のが見えます。登山道はゆるい登りで尾根を越えて不動沢に下っていきます。巨岩に沿って沢の右岸を登る。道は整備されて歩きやすいが根に乗ると良くすべる。

傾斜はゆるいけれどアップダウンが多い。濡れた岩で滑らないように慎重

に歩きます。

何度か川を渡り50分ほど歩くと樹林

帯の中のやや開けた場所で出る。

木のベンチがありその奥に不動滝

が見ます。

滑らかな岩肌を細い流れが落ちてい

る美しい滝です。

不動滝からはやや急な登りになり

あちこちに奇岩があります。

それぞれに看板があり秘境に入り

込んでいる感じ。

王冠岩という看板があるので見上げると、左岸に天を突くような大岩が聳え立っています。

ここからルートは瑞牆山の急斜面になります。

この日の前日に初雪があり、日陰の斜面に雪が積もっています。

斜度は2,30度ありますが、整備されたルートは明瞭で歩きやすい。

岩場に架けられたロープやハシゴを登り暗い森を進むと急に視界が開け、巨岩が積み重なった瑞牆山の山頂に出ます。

目の前に下からも目立つ鋸岩が聳えています。左は金峰山から続く奥秩父の山並み。正面右に富士山、その隣が南アルプス。遠くに八ヶ岳や中央アルプスも見える抜群の眺望。

こちら側は日当たりが良く雪も消えかなり暖かい。

ルートは急斜面で、岩だらけのガレた道。ロープを伝い岩のトンネルを抜け慎重に下ります。

川を渡り対岸の丘を巻くように登って行きます。小尾根を登り下りきったところが富士見平小屋です。小屋の前はテント場になっています。この小屋は素泊まりのみの営業。

林道を少し下った分岐を右に行きます。まっすぐ行くと瑞垣山荘。樹林帯の尾根道を下っていくと1時間半ほどで植樹された森に出ます。植樹公園です。この辺りは何本も道があります

が、いくつも看板があり右の方へ降りていくと、30分行くとほどみずがき林道の舗装路に出ます。舗装路を右に登ると駐車場のあるみずがき自然公園に出ます。

そのまま直進すると小川山林道に出ますので、右折して駐車した終点へ。

シーズン中は観光客でたいへん混雑しますが、夏のシーズンを外せばゆっくり山旅が楽しめ

ます。