が登りルートになっているので、落石 には充分注意します。 平蔵のコルをクサリで登り、来た時に休 んだ頭の広場で剱本峰を振り返り登頂 の余韻に浸ります。 |
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入山したのが5時で、剱沢キャンプ場に戻ったのが午後5時。
下山するとガスが消えて本峰まできれいに見えていました。 剣岳は眺望がなくても登る喜びがある山で、難ルートなだけに達成感がひとしお。 何度も登りたくなる格別な登山の楽しみが味わえる名山でした。 この後剱沢で1泊し、翌日は雷鳥沢で温泉に浸り無事に剣岳登山は終わりました。 初めての方でも、ガイドを頼んで登れば安全に登れます。 ぜひアルプスきっての難コースの登山をお楽しみください。 |
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