天狗原山 2,187m 金山 2,245m 2007年11月3日 難易度 中
ルート解説 : 隠れた名山天狗原山、金山は山頂は平らで秋には一面お花畑になる美しい山です。入山口は妙高高原笹ヶ峰から小谷温泉へ通じる林道の小谷温泉寄りにあります。

険しい山道や沢を渡り、枯れ沢を登り、ブナ立尾根というヤセ尾根登ります。天狗原山と金山は森林限界を越えた笹原が広がり非常に美しい奥山です。

夏から秋のトリカブトやキスゲの花のシーズンがおすすめです。

妙高小谷林道入山口−きつい登り1時間−水場−枯れ沢やアップダウンを1時間20分−ブナタテ尾根−木の根が多い急な登りを2時間−天狗原山−平坦な稜線40分−金山

同ルートを下山 3時間20分 全行程 8時間20分

新潟県境の隠れた名山天狗原山と金山へ登ります。白馬から小谷村へ国道148号線を行き、小谷温泉の看板のある信号を右折。奥小谷

温泉の露天風呂の先の看板を右折し笹ヶ峰林道へ。林道を10分ほど走ると入山口。小さな看板がありますが注意しないと見落とすかも

5台ほどの駐車スペースがあります。看板の脇にかなり細い杣道がのびています。

見通しの効かない九十九折の急坂

を1時間ほど登ると水場があります

ここは見晴しが良く木々の間から

アルプスや戸隠山も見えます

道はさらに急になり、いくつか涸れ

沢を渡りアップダウンが続きます。

岩だらけのV字の谷を20分位登ると

草地に出ます。

その先に断崖の痩せ尾根が続き

木が多い谷筋の稜線を行きます。

1時間ほど歩くと視界が開け、ガレ

場の急斜面にロープがかかってい

り、ぬかるんだ足場の悪い急坂に

なります。(上右)

その先は日陰に雪が残るブナタテ

尾根というヤセ尾根です。

左手に雨飾山が見えます。

道はアップダウンを繰り返し高度を上げていきます。

道をふさいでいる倒木を乗り越え、藪の茂った細道を抜け、九十九折の

森の急坂を登ると森林限界を越えて笹原の急坂になります。

2時間ほどで坂を登りきると天狗原山の稜線です。

突然視界が開けて焼山や火打山、妙高などのパノラマが広がります。笹ヶ峰の堰止湖も見えます。

天狗原山はなだらかな笹に覆われた平原です。夏から秋にはトリカブトの青い花やキスゲなどが咲き乱れます。山頂は高い木がないので、風が抜けて気持ち良く歩けます。

道の脇にお地蔵さんが祭られている

笹原を行くと、金山が見えます。

金山もなだらかな笹原の優美な山。

急坂を下り鞍部から笹原の道を登り

返ししばらく行くと目の前に焼山が

せまって来ます。

谷川の山腹に山頂へ向かう道が続いています。山頂は一番奥のピークで木立の中の広場になっています。ルートは焼山まで続いてます。途中の草原に雷鳥一家が住んでいます。

この山域は、夏から秋にかけてのお花畑を楽しむのが一番です。ちょっとルートが長く初心者にはいきついかも知れませんが、変化に富んでいて落ち着いた山旅が楽しめる名山です。

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